週末にXスポーツのスキーをTVが中継してた時のこと。

 

Xスポーツ(エクストリーム・スポーツ)という範疇に入るのは、スケボーやBMXが先駆。空中でくるくるジャンプしたりレールに乗ったりという「ちょ、危なっ、やめなさい!滝汗」ておかんなら言う類の曲芸的なもの。

スキーのモーグルも途中で入れるジャンプが相当アクロバティックやね。

 

うちはしばらく見たあと、CMで長時間中断したんでダイニングテーブルで別のことを始めた。

そしたらやってきてテーブルについて何かを食べ始めた息子。

Xスポーツすごいな〜て息子がTVを見て言うんで、せやね、とチラッと見たら別の会場における夜の試合(←録画)が写ってた。

 

そしたら息子がいきなり「タネっ」て叫ぶやん。

 

タネ?

 

「タルっ」と再び叫ぶ息子。

 

なにそれ?「トンネル?」と聞き直すおかん。

 

息子は「タルっ、タネルっ」としか言わへん。

 

タは弱めでネのNにアクセントで最後は舌が口蓋上部に付いてる息子の口元が外人っぽ〜いとうちは観察しつつ息子の顔をじーっと見てたら、息子が「タネルわからへんの!?」てえらっそーに言うから、こっちもむかつきますね、はい。

 

結局それは「トンネル」やったんよ。

うち、1回「トンネル?」て確認したのに、それが日本語での言い方やから息子は理解できんかったのか、できてもあえてタネルとうちにも英語発音をしてほしかったのか。

 

そこで何がタネルやねん真顔とTVを見て、うちは「トンネルちゃうやん、ハーフパイプやん」ておもくそ馬鹿にして言うたった。超大人げないおかん

 

息子いわく、TVの画面に「Tunnel」と表示されたとか。

なので「ああいうコースはハーフパイプって言うんが常識。TV局の阿呆が間違ったんや」と傲慢な大人っぷりを発揮しつつLongmanの英英辞典で「トンネルとは、地下に掘られた穴のこと」との説明を丁寧に読み上げてやった。

 

ここで終わると息子の増長が収まらんので、叩く時はとことんまで叩くおかんは追撃を実施。

 

そもそもやね、あんたはいつも単語しか言わへんから意味わからん。

自分だけ状況わかってる中、相手にいきなり一言だけ叫んで伝わると思うのがおかしい。

おかんは日本人やから英語聞き取りには限度がある。

それを馬鹿にするような態度は、日本語会話がろくにできへんあんたには許されへん。

だいたいさ、会話の流れで「電車に乗ってたらタネルに入った」「山中にあるタネルの中が暗くてジメジメしてた」て言われたら、こっちも「あぁ、タネルとはトンネルやな〜」って理解できる。

世界の常識はハーフパイプとも知らんくせに、えらっそーに「タネル」の単語だけ喚くな、どアホ!

純日本人のおかんにタネルの発音を強制するな、どアホ!

 

ダダダっと立て板に水でおかんに必要以上に叩かれた息子、だんまり。

(息子は、難解単語が無ければ日本語会話を理解できる低レベルバイリンガル)

こっちに少しでも分があれば、おかんは論争では負けへんっちゅーの。

てか、ハーフパイプでいちいち騒ぐなやチーン さっきの中継試合のがもっとえげつないことしとったわ。

 

ま、おかげでこっちは「トンネル」やなくて「タル(舌上げ上矢印)」てメリケンさんに言うたらエエんやな〜と学習できました(´∀`*)ウフフ

 

トンネルという簡単な単語ひとつにしても、大人は会話の中で文脈から瞬時に(アメリカ人が聞く場合は何やら怪しく、こちらにとっては聞き取りづらい)微妙な発音の単語を適切に判断するんやな〜とあらためて理解した。

さらに言えば、この判断が間違うことも頻発するし、判断の間違いは自分の願望や価値観に左右されると思う。

脳の働きってすごいね。

 

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