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なんとなく現場を見ているだけだと見逃してしまう違いというのがあります。
でも、違いに気がつくと思うのは「なぜ違うのか」その理由が気になってきます。
ここに二枚、2階南の部屋の工事中の様子をご紹介します。
まず、映像の中で違いを見つけてみてください。
ここには地震に強い耐震等級3にするために構造計算から指示された施工方法があります。
なによりも、在来木造とツーバイフォーの決定的な違いも、探してみると地震保険や
住宅火災保険料が半分近くで済む理由がわかります。
その答えは、後日。
ではその答えは・・・
映像ではわかりにくいのですが、左側の壁には構造用の合板が下地としてまず貼られてから
その上に石膏ボードを貼っていきます。
これは構造計算から指示されている工事です。
右の壁は石膏ボードになっています。
ここの壁は特別なことをしなくとも「耐震等級3」を石膏ボードと外部の合板で満たせるということです。
地震保険や火災保険が木造に比べて安くなる理由は・・・
構造用合板や石膏ボードが耐力壁として地震時に機能するのとあわせて、万一の火災が発生しても、
ファイヤーストップ構造になっていてるので燃え広がりにくいからです。
木造には上枠や下枠といった横方向での合板や石膏ボードを留める構造にはなっていません。
縦枠だけで留めている木造と額縁のように留めるツーバイフォーの構造上の違いです。