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2つの展覧会@日本橋

2024-04-28 | アート
今日は最高気温31℃とついに真夏日となり、冬物・大物の洗濯に励みました!
やっと花粉と黄砂が終わり、何ヶ月ぶりかで窓を開けての掃除、寝具の外干し♪
端午の節句と、連休後半に迎える家族とその友人たちの準備も進んでいます♪

4月は、静嘉堂の他にも2つの展覧会へ行きました。

まずは、日本橋高島屋での展覧会「文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之」
(黄金の茶碗が盗難に遭いニュースで報道された翌週でした…)
日本画家として母、息子、孫息子の三代にわたってそれぞれの美を追い求め、
その功績で文化勲章を受章した上村松園さん、松篁さん、淳之さん三人の展覧会です。
松園さんの展覧会には10年以上前に大学生だった娘と見に行ったことがあり、
宮尾登美子 著『序の舞』を読み、それを原作とした名取裕子さん主演の映画も見ました。
また、子どもたちの結婚式で留袖に締めた帯には松篁さんの「冠鶴」が刺繍されていて、
原画があれば…と楽しみにしていましたが、残念ながら展示されていませんでした。
ご一緒した友人は、子どもの頃から松園さんの絵が好きで、成人してからは松篁さん、
そして今、自然の神秘を描写し続けてきた淳之さんの絵も好きになったとのことでした。
卓越した才能を持つ親と同じ仕事をして評価を得ることの大変さと苦悩も話題に…

もう一つは、別の日に日本橋の三井記念美術館で開催中の
展覧会「茶の湯の美学 ― 利休・織部・遠州の茶道具 ―」
桃山時代から江戸時代初期、茶の湯界をリードした千利休・古田織部・小堀遠州の茶道具、
国宝や重要文化財も、この会場での展示品は全て三井家伝来のもの!
 
千利休の物が特に多く、こちらは利休直書の「黒中棗 金砂文字入」
千利休の書いた茶会道具付、1枚目は秀吉の茶会、2枚目は信長の茶会、のもの。
 
個性豊か過ぎる君主に仕えて、茶会の道具にもとても気を遣ったろうと思います。

千利休は「わび・さびの美」、古田織部は「破格の美」、小堀遠州は「綺麗さび」、
3人の茶人にまつわる多くの茶道具からそれぞれの美意識を感じることが出来ました。
書画、茶碗・茶入・花入・水指・釡・茶杓など、茶道具の名品・優品がいっぱいです!
国宝の「志野茶碗 銘 卯花墻」、重要文化財の長次郎作「黒楽茶碗 銘 俊寛」にもまた会えました♪
重要文化財で大名物の「唐物肩衝茶入 北野肩衝」も見られて、大満足の展覧会でした。

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