それは、夫。
息子が「ぶどうが欲しい〜」て言うから、買い出しついでにぶどうを買った。
つもりが、実はアメリカンチェリーやったという…
そのチェリーね、すでに茎を外してあるねん。せやからうっかり君の夫には綺麗な赤い丸いぶどうと見えた模様。
でも面倒くさがりの息子はチェリーに種が入ってるのが好きやないねん。クソ贅沢なガキやで
うちに言われてそれを知った夫、何かゴソゴソしてると思ったら、チェリーを半分に切って中から種を出してた。
(゚Д゚)ハァ?
わからん、うちにはわからん。
なんでそこまでして五体満足で風邪ひきですら無くスマホ見てる息子のために、そんな七面倒臭いことができるんや
息子は慈母っぽい父親が出してくれたチェリーをぺろりと食べて「美味しい」言うとった。
美味しい言うだけやなく、土下座して感謝せんか〜い
そして夫は娘が望むものはなんでも叶えてやりたい親ばか君。
昨日日曜は、高級鳥を扱うお店へ遊びに行った。
コンゴウインコ、タイハクオウム、コニュア(コガネインコ)、カイーク(シロハラインコ)、そしてオカメインコなどなど最低100ドル以上の鳥ばかりがいる(あ、カナリアもいるわ〜)。
娘はオカメインコが欲しくてたまらんのよ。
確かにオカメインコは優しく大人しく甘えん坊で鳴き声もうるさくない(キツイ性格の子もたまにいる)。
セキセイインコの次に飼いやすい部類。
せやけど、うちは反対です
手乗りのセキセイインコやカイークと同じで、甘えん坊で誰かに懐いているインコを置いて旅行に出るのが可哀想なんよね。
預かってくれるところはあるけど、言葉が通じない鳥には「え、なんで? 飼い主は!?」と理由がわからず非常に寂しい思いをすることになるやん。
で、鳥の店でず〜〜〜っと穏やかなオカメインコを手に乗せてうっとりする娘を見た夫は、昨夜「オカメインコを飼おうよ」てうちに言うてきた。
いや、せやからやな、インコが可哀想や言うとるやん
「旅行なんてしょっちゅうするわけじゃないし、大丈夫」
いや、うちが飼ってた手乗りインコも飼い主不在にはむっちゃストレス溜まってたって。
なんちゅーかさ…フランス人は大好きバカンスに出る時、ペットを道端に捨てていくねんで
預けるとお金がかかるし、誰かに世話を頼もうにもみんなバカンスに出て誰もおらへんからかな。
そうやって田舎道に捨てられる犬や猫が毎年大量にいる、って夫も言うてたけどさ、ちょっと理解できへん自己中っぷりな中華根性やわ。
夫はさすがに生き物を捨てることはせんけど、他所に預けることは平気なんよ。懐いてる手乗りインコを飼ったことが無いから、どんなけインコも愛情深くなれるか知らんねんな。
そんなわけで、またうちが悪者になって「No」を言いまくってます
さらに、夫が「僕の両親がこっちに来るんは難しいけど、僕たちはフランスへ行くことが出来る」「夏に両親に孫たちと過ごす時間をあげたい」と具体的に言い出した。
嫁、沈黙。
夫の希望を聞いた子どもたちは「日本へ行きた〜い」と騒ぎ出した。
特に娘は前回が2歳やったんで何も覚えておらず、可愛いものが大量に溢れ美味しい日本食三昧の「日本にいつ行けるの?」と。
これについては「今の日本の夏は酷暑やから、おかんが暑さに耐えられへん。それに今年はオリンピックやから色々無理」と却下した。
夫と子どもたちだけでフランス行ってくれるんやったら、うちは構わんねんけどね〜
インコと庭の世話して、快適な南カリフォルニアでの〜んびりお一人様な2週間も悪くない。
夫達を空港へ送迎もするから駐車場代もかからず、経費節減。
家族にとても優しい夫の希望を叶えてやりたいのは山々やけどな。
Noと言わずに態度で示して沈黙を守り続けてます。
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