・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをすることも!?
 読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?
   


 実は2022年7月1日から、再びひっそりとブログを更新中(再開というほどのモノではありません)。

 Twitterのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

 以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

 ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・あまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)




 今日は節分、暦の上では季節の節目。
 寒波も終わって、そんな雰囲気も出てきましたけど・・・具体的にはどのように??

 それでは日課の北半球上空の気圧配置と冬の寒気の動向からチェック。
北半球アニメ230203

 冬初日の12月1日から2月2日まで64日間の北半球上空の気圧配置と寒気、2日21時の空模様の概要をアニメ化。

 1/24からの記録的寒波以降 北半球の寒気の中心は極東から北米にシフト。
 このため日本付近の寒気は弱まる傾向。

 暦通りに季節が前進しているように見えますけど・・・東欧~西シベリアに寒気が流出傾向。
 この寒気は偏西風に乗って東進するので、この寒気が極東に到着するであろうい2月半ば以降の影響が気になります。

 続いて・・・アニメじゃせわしないので最終画面(02日21時)を静止画で。
北半球最終画面230203

 真冬の寒気を伴う上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が北海道付近を通過し、北日本中心に弱い冬型が継続中。

 一方 今夜にかけて日本海に寒気を伴う上空の気圧の谷が南下。

 また南岸では暖湿・冷乾偏西風が収束傾向。

 このため日本海と南岸で下り坂。
 二つの低気圧に挟まれ、寒気が残る関東沿岸で降雪も予想されている状況です。




 というわけで、気になる未来の空模様・・・

 覚えていますか?・・・北米の寒波がニュースになったのが昨年のクリスマス。

 そして、ちょうど1か月後の1月24日に日本を記録的寒波が襲ったわけですけど、これを境に再び北米に寒気が偏在化。
 日本付近の寒気は弱まりましたが、北米で寒気が活発化。

 今季、北極からの寒気の流出は2方向(2波型)で推移していますけど、シーソーのように寒気の中心が極東と北米をいったり来たりするのかもしれません。

 ということは・・・再び極東に寒気が集中(偏在化)する可能性も??
 
 1か月予報を作成するための最新の資料を見ると、そんなシナリオも「ありえないわけではない」といった状況。

 というわけで、ヨーロッパ中期予報センターが発表した この先10日間の北半球上空の気圧配置と(先のアニメとは異なる上空約1500mの)寒気の予想を落書きしながらザックリとアニメ化してみました。

ECMWF北半球アニメ230203

 ブレ幅のある計算値に過ぎないということをお断りした上で・・・

 現在 東欧と西シベリアに流出中の寒気が中央アジアでそこそこ発達して2月の半ば頃には極東の寒気と合流する模様。
 その結果、北半球上空の寒気が再び極東に集中・・・再び極東に偏在化する「可能性」は十分にあると思います。

 もちろん季節は前進(太陽高度の上昇)していますから、極東への寒気の偏在によって再び記録的な寒波がやって来るというわけではありませんけど・・・
 仮に極東への寒気の偏在化が起これば再び平年を下回るような寒さ(寒波)になることはあり得ることだと思います。

 そんなことを意識しつつ最新情報要確認!

 続いて、もはや日課になってしまった向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェック。

週間気温グラフ230203
(図をクリックすると拡大します)
 
 昨日の計算値と同様、西日本は季節が前進、東日本は季節の境目、北日本は変動あれど冬が優勢・・・と言った感じ。

 その理由は・・・明後日から6日間の天気図で。

週間6コマ230203
(図をクリックすると拡大します)
 
 本当は寒気の南下や北上をもたらす偏西風の蛇行の様子なども描き込みたかったのですけど時間切れ。

 とりあえず季節を意識した天気図の描き込みをお読みいただくことで、季節のせめぎ合いと気温のアップダウンとの関係、さらには天気傾向まで把握していただけるのではないか・・・と思います。

 また気圧配置の変化と気温の傾向は、先にご紹介したヨーロッパ中期予報センターのアニメとも良く一致。
 北半球全体の動きの中で、日本付近の天気傾向をイメージしてくださいね。

 というわけで、最後は時間切れでグダグダになったブログ更新・・・今日はこれにて。
 (毎度のことですけど、誤字脱字・意味不明・誤りがありましたらご容赦ください)
 


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 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
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