作家の早乙女勝元先生が10日、90歳でお亡くなりになりました。
十数年前に本校でご講演いただいたことで身近に感じていたので、訃報に気落ちしました。
早乙女氏は東京都の出身で、12歳の時に1945年3月10日未明の東京大空襲を経験され、
下町が火の海に包まれる中、多くの人たちが亡くなるのを目の当たりにされました。
九死に一生を得たこの体験が生涯にわたる反戦・平和運動の原点となったそうです。
ご講演では穏やかな語り口ではありましたが、戦争の悲惨さと平和の大切さを訴えられ、
戦争に強く反対するお気持ちがひしひしと伝わったことを覚えています。
著作本を何冊もご寄贈くださり、
冒頭画像の本に「平和を子の手に」というお言葉と一緒にサインをいただきました。
早乙女氏は「東京空襲を記録する会」を結成、「東京大空襲・戦災誌」の編集に携わりました。
18歳で書いた『下町の故郷』が直木賞候補、その他『東京大空襲』『東京が燃えた日』等、
多くの著作本があり、本校にも30冊近く入っていますので展示しました。
今のウクライナへのロシア攻略をどのような思いで見られていたことでしょう。
折しも、今週末には沖縄の本土復帰50年を迎えます。
戦争は無益で誰も幸せにしない、その同じ過ちを二度と繰り返すことの無いよう、
いつまでも戦争の悲惨さを伝え、多くの人が知り、学んでいかなくてはなりません。
謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
合掌
十数年前に本校でご講演いただいたことで身近に感じていたので、訃報に気落ちしました。
早乙女氏は東京都の出身で、12歳の時に1945年3月10日未明の東京大空襲を経験され、
下町が火の海に包まれる中、多くの人たちが亡くなるのを目の当たりにされました。
九死に一生を得たこの体験が生涯にわたる反戦・平和運動の原点となったそうです。
ご講演では穏やかな語り口ではありましたが、戦争の悲惨さと平和の大切さを訴えられ、
戦争に強く反対するお気持ちがひしひしと伝わったことを覚えています。
著作本を何冊もご寄贈くださり、
冒頭画像の本に「平和を子の手に」というお言葉と一緒にサインをいただきました。
早乙女氏は「東京空襲を記録する会」を結成、「東京大空襲・戦災誌」の編集に携わりました。
18歳で書いた『下町の故郷』が直木賞候補、その他『東京大空襲』『東京が燃えた日』等、
多くの著作本があり、本校にも30冊近く入っていますので展示しました。
今のウクライナへのロシア攻略をどのような思いで見られていたことでしょう。
折しも、今週末には沖縄の本土復帰50年を迎えます。
戦争は無益で誰も幸せにしない、その同じ過ちを二度と繰り返すことの無いよう、
いつまでも戦争の悲惨さを伝え、多くの人が知り、学んでいかなくてはなりません。
謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
合掌