ブログをご覧いただきましてありがとうございます。御無沙汰しております。

サプリメントのレビューを少しづつ再開していこうと思います。よろしくお願いします。

また今回からエビデンス(医学的根拠)もできる限り載せていきます。

主に米国iherbで購入可能なものを選びました。

 

さて、当ブログではだいぶ前から乳酸菌と脳機能との関係について書いてきましたが

腸内フローラに注目が集まって以降、<腸活>などという用語まで生まれ、世間での認知も

高まってきました。 腸と脳は密接に繋がっていることが明らかになっています。

この件は世界的にも現在研究者が必死に研究を進めている分野で

 

ニューヨークタイムズにも面白い記事が載っていました

Can the Bacteria in YourGut Explain Your Mood?

http://www.nytimes.com/2015/06/28/magazine/can-the-bacteria-in-your-gut-explain-your-mood.html?_r=0

(要約はしませんが、鬱などもすべて腸内細菌が大いに影響してるのではないかという記事)

 

また、特定の乳酸菌が神経伝達物質を生成するらしいということまで分かってきました。

ではどの乳酸菌が脳に効果があるのでしょうか?

漠然とした善玉菌という捉え方も否定はしませんが、どうせなら具体的にどの菌が

どういう効果があるのか、はっきりさせてほしいと思うようになり色々調べたりした所

興味深い乳酸菌を複数見付けました。たとえば、Lactobacillus rhamnosus (1)という

乳酸菌は何とGABAを生成してくれるそうです。GABAは気分を穏やかにしてくれる作用や

緊張を緩和する作用など人気のある神経伝達物質です。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21876150/ (1)

ではこの乳酸菌はどこかで売ってないかと探していたところ、普通にiherbで売っておりました。単体ではないようですが、jarrow社のEPSという商品の中に含まれます。

 

Jarrow EPS (当ブログの写真では一番左側の商品ですこちらは60カプセル)

http://jp.iherb.com/jarrow-formulas-jarro-dophilus-eps-120-capsules/7006

 

次に、よりターゲットを絞った乳酸菌があります。それが

Lactobacillus helveticus Rosell-52 R0052
Bifidobacterium longum Rosell-175 R0175 

という乳酸菌で、アメリカでは数社からここ近年相次いで発売されています。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21933458

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24372793

 

この2種類は比較的研究者の中では話題となってる?組み合わせのようで

Life Extension社からも先日新発売となったので私も試してみましたが

何というか、すぐに効果が分かるものではないのですが、全体的に鎮静効果というか

穏やかな気分になるように思われます。少し眠くなる気もするので寝る前に

飲むのが良いように思われました。

 

Life Extention Mood probiotics (ムードプロバイオティクス)

http://jp.iherb.com/Life-Extension-Florassist-Mood-60-Capsules/68441

 

今後は、ドーパミンやセロトニンを生成する乳酸菌なるものも特定が進むでしょうし

善玉菌などという漠然とした概略ではなく、より具体的にテーマを絞った

戦略的乳酸菌がますます登場してくることでしょう。

 

この他に、写真は撮りそびれたのですが、口内専用乳酸菌というのがあります。

こちらは脳に直接作用するというより、単に口臭予防とか歯周病予防といった効能ですが

最近の研究では歯周病がある人は脳の認知機能が低下したというデータもありますので

こういった方面での対策も行うと良いと思います。

 

Pro Dental Natural mint Flavor(口内専用乳酸菌チュアブルタイプ)

http://jp.iherb.com/Hyperbiotics-PRO-Dental-Natural-Mint-Flavor-45-Chewable-Tablets/67304

 

この商品はS. salivarius K12, S. salivarius M18, L. reuteri, L. paracasei と3種類入っており

飲みこむのではなく、歯を磨いた後に飴のようになめているという乳酸菌でミントの味がします。元は咽頭炎などにかかりにくい人の喉で発見された乳酸菌のようです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23449874

 

早速試したところ、正直良い味ではないのですが、まあ味の薄いミント系のタブレットという

感じです。ただこれのおかげか喉が痛くなるトラブルが減ったように思います

 

次に体内における炎症対策です。当ブログでは2年くらい前の記事にて

体内におけるサイトカイン(炎症)対策についてたまたま書いていますし

米国においては昔から anti inflammatory(抗炎症) 対策は人気があります。

またNHKの特集で長寿の方は体内における慢性炎症が少ないという番組報道があり

にわかに注目が集まっています。 そもそも炎症というとどうしても急性の炎症のイメージが

あると思います。たとえば風邪などは咽頭や胃腸での炎症が起きますが、こういったものに

対してはよく鎮痛剤が補助的に使われたりします。具体的にはアスピリンやロキソニンといったものですが、これはあくまで緊急用であり、慢性炎症に向けた対策とは異なります。

例外的にはアメリカなどで血栓やガン予防でアスピリンを常用されている方がおりますが

これも使い方を間違えるとむしろ胃腸でのトラブルが増えるという事にもなりかねません。

さて、慢性炎症を抑えるためには、テレビ特集では地中海の食事が推薦されておりました。

具体的にはオリーブオイルなどが良いそうです。

また、体内で慢性炎症が発生してしまうと、疲労感が上がったり脳の認知機能も低下します

当然脳においても炎症が増加するからです。

ちなみに怒りっぽい人も脳で炎症が発生してるのではないか?という興味深い報道もあります。

 

Anger Disorders May Be Linked to Inflammation

http://www.livescience.com/42075-anger-disorders-linked-to-inflammation.html

 

しかし日本には良いものは沢山あります。 たとえば代表的なものは緑茶です。

こちらに含まれる成分は体内における炎症サイトカインを抑制してくれます。

また、昔においても栄西による喫茶養生記にみられるように、緑茶は人気だったのです。

当時は成分について理解があったわけではないのですが、現在ではテアニンやカフェイン

両方含まれていることがわかっています。これは上手い事にカフェインが目覚まし的作用を

もたらしつつ、テアニンでまったりとするという絶妙な自然の配合だったわけです。

今はやりのエナジー飲料はただひたすらカフェインばかり入っているため、目は覚めますが

焦燥感もセットでおまけで付いてきたりします。そういうところに目を付けてテアニンを配合した飲料も最近では売るようになりました。

 

さて話が逸れましたが、体内炎症に効くサプリメントもあるにはあります。

こちらはかなりマニアックなので万人におススメできるわけではないのですが

LifeExtention社からCytokineSuppress サイトカイン抑制 という名前で出ています

成分は普通に緑茶から抽出された成分と緑豆のエキスのようです

この組み合わせが炎症を抑えるそうです

 

Life Exteision Cytokine suppress

http://jp.iherb.com/Life-Extension-Cytokine-Suppress-with-EGCG-30-Veggie-Caps/55653

 

こちらも飲んでみたところ、まあ正直よくわからない感じはしました。

日本にいるなら濃い抹茶を自分で点てて飲むので十分な気もします。

珍しいものが好きな人は一度試してみてもいいかもしれません。

 

次にGastrodin ガストロジン という成分です。こちらは体内におけるGABA濃度を高めてくれ

また脳の神経細胞保護効果があるそうです。成分的に何なのか調べたところ

中国の漢方ではよく見るオニノヤガラ 天麻という成分と同一だと思われます

癲癇の予防などにも使われる成分だそうで貴重らしいです。

 

Life Extension Gastrodin

http://jp.iherb.com/Life-Extension-Brain-Shield-60-Veggie-Caps/55651

 

こちらも試してみたところ、GABAと同じような効果を感じました。

興奮しやすい人やハイパーテンションな方には少し良いかもしれません。

ただこちらもマニアック向けです。

 

次に、カンジダ対策です。こちらも当ブログではよく書いてますが、元々発達障害の方は

免疫が弱いのでカンジダとかになりやすく定期的に除菌しておくのも良いかと思います。

成分として代表的なのは、オレガノ、パウダルコ(紫イペ)、黒クルミ、カプリル酸などが

あります。単体でも売っているので色々試してみたのですが、いちいち全部飲むのが

めんどくさいのと、少し効果が強すぎるのもあり、何かいいのはないかと思っていたところ

色々まとめてタブレットになっている良いものをみつけました。

http://jp.iherb.com/Rainbow-Light-Candida-Cleanse-60-Tablets/17122

 

こちらの商品は穏やかな効き目です、したがって強すぎるということはありません

少しタブレットが大きいので飲みにくいのですが慣れれば大丈夫でした。

副鼻腔炎とかの慢性炎症にも多少良い可能性もあります。

またNAC(Nアセチルシステイン)などを飲んでる方はカンジダになりやすくなるので

対策をしておいた方が良いかと思います。 NACについては以前かなり高評価にしましたが

最近はたまに飲む程度にしています。なぜならカルマグやマルチビタミンなども必須になるというのがあるからです。

 

さて当ブログでは米国iherbから購入しています、佐川やヤマトなどの輸送により

アメリカから輸入しても1週間かからずに届きます。日本ではなかなか手に入らない

サプリメントも多いのでおススメです。

また購入の際に IGE337 と入力いただきますと10%OFFが適用されますので

よろしければお使いください。

 

以下以前まとめたサプリメントのリンクです

【総まとめ】ADHDに良いサプリメント、一括紹介

http://ameblo.jp/adhd-relief-supplement/entry-11562711276.html  

 

 

最後に、当ブログではかなりマニアックなサプリメントも掲載していますが

元々ADHDなので珍しいものを発掘するのが好きという変な趣味が興じてのことです。

 

したがって、常飲しているサプリメントはそう数は多くありません

MVM(マルチビタミンミネラル、TwoPerDay)、カルシウムマグネシウム、キレート鉄、

レシチン、フィッシュオイル、CognitexBasics、アスタキサンチン、乳酸菌、

フォスファチジルセリン などです。

 

よくADHD向けのサプリで話題になるのは、イチョウ葉、バコパ、DMAEといった成分ですが

このあたりはあまり連用するべきではないように思われます。

DMAEについてはエビデンスが少し不足気味のようです。

 

サプリメントもたまに劇的に効くものはあるのですが、そういったものはあくまで一時的な

効能しかないため、連用すると効果が得られなくなるというものも多いように思われます

したがって、毎日飲むならよりローテクで安全性が高いものが良いように思われます。

 

またアセチルコリンの元となるものは、レシチンもしくはαGPCにしておいた方が良いと思います。~セタム系のものは資格勉強などで一時的に飲むのはありかもしれませんが、長期連用はあまりしない方が良いと思います。

何でもそうですが 不可逆的なものは避けるべきで、可逆的な穏やかな成分を飲むべきです。

 

以上です。 今回サプリメントを選ぶに際して米国において高信頼性かつ高級品である

LifeExteishionの商品をメインで選びました。 お読みいただきましてありがとうござました。