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安倍元総理の「底値」を評価する

2020年12月04日 | Weblog

安倍元総理は、アメリカとの同盟において現実的に有効な役割を果たしてきたが、どうやらトランプ外交が終焉しそうになり、日本外交の切り札としての安倍前総理の外交カードは、大きく暴落した、さらに、桜を見る会の前夜祭の「議員個人後援会」の運営をめぐり、公設秘書が略式起訴となり、安倍氏本人が検察の事情聴取をうけることになった。政治評論としては、このまま安倍株が大暴落し、岸田、石破レベルまでダウンするかどうか、そこが12月上旬の焦点となる。安倍氏の評判の暴落の「底値」がどこにありり、その「底値」がさらに底割れするかどうか、そのあたりを見極める必要がある。結論的には、総額700万円、しかも「収賄」ではなく、「後援会」の維持費として、政治資金報告書の記載義務にかかわり、安倍氏が公設秘書を直接に指揮し行った行為でないことが、検察の本人への事情聴取で逆に「正当化」できるので、安倍評価の底値割れはありえない。「収賄」という一点では、どの事件でも、安倍元総理は潔白である。もし、「収賄」罪なら、あるいは、「贈賄」罪なら、厳しい歴史の評価にさらされる。なぜ、安倍という政治家の評価をこれ以上は下げたくないのは、やはり北朝鮮問題の解決に対し、対米、対中、対韓の「外交特使」としての役回りが、今後期待されるからだ。なお、追及者が辻元議員であることは幸いである。なぜなら、彼女には、疑惑があるからだ。

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