昨日、ある製薬メーカーの営業の方が、アデノウイルスのワクチンの説明に来られた。
ついに来たか。
子どものかかる感染症に対するワクチンが次々と定期予防接種化されて、子どもの後天免疫をつけるために必要悪であったはしかや風しん、おたふく、水ぼうそう、ヒブ、肺炎球菌、ロタなどのワクチンにより闘ってより強化された免疫を獲得してきたやっと見つけたアデノウイルスという必要悪ですら、ワクチンが開発された。
アデノウイルスにも感染できなくなったら、次は、どんなウイルスと闘って、ヒトは後天免疫を獲得するのだろう。
いたちごっこ?
このアデノウイルスワクチンは、実は、妊婦に接種するワクチン。
妊娠後期に接種し、ママが抗体を作り、胎盤を通して、ベイビーに抗体を受け渡す。抗体有効期間は6か月という。生後6か月までの赤ちゃんがアデノウイルスに感染し発病すると重症化しやすいので、その6か月のためのワクチンなのだそう。
ワクチンの働きは評価できる。
でも、ワクチンを保存するための保存料や、安定剤として入っている水酸化カリウムとかPH調整剤とかの添加物を口からではなく(つまり、肝臓の解毒機能という門を通過せず)直接筋肉注射や皮下注射により血液の流れに入れ込んでいくことは、本当に大丈夫なのだろうかと素朴な疑問を感じてしまう。
アルツハイマーの終焉に、全身麻酔やアマルガムの水銀や人工股関節などの異物などは脳がその脅威からシナプスを守るためにアミロイドβの蓄積を促す要因であるというようなことが書かれてあった。
母がアルツハイマーで、すでに全身麻酔体験があり、虫歯の治療にしっかりアマルガムがかぶせられた奥歯があるけれど全部金にする経済的余裕のない私は、もうこれ以上、アルツハイマーになるかもしれない因子を増やしたくない。
だから、ワクチンの添加物は脳関門を通過しないのだろうかといううっすらとした疑問が湧いてきてしまう。
カフェインは12歳以下の脳関門を通過する。なので、コーヒーは12歳から・・・とも言われている。
この世は、てんびん。
100%安全というものは、きっと、ない。
自分を知って、それなりに上手にてんびんにかけて選択していくっきゃない。
ママがそばにいてくれて、ニコニコ笑顔で看病してくれて、高熱が出始めたら、部屋をあったかくして、とにかく、せっせと水分補給をしてくれて脱水に気を付けて、ウンチが出ていなかったら、ウンチを出すようにお腹をさすったりして・・・。
そんな環境が確保できるなら、赤ちゃんも上手に必要悪であるウイルスと闘って上手に免疫を獲得できるのではないだろうか。
38度の熱が24時間以上続いたときに、免疫がバージョンアップして、一気に敵をやっつける。
ここで、部屋が寒いと、熱を38度に上げるのに赤ちゃんは一苦労して、エネルギーを消耗しちゃうし、解熱剤で38度以下に下げすぎてしまうと、また、38度に上げなくてはいけないから、38度に上げるためにエネルギーを消耗してしまって、長引く。重症化する。
つまり、乳幼児が高熱が出たら
①、24時間以上38度の熱を持続させる。38度が適温。(高熱で不安な
ら、38度以下に下がらないように、上手に解熱剤を利用する)
②、ちびちび水分補給(2歳児は一日2リットル。水がいい。)
③、便はしっかり出す。
④、ママがにこにこそばにいる。
⑤、部屋はあったかく。
今まで子どもの後天免疫に寄与してきた大物ウイルスのはしかがこの世からいなくなって(最近、外来株のはしかがちらほら)、もしかしたら、次の大物はアデノウイルスなのかもしれない。
母親がはしかにかかってはしかの抗体価が高い状態で、赤ちゃんにその抗体を譲り渡していた頃は、大体1歳半くらいの体力がついた頃に、はしかの抗体が下がって、はしかにかかるという自然の摂理がはたらいていた。
アデノウイルスも同じかもしれない。
保育園などで流行している時に、ママは、わが子のお友達がかかっていたら、抱っことかしちゃったらいいのかもしれない。次に妊娠した時に、もしかしたら、ひょっとして、アデノウイルスの抗体ができているかもしれない。
ワクチン時代の生き方のコツは、抵抗力の弱い乳児時代にこどものかかる感染症を重症化させないための知恵と幼児期に大御所のウイルスにしっかり闘えるようママが看護の知恵をもち、医療関係者が重症化しないような支援をできること、そのためにも、大御所ウイルスに感染したら、しっかり、ちゃっかり看護休暇が取れるような社会の仕組みを作っていくことだろうか。
大御所こどもの感染症ウイルスは、こどもが後天免疫を獲得するための、必要悪。