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イクメン鬱予防には?

2021年10月16日 | エッセー
もう、しょうがない。
私が、すべてを引き受けるしかないという状況に追い込まれたときに発露する。
それが、母性本能。


 昔の資料を整理していた時に昔、発掘してすっかり忘れていた珠玉の言葉を再発掘した。

 なるほど。
 だよね。

 母性本能って、そういうもんだよね。『最初から女性にあると思うな母性本能』って感じ?

 妊娠がわかった時、素直にうれしかった。
 でも、しばらくして、鬱々とした気分になっってしまった自分を思い出した。『あ~~、これで、私の人生は線路のレールを絶対脱線することのできない窮屈な人生になってしまった。』と嘆いた。だって、赤ちゃんがいたら、好きな時に好きなところへ一人で好き勝手に行くトいう類のジャンルが抹殺されるのだから。もう、すでに、この列車はスタートしてしまった。ひきかえすことはできない。あ~~~~。
 
 あの感覚を味わい、覚悟することで、きっと、母性本能は芽生えるのだろう。子どもが好きだから母性本能があるというわけではない。そりゃぁ、子どもを好きな人の方が産んでからのやり取りは上手かもしれないけれど、子どもが苦手だから私には母性本能があるかしら?と不安になることはないと思う。

 ほぼ100%の人が、子どもを産んだら、自ずと母性本能が芽生えてざるを得ないのだから。
 ただ、ごくたまに、出産しても母性本能が芽生えない人がいるようにも思う。ネグレクトなどの虐待をしてしまうような人たちは、線路を走っていく覚悟ができなかったから、母性本能が芽生えず、邪魔でめんどくさい存在としてしか赤ちゃんが目に映らなくなってしまったのかもしれない。
 脳のどこかにあるであろう母性本能の領域が何らかの理由で(本人も虐待を受けて育った?)砂漠のように枯れてしまった人たちなのかもしれない。
 もう、すでに十分すぎるほど過酷な人生を歩いてきたんだろうと想像する。

 思うに、おそらく、父親がシングルで育てないといけないような状況になったら、父親にも母性本能が芽生えるはずだ。

 夫婦、二人で育てるという場合、すでに女性が母性本能を芽生えさせてしまっていたら、父親になる男性には母性本能は芽生えにくいような気がする。父親は家計を支えるという線路を走るという使命を引き受けるのが自然かもしれない。
 ただ、最近は、見えない将来に備えて、最初から共働きを選択する夫婦が増えてきた。そうなると、私だって働いているんだから、家事育児も責任をもってやってほしいという不満が女性の中で芽生えてくるのも当然と言えば、当然。
 しかし、母性本脳が芽生えていない男性に、家事育児を分担するのは当然でしょうと言う風潮が圧をかけてくると、イクメンうつみたいになるパパが増えてしまう。
 パパに母性本能を上手に芽生えさせてこそのイクメンかと。

 何かいい知恵はないだろうか?

 体験がすべてだ。
 
 母と子の心理カウンセラーS先生は、生後3か月までは、お産により生じたママとの分離不安を取り戻す時間、パパの出番は生後3か月からとおっしゃっていた。実は、お腹の中でずっと一心同体だった蜜月が、お産で衝撃的な分離不安を味わって、ちょこっとママがそばにいないだけで、あの恐怖のお産の分離不安がよみがえってきて心臓がバクバクする世界に赤ちゃんはいる。だから、生後3か月は、いつもママがそばにいるよという設定により、ママとの分離不安を解消するための人生で物凄く重要な期間といえるのだ。
 ママは、赤ちゃんのそばから離れるときは必ず、その理由を伝えて、戻ってきたら、待った?ありがとうって必ず伝える癖をつけよう。トイレに行くときでさえ・・・・だ。「ママ、おしっこしたくなった。トイレに行ってくるからね。」と声かけして、「待った?あ~~~、すっきりした。」って声かける。
 しっかり、ママとの分離不安を解消して初めて、パパの出番となる。それまでは、パパはママの補佐役か。
 なので、パパの母性本能を開花させるコツの一つ目は、生後3か月を過ぎたら、母乳と母乳の間の4時間くらい、パパに預けて、ママはストレス発散。
 その間、パパは一人で赤ちゃんに対応しないといけないというプチ母性本能開花チャンスをゲットする。母乳の場合、ママがいないとめっちゃ困る。泣いても母乳の出ない乳首じゃ、どうすることもできない。不安でいっぱいだ。
 この気持ちを体験することが重要。
 いましたよ。実際、困った末に,本当に自分の乳首を吸わせたというパパが・・・。いいねぇ。

 訂正です。

 冒頭の言葉は、

母性本能とは、
後戻りできない立場に立たされた時、湧き上がってくる感覚。

でした。

 男性もいろいろだ。男脳がかなり優位な男性と女脳の比重が大きい男性。男脳と女脳は反比例。だから、父親(特に男脳がかなり優位な男性)に、イクメンを強要する前に、一度、わが子と後戻りできない立場に立たすという試みをやってみるのは、
 ワルクナイダロウ!
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