再考をする 19 2022/8/14~2022/8/29 | 藤原航太針灸院

藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid029CHei334kkWALAzUmTHyXyvtC2D2eg9H7w817UDhi4cae2y3n3hWox9o57EyNBt7l

>>ヒトは不安になると思考能力が停止するので様々な情報に操られ易くなります

>>逆の立場のヒトにとっては操り易い対象となる為、この壺やお札を買えば癌が治るとか、この財布やハンコを買えばお金持ちになるとか、この浄水器は新型コロナをシャットアウトするとか

ヒトは健康に気を遣わないか、気を遣うベクトルが異なるか(睡眠は大切だから睡眠薬OKよ、的な)で、自殺理由の1位が健康問題は相変わらずですが、壺を買って健康問題が解決する話も、ツボに針を刺して健康問題が解決する話も、どちらもカルトだと思っています。

 

カルトと書けば聞こえは悪いので、書き方を変えますが、ヒトの身体は物質に依存せずとも神経伝達物質の上下動はその環境に合わせて自律的に変動するので、取り込む行為が看板上は「治療」を標榜、或いはそれに準ずる表現でも、神経伝達物質の上下動でしかない行為は、全て一旦プラセボ(或いはノセボ)の範疇と見ています。そうすると、予想以上にありとあらゆる行為がその範疇内である事が分かりますし、それらを除外する事が、双方の負担軽減に繋がります。

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>>『エビリファイ』など複数の薬を大量に飲むよう指示され、半ば洗脳された状態※1)

子ウサギが空耳が聞こえた※2)からと、エビリファイを服薬していたかは知りませんが、子ウサギの年代に薬物を好意的に服薬させる場合、親ウサギが既に薬物を服薬している可能性から考える必要があります。GABAのネガティブフィードバック、物質依存の常用量離脱症状、或いは離脱症状が惹起されると、当該病態の未知既知問わず、大概は惹起された症状を以て、抗うつ薬、上記エビリファイのようなメジャー系、時にβ遮断薬等の処方が段階的に始まります。勿論傷病名も付いてくる為、うつ病や双極性障害、統合失調症等と呼ばれます。年代によっては自閉症スペクトラム等、何でも構いませんが、当該病態は抑制が効き難い為、身体/精神/環境等の全てのストレスに閾値が下がり、普段の数十倍にも心身に跳ね返ると思います。

神経伝達物質の動態変化を求む手段は、瞬間的な変化自覚が惹起される為、非物質依存でも、世間一般で呼称される依存の対象になり、それを未知既知問わず用いるケース、その結果を治療或いは準ずる行為と標榜する(してしまう)ケースも多く存在すると思います。それが物質依存で動態変化を求むケースでは、その影響は非常に大きいものですし、勿論、物質依存はレセプタのレギュレーション変化等々も大きく、場合によっては以後も尾を引きます。では、親ウサギが既に神経伝達物質の瞬間的な動態変化自覚の経験を好意的に捉えている、また、物質依存によるネガティブフィードバック等を経過後、既にメジャー系で相応の薬効自覚を得ている、耐性閾値が極端に落ちている状況では、終始子ウサギの言動が気になって仕方なくなるかもしれません。

>>見かねた母が精神科に連れて行ったのは、彼が高校3年生の頃。2カ所の病院で受診歴がある※3)※4)

 

この類もこれらの可能性を考えます。親ウサギの背景と、抱える病態を以ての視点から、子ウサギがどのように映るかを考えると、瞬間的な変化を求めるのも、見方を変えれば当然かもしれません。

※1)https://news.yahoo.co.jp/.../270925a831f011454771f9956fb1...

※2)https://www.amazon.co.jp/%E3%81%9D%E3%82%89.../dp/4795841438

※3)https://hblmovie.jp/yamagami-mother/

※4)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0N5iMx43u7ZRSVFYjCZvMWrh6pUMUrEtJ44QVU1ECTppn8SF2HYdioWfotQotgndNl

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02NVCeVS54Gx9GdmoiieknoxRkQT2hRD2wURy74Kmry2dDv7wdTkCkX4VP95K5G68bl

神経伝達物質は環境適応の要的存在になる為、向精神作用性物質による神経適応後の常用量離脱症状、或いは離脱症状が惹起された時点で、恒常性が大きく阻害された結果論が、全身状態へ反映されると推測されますが、恒常性機能を逆手に取られる状況が、レセプタのレギュレーション変化に伴うネガティブな反応かもしれません。当該反応は無効自覚から奇異反応等まで幅広いかもしれませんが、服薬中で例を挙げれば、薬効自覚の有無問わず服薬している事実性がある以上、体内反応は共通するのか、よくある「飲んでも効かない」「副作用は感じない」「飲めば効く」、だから「離脱症状は出ない」「止めても問題ない」の図式は成立せず、薬効自覚の有無は離脱症状惹起の有無と無関係です。

離脱症状の惹起確率や軽重や長短は、個々で服薬背景が全く異なる上に、当該同一レセプタへのダメージ諸々は、enhanceだけでなくreduceの影響も大きい印象を持つ※1)為、事細かいヒアリングが必要かもしれません。服薬中且つ離脱症状が惹起されていれば、その時点で現状より減量すれば事態は悪化するでしょうし、離脱症状と知るには一定の時間が経過して以降となる可能性も高い為、増量もネガティブが上回る結果が目立ち、後の面倒臭さも増す一方です。

age 60 sex f

タリージェ トラムセット リボトリール ロキソニン ムコスタ

宅内で足を滑らせ転倒後、間歇性跛行が惹起され腰部脊柱管狭窄症と診断。上記薬剤を処方され1~2週間に渡り症状の軽減自覚が得られた為、当該事情を伝えたところ断薬指示があり、ロキソニンをcox2阻害剤(※藤原注 恐らくセレコックス)にスイッチした程度で残りは断薬。それから1~2週間後、服薬前より短距離で強い下肢痛の惹起と、ご家族曰く「うつ病になって塞ぎ込むし眠れないんだよ」と伝えたところ、タリージェ、トラムセット、サインバルタが1週間程度処方されるも改善自覚なく、再度当該事情を伝えるとパキシルが追加。その当日、セロトニン症候群が惹起される。

向精神作用性物質の類を入れると、以後のレセプタは様々な事情でレギュレーションを変化させ続けると思います。今症例からも、断薬から一定期間を経ての再服薬や追加のネガティブな側面が、ある程度イメージ出来ると思います。改めると離脱症状の惹起リスクとして、高力価、短時間作用型、長期服薬が挙げられますが、多くの惹起症例を通じてもその印象は薄く、服薬と休薬が断片的に繰り返される事でリスクが高度化される印象は引き続きあります。その上で長期服薬と挙げた理由に、長期的な服薬期間の途中に、飲み忘れや頓服的服用、服薬を嫌い休薬期間が存在する可能性もありますが、仮に漫然と飲み忘れなく同一時刻に服薬している群は、惹起リスクは低い印象も変わりません。

先日も書きましたが、服薬中での離脱症状との対峙は、ヒトそのものが備える恒常性機能(今件では自律的なレセプタのレギュレーション変化)が仇となる為、薬物を入れ、神経伝達物質の機能を薬物に依存する場合は、ヒトが備える当該恒常性機能を自律的/生理的/経時的に変化させない為の服薬手段が、先ずは現状と以後の状態を踏まえても安全なのかもしれません。

※1)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02XkwnTHHww1CHAoLwyvdujLHbR1RZ7C8S8FVSRas3ZRHMKPc5o4GQCpdHyWwUu2fCl

※参考)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0i6HrkkBGFqGPaVZT9KWEEfYdsbKZuyeeZwxRHjcc4bnJ2zk3kpqWu21JszjH6Cxsl

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02uC6DtLXuCVQ2HBgDWaBfhVqSykdvN3NdSDQ2HEu8Akjatfj6MCYGz2y6b3rjJkmEl

柳谷素霊は沢山の本を読んで沢山の酒を飲んでいた為、それを真似すれば良いことがあると思っていたものの、どうやら酒は身体を壊しそう、或いは壊すだけと気が付き私は止めましたが、本の良いところは本の中身はそのままでも、年月を経てから読み直せば、その年月で読む側は相応の経験も積まれている為、当時と全く違った感覚で読み解けるものですし、わざわざ読み直さずとも、頭に残っている部分の意味が解けたり考え直したり出来るものです。

医道の日本社から発売された「ひとを治療するということ」(2003/03)という比較的ライトな本があって、様々な先生が日常の治療を通して感じるアレコレが書かれています。こちらの本で当時は読んでも意味が分からず頭に残っていた部分に、「最近は酔っ払いみたいな患者が多くてね」があります。書いた先生本人が「酔っ払い」をどのように解釈していたかは分かりませんが、そのひとつに、古くから高い汎用性を以て処方されていたデパスも、大きく影響していたと今にして思います。

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0R5hDTvzf11Qs62YWcT9fFMbykZ2f3XVtd34ktPmggV48Vy2NpJ8dJEhsN7XfodYJl

何かを得ようと思えば何かが犠牲になるトレードオフとは異なり、下記の搔い摘んだ幾つかの事例や、シェア内のやり取りは片手落ち現象で、且つ時系列的に後に取り入れる手段が、より被害を大きくする特徴を持ちます。

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/5546320018792552

>>「動いて傷めた腰に対して、治る為には動け」と言われる位の違和感を持つのが、離脱症状を薬物調整で何とかしようとする行為

>>恐らく相当数の例えが存在しますが、イメージし易いものであれば、膝が痛い患者に筋量/筋力が落ちるからと、鎮痛剤を打って歩けスクワットしろと促しOAを助長したり、

>>椎間孔周辺に骨性異常が疑われる患者に周辺の筋肉の柔軟性を高めろとマッケンジーを促し神経損傷を加えたりと、

>>筋肉(筋量/筋力の維持等)に視点が向くと、歩いたりスクワットによる筋収縮で派生する膝関節の内圧上昇による易コンタクトと変形助長や、

>>マッケンジーであれば腸腰筋(大腰筋/腸骨筋)メインの伸張を目的とするも、それに伴う腰椎の過前彎で椎間孔の狭小化による易コンタクト等々、

離脱症状は力価や作用時間問わず、長期服薬でも漫然と飲み忘れもなく大概は同一時刻の服薬であれば、1~2回程度の服薬と休薬なら惹起確率は低い印象があり(或いは短期収束)、反面、複数回及び断片的な服薬と休薬で重篤化が顕著にみられる経過から当該病態も見えますし、何等かの契機で減断薬した後、再服薬或いは増量の時期次第では、鋭敏に反応するネガティブな現象の理由も見えてきます。惹起確率の低い側もその他の有利条件は存在し、ベンゾ等であればベンゾ服薬によるGABAのenhance行為だけ見るのではなく、当該同一神経伝達物質の物質依存によるenhanceやeduceが殆ど存在しない背景が必要で、身近な物質にはアルコールやステロイド、NSAIDsや当該抗生剤等も該当します。

個々の向精神作用性物質が表面的に掲げる性格は、個々人の既往的な嗜好品歴や服薬歴で曝露したレセプタや分泌能その他の状況に、均一化させた作用を齎す柔軟な対応は出来ないと思います。精々添付文書の禁忌に記載されている、「過去にベンゾで云々~」の実績が前提程度で、離脱症状の惹起確率や軽重、長短は、現在の薬効自覚は問わない為、現在進行の服薬者が惹起リスクを個々で想定するのも難しいと思います。このように個々人の背景に依存する現象は、>>似た症状を抱えるヒトを探すこと自体がリスクの始まり >>神経適応を可能性に持つ薬物が手中にある症例同士なら尚更 >>自分の身体の出来事を、他人と足並み揃えても危ない  を知る必要があります。改めてとはなりますが、

>>離脱症状は力価や作用時間問わず、長期服薬でも漫然と飲み忘れもなく大概は同一時刻の服薬であれば、1~2回程度の服薬と休薬なら惹起確率は低い

上記の離脱惹起が低確率となる事例と反対となる重篤化事例が、断片的に服薬と休薬を繰り返す、或いは他の物質依存で同一神経伝達物質のenhanceやeduceによる、度重なるレセプタのレギュレーション変化や自己分泌能で惹起された問題、左記傷害及び前駆物質が理由となる追随的な傷害等々は、継続的に同一の神経伝達物質の動態変化を求む物質を入れても変化自覚が乏しい、或いは鋭敏にネガティブな反応を示す、或いは酩酊傾向にはなるも現症の改善自覚が乏しく、何れは左記と異なる神経伝達物質の動態変化を求む行為が変化自覚も顕著な為、性格の異なる向精神作用性物質を好む傾向になります。

関連)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/5576427312448489

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0mE2Li59chb6JvKsjpsyJsjJ1ejuyicusBVgvpV7xeb6VSz6Asv4GcbX7Rc84KDLHl

中枢神経の異常で惹起された言動を、正常か異常かと評価するのは本人では難しい場合も多く、結果論として自分を傷付けた、或いは他人を傷付けた時など、何らかの形で表現された時に初めて評価は始まる傾向にありますが、重要なのは行為に至る思考が働いた時点で既に問題と捉えます。日本は度々書いている通り、精神病床数が世界一の差別国家です。自分の物差しでは測れない人間、自分の器から溢れた人間、自分の意見に沿わない人間を隔離する事で、自分自身が物差しを伸ばしたり、器を大きくしたり、柔軟性を持ったりする面倒事を回避する手段を得ています。

その手段に慣れた人間から溢れた言葉が「共生」です。「共生」の意味を調べます。>>複数種の生物が相互関係を持ちながら同所的に生活する現象。とあります。このようなマウント思想で自分に沿わない人間を薬漬けにして動かせなくするのが今の社会の為、その思想にカウンターを当てる人間が現れるのも不思議ではありません。また、その思想で薬漬けにされた側が脱抑制状態となり惹起された異常行動は、仮に子どもだとしても、力のある大人が数人掛かりでなければ抑えられないほど力強いものです。

https://ameblo.jp/fujiwaranohari/entry-12545060039.html

2015年3月に私がまとめた一部を抜粋します。薬物使用者が社会的な混乱を生む共通点や特徴の人物像として、

a) 薬を飲む前後で別人のようになった。言葉使いが悪くなった、攻撃的で乱暴になった

b) 子どもじみた抑制の効かない行為、幼い子供のような仕草、行動、言動が見られる

c) 犯行の一部始終を直後には明確に記憶している

d) 善悪の知識は持っているが悪いことをしたという認識はない

e) 動機があやふや、短絡的である

f) 冷徹で感情の無いような行動や言動が見られる

g) 犯行を隠そうとしたり逃げようとする意思が見られない。あるいは子どもじみた嘘で騙そうとする

h) 取り調べに対しては淡々として子どもっぽい受け答えに終始する

i) つじつまの合わない話、理解できない話、空想のような妄想のような話をする

j) 反省の気持ちや自責の念は長い間現れることはない

k) 精神鑑定の結果は広汎性発達障害かアスペルガーと診断される

l) 犯行を反省している様子が無いのに死刑を望む

責任問題を追及しても、そのヒトが治る訳でも帰ってくる訳でもありませんが、この手の薬物を直接的或いは間接的に服薬するよう誘導した全ての人間に、責任がある事は間違いないと思いますし、責任者側が上記の羅列でカウンターを当てられる可能性は、薬物が存在する限り変わらないと思います。

 

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1)www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18091016

一酸化窒素の濃度上昇を求める行為で中枢神経へのGABAの取り込み上昇の示唆

2)www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26617286

低酸素でGABAの代替経路の活性化により、γヒドロキシブチレートで認知障害を誘発の示唆

上記2点に限らず、物質非依存で当該神経伝達物質の生合成を高める検討や行為は数多く存在するのですが(例 歩けばセロトニン云々や、前項のマウント思想やヒト叩きもモノアミン分泌の増強で自己快楽へ発展し癖になるのかもですが)、両者は意味が拮抗しています。このように情報は並べるほど拮抗や矛盾、反対が存在します。先日の片手落ち現象にも似た要素はありますが、物質依存、物質非依存問わず、この取り組みは物質依存で大きくレセプタが変性し、ネガティブフィードバックとその関連が惹起され、神経細胞が傷害された病態では逆に脅威となる、或いは不変、良くて短期的な変化自覚(否 細胞の組織的な回復)である事を知る必要があります。

その意味を知るには、元々の病態を知る必要があるのですが、物質依存で神経伝達物質の異常動態を惹起させた結果及び関連で受傷した神経細胞が、引き続いて物質依存で神経伝達物質の異常動態を惹起させて回復出来る可能性は限りなく低く、神経伝達物質の動態変化を物質依存或いは、何等かのstimulationで動態変化を求める行為も全て除外する必要があります。只、細胞の回復如何問わず、左記全般が感情的なウケが良い理由に、比較的早期、或いは瞬時に変化自覚が認められる為、相互に良き手段と捉える傾向にありますが、stimulationによる動態変化は短期的な収束が約束された産物でもあり、それ以上でも以下でもありません。前項でも多少触れた通り、

>>継続的に同一の神経伝達物質の動態変化を求む物質を入れても変化自覚が乏しい、或いは鋭敏にネガティブな反応を示す、或いは酩酊傾向にはなるも現症の改善自覚が乏しく、何れは左記と異なる神経伝達物質の動態変化を求む行為が変化自覚も顕著な為、性格の異なる向精神作用性物質を好む傾向

この内の >>酩酊傾向にはなるも現症の改善自覚が乏しく この部分がその意味を示唆します。壊れたものは壊れたままです。改めてGABAが分泌濃度を増強するタイミングをお浚いすると、inflammationやhunger等、emergency reactionが前提となり、興奮性神経伝達物質の抑制にGABAが機能する側面があります。当たり前ですがこの点は重要で、例えばGABAが物質依存でネガティブフィードバックが惹起された身体状態では、emergency reactionが病態増悪自覚の一因になります。その為、当該イベントは可能な限り避けたいものの、時に当該病態に於いても、女性では生理(menstruation)で不可避な状況もあります。

大きく増悪自覚が得るケースを以て、病態の理由も再認識する要素になりますが、ネガティブフィードバックとは当該神経伝達物質の生合成が困難な身体状態の為、重症度如何では冒頭の行為が無意味、或いは不変なのも納得しますし、治療という姿勢で取り組むのであれば、ここまでの全てを無駄と知り、除外した上で構成する必要があります。

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前に「OD(オーディ)のヒト達に何か話しをしたいことない?」と聞かれたので、「OD=オーバードーズ」と勘違いして、「薬漬けのヒトに出来る話はあるけど、薬好きのヒトに出来る話はないよ」と返したら、「起立性調節障害のことだよ」と言われ、ますます興味がなく断ったのですが、最近新たなに知った言葉が「PPPD」と呼ばれるもので、「持続性知覚性姿勢誘発めまい」だそうです。

 

知らない言葉を知るのは好きなので一通り調べたつもりですが、第一選択薬がSSRIやSNRIで、一部ベンゾ等にも弱く反応、個別症例も数百漁りましたが発生契機にサラが見当たらず、GABAのエンハンス物質の摂取背景が目立ち、且つこの症状群、PPPDという名称はさて置き以前よりよく見聞きします。当該神経伝達物質がネガティブフィードバックを惹起すれば、先ずは生理的に代謝要求の高い神経系が受傷し易い為、脳神経であれば視神経や内耳神経由来の諸症状も目立ちます。改めてとはなりますが、

1)GABAのエンハンス物質の摂取背景あり

2)SSRIやSNRIに反応を示しやすく、ベンゾ等にも弱く反応

非常に大雑把ではあるも、この2点が揃えば上記めまい問わず、大概はGABAが先行的且つ濃厚に関与した離脱症状と思っています。その場合、仮に何等かを継続的に服薬しているのであれば、ポイントは症状の動き云々よりも、薬の動き方、動かし方を見たほうが良いと考えています。

>>離脱症状の対峙に於いて、腸を整えれば良いという話はありますが、中枢的役割を果たす迷走神経でエラーが起きている場合、何を食べても飲んでも無効となる理由に繋がり

にも関連しますが、物質依存で惹起された中枢神経障害は、標的レセプタも広範囲な為、症状も1つだけ等のケースは万に一つもないのですが、症状を1つ切り抜いて傷病名を付けていけばキリがない事と、それに沿った薬物投与でより悪循環ではないかと感じています。

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減断薬から一定期間を経ての再服薬で、高確率で奇異反応等のネガティブな状態を惹起する関係性に、経時的自律的なレセプタのアップレギュレーションが示唆されたデータは数多く存在します。向精神薬を悪しき前提に持つ色眼鏡が掛かった情報群の多くは、服薬でダウンレギュレートするも、減断薬後もダウンレギュレーションしたままで、アップレギュレーションを待ち望む(=何ならアップレギュレーションが回復を意味するような)印象を強く受けます。

 

只、冒頭の通り奇異反応や過感受性、アクティベーションシンドローム等のネガティブな現象が再服薬で生じる例、或いは以前より低用量で惹起される状況は、そのレセプタ背景がダウンレギュレーションでは辻褄が合わなくなります。減断薬後の一定期間を経過してからの再服薬の難しさは、ヒトが備える恒常性が逆手に取られる現象と述べていますが、薬物等で一旦ダウンレギュレートし、以後に当該物質を抜けば、今度は当該神経伝達物質を待ち受けようと、レセプタは自律的経時的に増やす傾向があり、望む望まないに関係なく惹起されると示唆されます。

 

想像し易いものであれば、ベンゾやバルビツール酸等と同様、アゴニスト的にGABA等をエンハンスするお酒を久しぶりに飲んだら、以前に増して少量で鎮静/抑制/脱抑制の曲線の描き方が鋭くなった、或いは直ぐに具合いが悪くなった等も、以前の飲酒でダウンレギュレートしたレセプタが、暫く飲んでいなかった為、自律的経時的にアップレギュレートした事を示唆します。レセプタのレギュレーションは、物質に依存せずとも非日常的な体験その他で大きく動態変化を示した結果、或いは日常の平衡を保つ上でも、随時自律的に機能し続けた結果等で、一定の変化は示唆されます。その上で前者で且つネガティブな持続性を持つ曝露環境であれば、諸症状へ発展する可能性も考えられ、これが俗に言う自然発症例になると思います。

 

それ以上にレセプタを変性させていく、もしくは変性が約束される物質が薬物となり、上記の通り弊害は大きいのですが、減断薬から経時的経年的に症状が増悪し続けるケースは、分泌能の低下とアップレギュレートの関係が、経時的経年的にに乖離し続けている可能性と印象を受けます。此処迄を振り返ると、アップレギュレートしたレセプタを下方制御するにはどうすれば良いかと考えれば、一切の弊害を無視すれば、当該神経伝達物質をエンハンスする薬物を入れ(再服薬)、下方制御を待つのが図式的にも思い浮かぶものの、高確率で弊害に曝露する為に出来るだけ回避したく、自己分泌能でダウンレギュレートさせ、ソフトランディングするのが無難と捉えられます。

 

一旦まとめると、上記の通りアップレギュレートしたレセプタを早期に下方修正するとしたら理屈上は再服薬ですが、分泌能が以前の服薬が理由で乏しく且つアップレギュレートされていれば、無効或いはネガティブな反応が目立ち、ポジティブな自覚を得た場合も短期で収束し、今後の離脱症状を更に深刻化させる契機になると推測されます。症状の完成が見られず、経年的に増悪傾向を見せ続ける症状は、前駆物質の過剰流入による神経細胞の傷害だけではなく、分泌能低下とアップレギュレーションの増強による乖離感と推測され、前者では比較的早期に症状の完成は見込まれる印象はあるも、後者は緩慢に増悪を示し、後者が前者に移行する可能性も残します。レセプタの変性は、物質に依存せずとも惹起が見込まれているものの、物質依存で異常動態を求めたケースではより強化され、自然発症例よりも重篤化し易い状況ですが、代表的な現象がステロイド薬かもしれません。

 

アップレギュレーションがネガティブを鋭敏に惹起させるケースでは、以前より少量なら問題ないかと言えばそうでもなく、重症度次第では無効自覚、何れ増量傾向、或いは低用量でも前項※1)で記載した通り、現症は残存したまま酩酊傾向だけを示す難しさがあります。その上で先日挙げた離脱症状の惹起確率の高低や軽重、重症度如何を振り返ると※2)※3)、

 

>>離脱症状は力価や作用時間問わず、長期服薬でも漫然と飲み忘れもなく大概は同一時刻の服薬であれば、1~2回程度の服薬と休薬なら惹起確率は低い

 

>>離脱惹起が低確率となる事例と反対となる重篤化事例が、断片的に服薬と休薬を繰り返す、或いは他の物質依存で同一神経伝達物質のenhanceやeduceによる、度重なるレセプタのレギュレーション変化や自己分泌能で惹起された問題、左記傷害及び前駆物質が理由となる追随的な傷害等々

 

>>頻繁に薬を切り替える、日差の状態で増量減量を頻繁に繰り返す、曖昧な服薬時間、飲み忘れが目立つ、頓服、隔日法の経験も、以後の離脱症状を強く惹起させるリスク群 が関与する印象は持ちますが、離脱症状が惹起されて以降はよりシビアに見る必要

 

>>継続的に同一の神経伝達物質の動態変化を求む物質を入れても変化自覚が乏しい、或いは鋭敏にネガティブな反応を示す、或いは酩酊傾向にはなるも現症の改善自覚が乏しく、何れは左記と異なる神経伝達物質の動態変化を求む行為が変化自覚も顕著な為、性格の異なる向精神作用性物質を好む

 

これらの意味も鮮明に見えてきます。また、※3)の関連からも、上記4点は服薬契機となる症状も無関係に惹起される問題の為、服薬や休薬に関わる事情等は問わず、これらの形が揃えば、誰でも抱える共通リスクになります。


※1)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0V93PQgSye3Zu7Csh2mDNgCzvMEenyfXu6VefoFQWNfnCh2XPNQQQwRyXBrfJKZK9l

※2)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02UdLQP6d1rHpe31c5fXJ94HMRRkJsUp1TZ7E1Gk2Qs6NBeXo4s8QB99RCQgyDx2Svl

※3)
https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0EYt7SQmAdY7KY5sN2upYq49HQL71WnEqi6SnL53E6rBHfpu3NUtbCK7s3Xva8KmDl

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f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

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