【毒あり!危険!】ウミケムシの特徴や刺された時の対処方法を解説!【コンプラニン】

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海釣りや潮干狩り、水泳に磯遊び。

海では様々な遊びを楽しむ事ができ、場所によってはカニやエビ、ヤドカリやハゼといった生き物との出会いもあります。

特にお子様であれば、彼らとの出会いは生命の不思議と面白みが詰まったものとなる事も少なくありません。

そんな中、海中をクネクネと泳いだり、砂浜に打ち上げられている「謎のフサフサ」が発見される事があります。

はる@釣行中
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このフサフサこそ、今回皆様にご紹介させていただく危険生物「ウミケムシ」なのです。

ウミケムシは面白がって捕まえてしまうと、せっかくの海での思い出がメチャクチャになってしまう危険性を持っています。

はる@釣行中
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ここではウミケムシの危険な特徴や対処方法などについてご紹介させていただきます。

1,フサフサの危険生物!ウミケムシとは何ぞや!?

①分類について

本来の毛虫であればガやチョウの幼虫を指しますが、ウミケムシは「環形動物門多毛綱ウミケムシ目ウミケムシ科」に分類されています。

はる@釣行中
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「環形動物」はミミズやヒル、ゴカイなどが含まれており、ウミケムシはその中でもゴカイに近い仲間とされています。

②大きさについて

小さい種類だと3〜5cmほどの細長い姿をしていますが、大きい種類だと15〜20cmほどの大きさになります。

はる@釣行中
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特に大きい個体は海面を覗くと泳いでいる事もあるため、ダイビング中も注意が必要です。

③生息地について

ウミケムシは比較的暖かい海水を好むため、本州では中部より南の地域に多く生息しています。

ですが、時折山形県などでもウミケムシが発見される事もあり、油断はできません。

また、普段は海底の砂泥や砂礫の中に潜んでいたり海底を這うように移動していますが、時折全身をくねらせながら海中を泳ぐ事もできるため、予想外の場所で被害に遭う事もあり非常に厄介です。

はる@釣行中
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世界的にはインド洋や太平洋の南西部などでも確認されており、「ファイヤー・ワーム」と呼ばれ厄介者認定されています。

④どんな見た目をしているの?

ウミケムシは名前の通り、害虫として恐れられる「毛虫」によく似た姿をしています。

種類によって体毛の色などに違いがありますが、体に何列かに分かれて朱色やベージュなどの色をした長い毛が生えており、ウミケムシの体を守っています。

はる@釣行中
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また、体自体はゴカイの仲間の中でも太短い体型をしているため見間違える事はほとんどありません。

⑤夜行性?昼行性?

基本的に夜行性とされており、暗くなると海中を泳いだり海底を這いながら餌を探します。

ただし、ウミケムシは空腹になったり近くに餌の気配を感じると活動するため油断は禁物です。

はる@釣行中
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また、夜の海にライトを当てるとウミケムシが集まってくる事があるので泳ぐウミケムシを見てみたい方は「ウミケムシ召還の儀式」として使ってみても良いと思います。

2,ウミケムシが危険な理由とは!?

特徴からすると「毛虫の海バージョン」という事になりますが、彼らはかなり危険な生物である事は間違いありません。

ウミケムシが危険生物と言われる所以は、全身に生える「長い体毛」です。

はる@釣行中
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この体毛は普段は寝かせた状態なのですが、ウミケムシが警戒状態になると身を守るために、この長い体毛を逆立てます。

体毛は中が空洞になっており、しかも毒液をもっているため、ウミケムシの体毛が刺さってしまうと毒液が空洞部分から注射器のように注ぎ込まれてしまうのです。

この中が空洞という構造はマムシやハブなどの毒蛇の牙とほぼ同じ仕組みとなっています。

また、ウミケムシの体毛は非常に鋭いため軽く触れただけでも刺さってしまいます。

しかも本体から簡単に抜けるため、痛みに気付けばウミケムシに触れた箇所に大量の毛が刺さっている事も少なくありません。

このウミケムシの毒の体毛に刺されてしまうと、患部が赤く腫れ上がり、激しい痛みや痒みに襲われてしまいます。

ウミケムシの体毛に含まれるこの毒は「コンプラニン」という毒です。

はる@釣行中
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上記の症状を長期間持続させて苦しめるという非常にドSな性質を持っているため、1度刺されたらしばらくは痛みや痒みに苛まれる事になってしまいます。

⭐海鳥「絶対に食いたくない!」

漁師さんの中には漁獲されたり釣れた魚や生き物をウやカモメにあげる事があります。

この時海鳥達は喜んでイワシや小さなカレイなどを食べるのですが、ウミケムシだけは投げ込もうが死んでいようが絶対に食べようとはしません。

はる@釣行中
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ウミケムシの毒や体毛が非常に厄介な事を、彼らは既に知っているのです。

■フサフサ大量発生!

ウミケムシは繁殖能力が非常に高く、時折大量発生する事があります。

元々自然界では分解者の側面も持つ生き物なので、一気に殖えてしまう事は少なくありません。

はる@釣行中
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しかし、大量に殖えたウミケムシが海流や海水温上昇の影響により北上してきているため、今までウミケムシを確認できなかった地域でも注意が必要です。

3,ウミケムシに刺されてしまうシチュエーションとは!?

ウミケムシは姿が早く確認できていれば意外と回避しやすい危険生物ではありますが、それでも被害にあってしまう事が多いです。

はる@釣行中
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そんなウミケムシに刺されてしまうシチュエーションについてご紹介させていただきます。

①泳いでいて「ブスリ!」

ウミケムシは見た目からは想像しづらいかも知れませんが、全身をうねらせながら海中を泳ぐ事ができます。

この泳いでいるウミケムシに気付かずシュノーケリングやダイビングをしていると、ウミケムシにぶつかってしまい、患部が毛まみれになってしまう事があります。

はる@釣行中
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波が激しいと上手く泳ぐ事はできませんが、波が穏やかな時のウミケムシの泳ぐスピードは意外と早いため、振り返ったらフサフサの謎生物が近くにいたというパターンも少なくありません。

②釣り上げてしまって「ブスリ!」

葉っぱなどに付いている毛虫は葉っぱをモリモリと齧って食べています。

しかし、ウミケムシは肉食性で大きな口を持っているため、自分より大きなゴカイや釣り餌用のオキアミ、小魚などを積極的に捕食する事ができるのです。

そのためウミケムシが生息している地域で投げ釣りをしていると、お目当ての魚どころかフサフサのウミケムシを釣り上げてしまう事もあり、外道中の外道と言える状態になるのも珍しくありません。

はる@釣行中
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しかも1度針を飲み込んだウミケムシを外すのはかなり難しく、フィッシュグリップやペンチを使って外している最中に「ブスリ!」と手や指にウミケムシの体毛が刺さってしまい、悶絶する事もあるので注意が必要です。

③漁業の仕事やお手伝い中に「ブスリ!」

底引き網などのお仕事では網の中から捕獲されたウミケムシが出てくる事があります。

はる@釣行中
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このような危険生物は事前に漁師さん達が教えてくれますが、稀に抜けた体毛が触れてしまい刺さってしまう事もあります。

④興味本位で触って「ブスリ!」

意外と多いのが興味本位で触って刺されてしまう事です。

はる@釣行中
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お子様と海で遊んだり、あまり危険生物について理解していない状態でいると漁港や堤防、砂浜などで見つけたウミケムシを興味から触ってしまい、患部を毛だらけにされただけでなく激しい痛みと痒みで代償を支払う事になってしまいます。

⑤浅瀬で遊んでいたら「ブスリ!」

浅瀬は小さな生き物と出会える素敵なスポットですが、ここにもウミケムシは潜んでいます。

はる@釣行中
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単純にウミケムシが泳いでいる場合もありますが、底の砂泥や砂礫から這い出てくる事もあり、裸足で踏んで刺されてしまう場合もあります。

⭐番外編!こんな所でも「ブスリ!」

熱帯魚、日本淡水魚などを飼育する「アクアリウム」の中で海水魚やサンゴなどを飼育する「マリンアクアリウム」でもウミケムシによる被害が出る事もあります。

ウミケムシは100種類はいると言われており、その特徴や大きさも様々です。

はる@釣行中
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このウミケムシがマリンアクアリウムに使うライブロックやサンゴの土台などに潜り込んでしまい、メンテナンスの時に気付かず触って毛まみれにされてしまうという事も珍しくありません。

4,ウミケムシに刺されてしまった時の対処方法について

ウミケムシの特徴も見た目も分かったから大丈夫!と思っていても、被害が出てしまうのが危険生物という存在です。

自分が理解していても、お連れ様が理解をしておらず刺されてしまう可能性もあります。

はる@釣行中
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ここではウミケムシに刺されてしまった場合の対処方法についてご紹介させていただきます。

①刺されたら冷静に毒針を抜こう!

痛みを感じた、あるいは悲鳴が聞こえて振り向いたらウミケムシに刺されていた。

患部は毛まみれ、傍には邪悪な見た目のフサフサ生物。

この時点でかなり精神的なダメージが大きいかも知れませんが、取り乱して素手で毛を取ろうとしてはいけません。

はる@釣行中
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それが被害を広げる最も危険な行動なのです。

素手でウミケムシの体毛を払い落としたり抜こうとしたりすると、抜こうとした指や手の方に体毛が刺さってしまい、被害が広がってしまいます。

また、刺さっている体毛がさらに深く刺さってしまったり途中で折れたりして取るのが難しくなってしまい非常に厄介です。

ウミケムシに自分が刺されてしまった、あるいは刺されてしまった人を応急処置する時は深呼吸して落ち着いてから「セロハンテープ」「ガムテープ」などの粘着テープに刺さった体毛を軽く貼り付けるようにして取り除きましょう。

はる@釣行中
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粘着テープだと抜けた体毛を散らばらせる事なくそのまま回収できるので被害を広めにくいというメリットもあります。

粘着テープが無い場合は?

自然で遊ぶ時に粘着テープを持っていくという方はそこまで多くないかも知れません。

ウミケムシに刺されてしまった時に粘着テープが無い場合は、ピンセットなどで一本一本丁寧に取り除きます。

はる@釣行中
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この時引き抜いた毒の体毛はゴミ袋にしっかり回収して周囲に散らばらないようにしましょう。

粘着テープは陸でもありがたい!

ウミケムシの体毛処理に使えるセロハンテープなどの粘着テープですが、川釣りや湖などで釣りをする時、あるいはキャンプや採集をする時にも役に立ちます。

海では主にウミケムシですが、山ではドクガや毛虫がいます。

こちらも毒のある体毛が厄介な危険生物なので、刺された時の応急処置として粘着テープを使う事ができます。

はる@釣行中
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アウトドアの際には是非粘着テープを持って行ってはいかがでしょうか。

②ウミケムシの体毛が抜けたら消毒液で患部を消毒しよう!

粘着テープやピンセットでウミケムシの体毛を取り除く事ができたら、次は患部を流水で洗ってから消毒液で消毒します。

この流水ですが、海水浴場であれば水飲み場などで汲んできた物やコンビニ、海の家などで購入した天然水などを使います。

公共のシャワールームを敢えて推奨しない理由としては、体にウミケムシの体毛が刺さらない状態で付着していた場合、シャワールームで流した時にしっかり排水溝まで流れず次の人が来た時に知らずに踏んで刺さってしまう二次被害を防ぐためです。

はる@釣行中
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流水で洗った後に使う消毒液は薬局などで購入できる物で大丈夫です。

③最後は一応病院に行こう!

上記2つは応急処置ですが、痛みや痒みが酷すぎて応急処置ができないという場合はすぐに病院に行って処置してもらいましょう。

また、応急処置はあくまで「その場しのぎの処置」ですので、痒みや痛みを完全に取り除く事はできません。

はる@釣行中
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なるべく早く患部の腫れや痛みといった症状を治すためにも病院に行ってしっかり処置をしてもらった方が無難です。

■ウミケムシに刺されたら腕が失くなる!?

ウミケムシの注意喚起のためにたまに聞く言葉ですが、これに関しては「誇大」といえます。

ウミケムシの毒は確かに激しい痛みや痒み、腫れが続くものではありますが、実際人の命を奪ったり刺された箇所を失うほど強くはありません。

もし、そんなシチュエーションがあったとすれば、大量のウミケムシに全身か腕をくまなく刺された、またはアナフィラキシーショックが起きたとしか言いようがありません。

はる@釣行中
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大昔のように対処方法が確率していない時代であれば、その痛みから逃れるために刺された箇所を切り落とすという可能性は否定できませんが、ウミケムシに普通に刺されただけで腕が失くなる事はほとんどありませんのでそこは恐れすぎないようにしましょう。

5,ウミケムシの危険生物以外の一面について

フサフサの毒の体毛で身を守るウミケムシは海水浴場や魚釣り、マリンアクアリウムでとても厄介な危険生物として知られています。

しかし、ウミケムシも自然界の一員です。彼らも自然界では大切な役割を担うとともに、悩みもそれなりにあるようです。

はる@釣行中
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ここではそんなウミケムシの意外な一面についてご紹介させていただきます。

①大切な海の掃除屋さん!

自然界のウミケムシは、海底や海中に漂う生物の死骸や殖えすぎた微生物を食べる事で分解、浄化し環境を保つ働きがあります。

そのためウミケムシは基本的に砂泥の中に潜んで隠れている微生物や死んでしまった底生生物を食べて過ごしています。

はる@釣行中
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彼らがいなくなってしまうと分解の担い手が減って浄化が追い付かなくなってしまうなどの問題が起きてしまいます。

②わざと飼育する!?

マリンアクアリウムの世界ではウミケムシを敢えて駆除しないという方法を選択する方もいます。

理由としては、ウミケムシの浄化能力の利用です。

魚やエビ、イソギンチャクに餌を与えていると食べ残しが出てしまったり、ウミケムシ以上に厄介な生物(寄生虫など)が紛れ込んでしまう事があります。

この時水槽にウミケムシがいると、底砂を撹拌したり食べ残しを食べてくれたり厄介な生物を捕食してくれるため助かるという声もあり、性質を上手く利用する事で平和的に過ごす事もできるのです。

はる@釣行中
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もちろん飼育する側はウミケムシに刺されないように注意が必要です。

③毒の体毛が効果なし!意外な天敵とは!?

フサフサの毒の体毛で守りを固めるウミケムシ。

その防御力は非常に高く、海鳥も捕食を嫌がったりタコやイカなどの軟体動物も積極的に捕食しようとしません。

小さい種類のウミケムシであれば、ベラの仲間やカレイ、ヒラメ、エソなどが捕食する事もありますが、大型のウミケムシとなると身の危険を察してか、あまり近寄らなくなってしまう事もあります。

一見「このフサフサディフェンスに勝るもの無し!」と感じてしまうかも知れませんが、やはり自然界は上手い事バランスを取っており、ウミケムシが恐れる天敵も存在しています。

それがガザミやシャコ、ヤドカリといった「甲殻類」の仲間達です。

ガザミやシャコは美味しい危険生物として知られており、ブログでもご紹介した事があります。

シャコについては「日淡といっしょ」で紹介しています。

また、伊勢エビや大型のテッポウエビの仲間もウミケムシを捕食対象にしており、海がウミケムシだらけになるのを抑制しているのです。

そんな甲殻類達にウミケムシの毒の体毛は全く歯が立ちません。

伊勢エビやガザミはそのまま挟んで口に運び、シャコは捕脚で抱え込んだり「恐怖のシャコパンチ」で相手をK.Oしてから食事を始めます。

ヤドカリは主に小型のウミケムシになりますが、小さなハサミで押さえつけながら小さく千切って食べてしまいます。

そんな甲殻類達の中でもウミケムシが特に恐れているのが「アロークラブ」または「アローヘッドクラブ」というカニの仲間です。

このカニは矢じりのような甲殻と細長い脚が特徴的な種類で、見た目があまりにも華奢で繊細な事で知られています。

そんな一見か弱そうなアロークラブですが、ウミケムシを見つけると、まるでピンセットのようなハサミでウミケムシを摘まんでモリモリと食べてしまいます。

大型のウミケムシの場合はフサフサの体毛をハサミで抜いていき、食べやすくしてから捕食に入るほどウミケムシに特化しているのです。

はる@釣行中
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アロークラブはこの働きぶりからウミケムシが入り込んだマリンアクアリウムに導入される事も多く、ウミケムシが紛れ込みやすいサンゴメインの水槽で愛されています。

④ちゃんと処理すれば食用に!?

アウトドアの進化は目覚ましいもので、ザリガニやウシガエルなどを捕獲して食べるという動画を出している方もいます。

そしてとうとうウミケムシを食べたという方もいるようです。

何やらウミケムシの体毛と内臓をしっかり除去してから焼いたり煮るなどしてしっかり火を通すと食べられるとされています。

しかし、食べられるようにするための手間の割には味はそこまで美味しくない事が分かっています。

はる@釣行中
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また、何故かウミケムシの口の部分だけは甘くて美味しいらしいので、珍味として捕獲、調理をして食べる方も少ないながらいるそうです。

まとめ

今回は、フサフサの危険生物・ウミケムシについて皆様にご紹介させていただきました。

海水浴や潮干狩りなどが人気を集める中、危険生物があまり認識されていないとせっかくの楽しいイベントや趣味が最悪の思い出になってしまう事もあります。

特にお子様だとウミケムシに刺された場合、大人でも耐え難い痛みや痒みが続いたり腫れたりするためトラウマになってしまう可能性も少なくありません。

はる@釣行中
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このような事故を減らすためにも、ウミケムシの危険性や特徴が少しでも知られ、皆様の安全に繋がり広がっていったらと思います。

コラム釣りの雑学

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