2021.03.27 2022.01.07

【レビュー】コロコロアニキ2021年春号の感想【超速グランプリ】

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ビートマグナムのサスペンション大ジャンプは超絶ロマン

コロコロアニキ2021年春号の感想です。後述するように、これが実質的に最後のコロコロアニキですから、自分のレビューもこれで最後にしようかと。

いろいろ言いながらも、コロコロアニキにはすべて楽しませてもらいましたし、編集者さんや作者さん諸々には感謝とお疲れさまを伝えたい。

コロコロアニキを買いはじめたのも、元は『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の続編とミニ四駆情報が目当てでしたからね。

ゆえに書いているレビュー内容も、マンガの感想はおまけ程度で、コロコロアニキの電子版の話以外はほとんどミニ四駆関連です。まあいつもどおりな内容ということで。

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「コロコロアニキは電子版へ」の大きな勘違い

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ものは言いよう

前号でどうも自分は勘違いをしていたようで、「コロコロアニキの電子書籍版が配信される」ではなく、「コロコロアニキに掲載されたマンガ作品を、『コロコロオンライン』というメディアサイトへと移行する」という意味だったようですね。

『コロコロアニキ』というブランド名は残るでしょうけれど、これ実質、休刊どころか「廃刊」。

実際、今季号でいきなり最終回を迎えた(もしくはオンライン上で最終回が発表された)マンガ作品もいくつかありました。コロコロアニキという媒体(ばいたい)そのものがなくなるわけだから、付録すらもなにもない。

一応『コロコロプレミア』という通販サイトが以前からあり、もしかしたら誌面上でやった応募者全員サービスのグッズなどを販売するのでしょう。

またコロコロオンラインで掲載されるマンガは期間限定公開であり、公開終了後に単行本として販売するようですし、もし「紙の媒体でマンガを読みたい」ってタイプの人は、そちらを検討されてもいいかと。

コロコロアニキは3ヶ月に一度でしたが、今後は掲載ペースを早めるみたいですからね。

コロコロオンライン|公式サイト

コロコロプレミア|公式サイト

『コロコロオンライン』は現状使いにくい

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使いにくいので
改善が必要

その『コロコロオンライン』はPC版・スマホ版も両方見た限りだと、まだまだ改善が必要です。

マンガ閲覧アプリ(PC版)の使い勝手は悪くないものの、見開きのノド部分(ページとページのつなぎ目)が上手くトリミング(切り取り)加工されていない作品があるのは気になりました。

『爆走兄弟レッツ&ゴー!! リターンレーサーズ』の4話掲載分なんて、見開きがブレているように見えていましたし……

スマホ版だとページごとに画像を毎回読み込んでいるせいか、ページ切り替えのたびにガイドが出てくるのがストレスになりますね。これは自分の端末にのみ発生する現象なのか、ほかもそうなのかはわかりませんが。

スマホ版のサイトレイアウトも上下に固定メニューがある仕様上、閲覧部分が狭まって視認性が悪く、細長いスマホじゃないと厳しいものがあります。

上部のメニューを少し小さめにして、上にスクロール時のみメニューが展開される感じにすれば、もっと見やすくなるのではと。スマホファーストのこの時代で、メインのマンガが見にくいってのは考えものですから、今後の改善に期待。

リアルミニ四駆の再販?

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なぜこのチョイス?

誌面では最後だからか、ミニ四駆特集ページが多く読み応えがありました。

その中にリアルミニ四駆特集ページが見開きになっていて、「これってリアルミニ四駆の再販?」って思っていたら、近所の模型店や家電量販店などで以前から売られているみたいですね。

タミヤオンラインショップでは販売終了しているから、てっきりそのように勘違いをしていましたよ。

いろいろ調べてみたら、リアルミニ四駆は「特別企画商品」にあたるようで、販売終了の予定はないが、期間を開けて少数生産する商品なんだとか。

だから見かけたらラッキーの感覚で買うのがいいかもしれませんね。

なお特集ページに掲載されたラインナップは、『スピンバイパー』と『ディオマース・ネロ』。前者はわかるけど、後者ってあまり知名度がないような気もしますけどね(個人的にMAX編のリアルミニ四駆はバイスイントルーダーが好き)。

次ページでは『超速グランプリ』の特集を組んでいるから、ゲーム内で実装しているし人気もあるバックブレーダーを掲載してもよかったかもしれない。

『リターンレーサーズ』は少年時代の話

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『リターンレーサーズ』感想

中学生編ではなく、第一回ミニ四駆世界グランプリの前半の時系列で、Jに妹分のTTが刺客として現れた話です。アニメでは美人な姉がいるし今回の妹分で、Jって割とラブコメ主人公をしているのでは?

TTは金継ぎのプロトセイバーを使用していて、重そうですけど金の熱伝導率はそこそこ高いから、バッテリーやモーター、センサー類のオーバーヒートはしにくいかもしれない。劇中の大神マシンは精密部品だらけの機械仕掛けなミニ四駆ですし。

大神博士がTTにつけたマインドコントロール装置は、TTの戦災孤児の記憶によるフラッシュバック(トラウマ)を抑えるための側面もあり、大神博士は根っからの悪党ではなく、考えかたが極端で不器用、土屋博士を異様にライバル視しているだけというのがよくわかります。これはアニメでも同様ですね。

青年誌だからと、オタクや腐女子へ無理に媚(こ)びた作風より、やっぱり今回の話のような内容が純粋に楽しめます。

それがコロコロアニキ本誌の最後になって軌道修正されたのは皮肉なところ。

『ピョコタンマンガ』で考える「好きなことで生きる」とは?

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『ピョコタンマンガ』感想

ピョコタン先生のマンガは、先述したように「今季号でいきなり最終回を迎えたマンガ」のひとつです。サイト運営的にもためになる内容が多かったため、本当勉強になりました。

今回はシンプルに「好きなことで生きていけ!」って話でしたけどね(フレーズ自体はヒカキン氏のパクリなのは置いといて)。ただ、単に「好きだからやる」ではなく「目的意識をもって好きを貫く」ことが大切。

これも過去のコロコロアニキレビューでも触れたことで、「好きを仕事にする」って実はかなり苦行です。「楽できるから好きを利用する」は続きませんし、

  • 「しんどいけど好きだから続けられる」
  • 「そこから目標を設定して長期的なプランを計画する」

これが、ピョコタン先生やヒカキン氏が言う「好きなことで生きていけ!」です。「楽をすること」と「楽しくすること」は、同じ漢字でも意味は全然違うことは、頭に入れておきたいもの。

特に「ユーチューバーになりたい!」と、インフルエンサー(ネット・SNSの有名人)の影響で意気込む今のチビッコたちには知ってもらいたい。

経験上、なんとなくな理想ばかりで夢を見て、フワフワ願望を抱く人よりも、早いうちに現実やリスクを知り、それでもなおその道を進む選択を選ぶ人のほうが続くものです。

『読者アンケート伝説』で知った衝撃の真実

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『読者アンケート伝説』感想

今回はのむらしんぼ先生が読者アンケートマンガを手がけていて、正直「マジかよ……もっと先に知りたかった」って内容でした。

コロコロアニキは30〜40代の読者が多いのは知ってはいたものの、懸賞品は送る人が比較的少なく、倍率も低かったんだそうです。だからハガキを送れば、割と当たる確率も高かったんだとか。

「懸賞なんて送っても当たったことがほとんどないし、いちいち切手貼ってハガキ出すのメンドくさいし……」とスルーしていただけに、ちょっともったいなかったかもしれない。

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プロフィール

    • フキダシ2
    • 赤竹ただきちTadakichi Akatake
  • 岩橋良昌氏と真木よう子氏のエアガンで撃った撃ってない論争で学ぶべきは、「大人の対応ができないリテラシーの低い人たちが、SNSをやるとどうなるか」の教訓じゃなかろうか。

    わざわざ火種になることを書く上に売り言葉買い言葉、相手を「重度の精神障害」と刺激させる弁解もいただけない。片方を鵜呑みにして当事者を人格否定するユーザーも論外。

    どちらが真実かという事実確認は第三者の外野がすべきではないとして、40過ぎた社会人同士が、大人の対応が出来ていなければSNSのリスクも理解していない事実の部分は問題ね。

    そういう人がSNSで気軽に発信できてしまうのが今の時代。自分の記事を愛読してくれてる人は、こうはならないように一緒に学んでいきたいと思う。

イラストレーター・コーダー+WEBデザイナー・ライターの京都生まれなウサギ好き。多様な絵柄を描け、外国人でも絵でわかるマンガ、ウサギと口内描写にこだわりを持つ。

コーディングとWebデザインは両方可能。案件によっては「デザインとコーディングの同時進行」の荒業もおこない、SEOを意識したマークアップも得意。

「自省・リテラシー向上・正しい批判」をライフワークとし、当サイト記事も「中学生でもわかりやすい、気づき・理解・学ぶ」を全体テーマとして執筆。

これは微力ながら閲覧者に考える・学ぶ助力のほか、自身も学ぶ目的も含み、実社会・ネット・SNSでも「わかりやすく参考になった」とご好評の声多数。

「下手でも自分の弱さを認め、自省し学び、その姿勢を相手への敬意として表すことも忘れない人」は、年齢・性別問わず好きなタイプ。

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