カテゴリ:つちいじり
今回は竿の素材の黒竹のお話。
今年から竿の素材として使用するために黒竹の栽培を始めた。 春先にタケノコも生えて、成長し、ひと夏を経過して成長具合を見ていたところ、土の上の姿はこれといって変わった感じは無かったものの、土の下では夏の間根っ子が大暴れしていた様だ。 MDFを組み合わせて作ったプランターの隙間から根が突き出ているのを発見したのが8月上旬の頃。 9月現在、根っ子はさらに成長を続け なんか芽が伸びて成長し始めた。 そこでふと思いつき。 ここの根っ子、水あげて根を張らせたら別のプランターに移植しても独り立ちするんではなかろうか。と。 たぶんだけど、今のプランターを大きめに作ったにも関わらずすでにこの状況である。 プランター内は来年あたり早々に根詰まりを起こす可能性がある。 それなら早めに次世代の苗を用意しておくべきかもしれない。 (それでなくても竹材はいっぱいあって困ること無いしね。) 植え替え、植え付けも「春先がいい説」「9月がいい説」ありますが、まだまだ根の成長に期待できる9月も植え付けにはいいのではないだろうかということで苗づくりがスタートしております。 そして、根にまだまだ活力があるこの時期に、2年以上経過したと思われるしっかり黒く育った黒竹については収穫です。 7月中にも既に間引きで剪定しているのだが、 今回は麗しの根付きの竹を確保すべく根掘りによる採取を実施。 いつもの如く、挽き回し鋸で土中の地下茎を一部切断して掘り出すのだが、自分で育ててきた竹であるので、なんだか根っ子をこうして切るのが非常に忍びない。。 土も自分で調整した腐葉土とバーミキュライトの柔らかい構成になっているので、なるだけダメージが少なくなるように小回り利かせて小規模に切断する。 採取してもいい黒さの竹はあと何本かあるのだが、一度にそれらを全部伐採するのもかなりダメージがj深くなりそうなので、今回2本だけ採取。 残りは1~2週開けてから採取しようと思う。 無事にちっちゃな大仏ヘッドが出来上がった。 しかしこの細さでは、右のやつで短めのハゼ竿、左のやつでタナゴ竿ができるかどうかってところではなかろうか。 ちなみに道具をご紹介しておくと、剪定ハサミの他に写っているのが、右から「又枝切ハサミ」「挽き回し鋸」である。 この挽き回し鋸は100均製のもの。もともとそれほど高いものではないのだけど、土の中に突っ込んで土を噛みながら使うのですぐ悪くなるであろうことから高いのは勿体ない。100均で使えなくなったところで使い捨てできるならそれに越したこと無し。最近は便利な世の中になったものである。 又枝ハサミはさすがに百均には無い。 ホムセンにもなかなか無い。 もともとは盆栽用とか園芸のためのハサミなので品ぞろえのいい園芸専門店にはあるかもしれない。 レべさん情報によると金物屋にあるらしいが、自分は結局通販で手に入れた。 レべさんも絶賛なのであるが、普通の剪定鋏と違って枝が根本で綺麗に切れるので、焼き入れ前の芽取りの作業が格段に楽になるのである。 古沢製作所 又枝切鋏 全長200mm あまり太い枝は切れず細い枝しか切断は出来ないが、これを持っているとかなり作業がはかどる。 (同じメーカーのを持っているが、なんか以前自分が買った時より値下がりしている。。最近の巣ごもり需要ってやつか??) 今日とった黒竹も使えるようになるのが最短1年後ぐらいからなので、まだまだお預け状態ではあるが、これを竿にするのが楽しみになるね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月12日 23時19分47秒
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