ポケコン生活、なかの人、よーでぶです。

今回は、ポケコンとプログラム言語についてです。


PB-100はプログラミング言語としてBASIC言語を搭載しています。でも他のポケコンでは、BASIC言語以外の言語も搭載している機種があります。それらBASIC以外の、ポケコンに搭載されている言語についてお話したいと思います。


BASIC言語以外の言語も搭載しているポケコンも、基本はBASIC言語がメインです。別のプログラミング言語が使えるモードがあり、モードを切り替えることでBASIC言語以外も使えるというものです。


■C言語 VX-4,PC-G850など
工業高校とか専門学校などで、プログラミング学習や難しい工業計算する時に使用する想定で作られたモデル、教育用ポケコンに搭載されています。教育用ですし、ポケコン自体のメモリ容量の関係もあるからか、使える命令には限りがあります。それでもC言語の初期学習には必要十分です。


■CASL言語 VX-4,PC-G801,PC-G850など
これも教育用ポケコンに搭載されています。


CASLって聞いて、ピンと来る人はどれだけいるやら。。W


コンピューター技術者の国家試験として、情報処理技術者試験というのがあります。昔は第二種、第一種、特殊とあって、第二種が基礎的な技術力の試験でした。(今だとITパスポートとかかな?)

国家試験と言っても、技術レベルの認定試験で免許ではないので、情報処理技術者試験の資格を持っていなくても、コンピューター業務に携わることはできます。

でも取得しておいたほうが、自分の技術力をアピールできるので、コンピューター業界の仕事を生業にするなら、取得しておいたほうが有利だと思います。


技術者試験でアセンブリ言語という機械寄りの言語の試験があり、その試験で出題されるアセンブリ言語がCASLでした。

CASLは技術者試験用に作られた言語。試験用に設定された実在しない架空コンピューター(COMET)上で動く、アセンブリ言語という設定です。

前身は、CAP-Xだったかな?w

アセンブリ言語は機械寄りの言語なので、CPUの構成やメモリとデータをやりとりするレベルでプログラミングをします。

プログラミム内容を理解しようとするとき、命令を読めばどんな処理なのか人間が理解しやすいのが、BASIC言語などの高次のプログラミング言語。

それとは対照的に、
人間は解読しずらいけど、機械(コンピューター)からしたらコンピューター内部のCPUでの処理がほぼそのまま書かれているので、コンピューターにはより処理しやすく、分かりやすいのがアセンブリ言語です。

国家試験でそのような低次の言語も出題するのは、コンピューターの仕組みの理解度を図る目的があるからでしょう。

情報処理科を専攻する学生の目標の一つに国家資格の取得もあるので、教育用モデルのポケコンに搭載されたようです。

ただ、今はCASLではなくCASL2だったかな?国家試験で扱わなくなってしまいました。

なので
今CASL勉強しても意味ないと言えば意味ないかもしれません。でもコンピューターの仕組みを学習、勉強するにはよいかも。。と思います。


■マシン語 PC-G850など
CASLと違い、ポケコン本体に実際に搭載されているCPUに対する命令を直接入力できる機能です。16進数でコーディングしていきます。

より細かくより無駄のない処理を書けるので処理も高速になりますが、その分コーディングする人間には、体力、知力、努力、忍耐力が求められます。

何せ16進数のコードをそのまま打ち込むのですから。。爆汗

CASIO製ポケコンより、SHARP製ポケコンのほうがマシン語を使える機種が多かったと思います。


BASIC言語が使えれば十分だし最初はBASIC言語でも四苦八苦なので、この辺はだいぶ先の話というところだと思います。


次回は、PB-100でプログラミングをしていくにあたって、予備知識としてPB-100自体をとりあげたいと思います。まずは、PB-100のキー構成についてお話しようかと思います。


エラー上等!
でわでわ(^o^)/