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島内 流れを止める好投で3年ぶりの白星!!広輔が貴重なスリーランで5割復帰!!今季のカープはしぶといぞ!!

Mageちゃんの「熱視線」
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「広島6-4ヤクルト」(26日、マツダスタジアム) 広島が序盤のリードを守り切って勝率を再び5割に戻した。初回に坂倉が先制の2点適時打、二回は秋山の適時打でリードを広げ、三回は田中が3号3ラン。田中は自身3年ぶりの猛打賞で勝利に貢献した。

情報源: 広島が勝率5割復帰 3年ぶり白星の島内に新井監督「投げている球に自信を持っている」【一問一答】

この5月、連勝するチームあり、連敗するチームありとだいぶ差が広がっている感じがするよな。阪神は7連勝後カープに一つ負けてその後6連勝。首位固めをしつつある。交流戦の成績次第ではリーグ再開時点でかなり突っ走ってしまう可能性が出てきた。大きな故障者もいないし、ここに来て若手もかみ合ってきている。まぁただ岡田監督は貯金23あっても優勝できなかった経験を持つだけに現在の15では心もとないのだろう。

逆に中日、ヤクルトは苦しい連敗が続いているよな。中日は3連敗が2回、4連敗が2回、7連敗が1回と連敗癖でなかなか調子が上がってこないし、ヤクルトも現在昨日のカープとのゲーム前には2度目の7連敗を喫している。さすがに連覇中の王者も苦しいよな。

じゃ、カープは??となると何度も5割を割ってはいるけど、すぐに踏みとどまっている。これ、すごく大事なことなんだと思う。これまでの4年間のカープはこの「踏ん張り」がなかった。一つラインを割ると怒涛の如く落ちていく。こういうのは指揮官の考え方や態度が大きな影響を及ぼす。新井監督は今のところ泰然というか「いつも通り」っていうところに安心感というか「大丈夫」という気持ちで選手がプレーできているのだろうねぇ。ヤクルト戦が終わると鬼門の交流戦だ。新井カープがどんな戦いをするのか??怖くもあり、楽しみでもあるよな。

その交流戦直前のヤクルトとの初戦、まぁ勝ちは勝ったけど、色々と課題も見えたし、いいところもあった。振り返ってみようかねぇ。

初先発・黒原3回で6奪三振も広輔の3ランで「力んだ??」

まずは今季初先発の黒原。立ち上がりのピンチをしのぐとランナーは出すものの「落ち着いて」投げられたように見えた。真っすぐは145㌔前後といったところ。変化球はカット、チェンジアップを上手に使いながら緩急でヤクルト打線を打者1巡目は何とかしのいだ。特に初回ね、いきなり大田に初球を打たれて連打を食らいながらも、ヤクルトのクリーンアップを抑えた。特に山田を三振で打ち取れたことで落ち着きを取り戻したように見えたねぇ。

ヒットは結構打たれたけど、そのほとんどが真っすぐだった。たぶんだけど課題は真っすぐのコントロールだろうねぇ。結構スッと真ん中に入ってくる球が多かった。それと高めの真っすぐは少し力がないというか、まぁ逆球で行っちゃっているんだと思うけど、弾き返されてるシーンが目立ったよな。真っすぐを常に低めに集めてゴロを打たせるのも大事。3回で奪三振が6。要所で三振を取れる所見せてくれたのは収穫だと思うし、そこにゴロを打たせる投球が身につけば十分ゲームを作れる先発になると思うねぇ。

ただ、3回裏に広輔の3ランが飛び出し6-0。このスコアで黒原の中に邪念が生まれたというかね、「勝てるかも」という気持ちがわいてきたように見えた。それが力みになってコントロールが乱れたり、球に上手く力が伝わらなくなってきたように見えた。もちろん、プロだから打者1巡目より2巡目、2巡目より3巡目と苦しくなってくるのは当然だけどな、不運な当たりもあったけど、8番打者に四球出したりな、球も全体的に高めに行ってしまっていた。狙って投げる高めといってしまった高めでは全く威力が違う。そこをヤクルト打線が見逃さなかった。打たれたヒットも野手の正面や取れそうな打球もあったしな、ヒットか凡打かの分かれ道ってやっぱり球の力だと思うんで、そういう意味ではこの4回、力みや色気でいい球が投げられなかった分ヒットになったと言っていいだろう。いい経験だと思うし、先発でやっていくのであれば、気持ちのコントロールも非常に大事だということが確認できただろう。たくさんの収穫を胸に次に生かして欲しいよな。

難しい継投策も球の力でなんとかなった??

このゲームではなかなか投手陣が役目を全うできずに難しい継投策になった。新井監督もゲーム後のインタビューで継投策の計算が狂ったことを明言しているし、こうなると最後はマウンドに上がった投手が何とか力でねじ伏せて抑えてくれるのを祈るばかりという場面がどうしても増えてしまう。
このゲームでも計算が狂ったシーンが2つあった。一つは黒原が6点のリードを背負いながらも4回を投げ切れなかった。もちろん「同点まで」という考えがあってもいいとは思うけど、この辺に勝率5割ライン上いる現状、何としてでも切り抜けたいと新井監督も勝負に出たのだろう。ここで大道にスイッチを決断した。その大道が荒れ球ながらもヤクルトの反撃を沈めた。これは大きかったと思うし新井監督の決断に大道がしっかり応えてくれた。よかったよな。

しかし、まだ4回。今後の継投策を考えると本音は最低でも黒原に4回は投げ切ってほしかっただろう。大道は回またぎで5回にもマウンドに上がった。いきなりの連続ツーベースで1点取られて2点差。ただ、ここは新井監督、大道に託したねぇ。その後をしっかり締めてこのイニングは1失点のみで終わった。これも非常に大きかったと思うねぇ。

一難去ってまた一難。6回には戸根がマウンドに上がった。しかしこの戸根がピンチをつくった。村上までは何とか抑えたけど、オスナに対しては新井監督は島内をぶつけてきた。これも恐らく新井監督の中では計算が狂った場面だったろう。2点差で島内⇒ターリー⇒課長の構想が前倒しになってしまった。こうなるともう選手に頑張ってもらうしかないということになる。島内は期待に応える形でオスナを抑えた。大道や島内といったパワーピッチャーがチームのピンチを「力」で何とか切り抜けた。この辺にカープブルペン陣が「強くなってきた」と感じたカープファン同志も多かったんじゃないかねぇ??

島内7回を11球で締めて3年ぶりの勝ち投手に

このゲーム、最初の3回はカープペース。中盤の3回はヤクルトペースだった。流れは完全にヤクルトに傾いていたように思う。それを島内が完全にシャットアウトしてゲームを落ち着かせて勝てることができたゲームだと思う。6回の火消も見事だった。坂倉のリードもあると思うけど、真っすぐに照準を絞っているであろうオスナに対して3球続けてチェンジアップでかく乱した。3球目は非常に甘く入ったけど、オスナに真っすぐかチェンジアップかの迷いがあった分、タイミングを外すことができたよな。

そして7回だ。今度は真っすぐでグイグイ押す島内だ。真っすぐに強い濱田も真っすぐに絞りながらもファールフライに抑え込んだ。長岡には高め目の真っすぐで三振を奪い、古賀には真っすぐで押して最後はチェンジアップで透かして3ゴロ。コントロールを乱すこともなく、イニングまたぎもお構いなし。しっかりと自分の投球を披露することができたし、この投球でヤクルトの勢いの芽を摘むことができた。非常にいい仕事をしたよな。

昨季までの島内は持ち前の馬力をメンタルが制御できないというかねぇ??いい球はありながらも気持ちが弱気になるとコントロールを乱したりして自分の首を絞めたり、勝負球が甘くなって打たれるシーンが多かった。しかし今季はだいぶそのバランスが取れてきているよう思うし、新井監督は「ストッパー」としての役割を与え、そこに非常にやりがいを感じているようにも見える。今後も難しい場面での登板が増えるだろうけど、頑張ってほしい、チームの成績を左右する存在になってきたよな。

広輔、あわやサイクル!?久々の猛打賞!!

終わってみれば3回に飛び出した広輔の3ランね、非常に貴重なものになった。この日は猛打賞。スリーベースが出ればサイクルという活躍だ。8番打者がこれだけ打てば、点は入るよな。

ここまで小園がファームに行った後のショートは上本と矢野が担ってきた。この日は先発が高梨ということで相性を重視して起用なのかなぁと思ったけど、しっかり期待に応えてくれたよな。ここまでの広輔はスタメンに出ればしっかりヒットを打っているし、出場機会には恵まれていないけど、気力は非常に充実しているのだろうねぇ。迷いなくバットが出てくるよな。特に今季は引っ張りの打撃が目立つ。ホームランの打撃も球種は高めに抜けたスライダーだと思うけど、あれ、昨年までの広輔なら当てに行ってファールフライや内野フライ、下手すりゃ空振りという結果になっただろう。今季の広輔はこれを「引っ張り」に行くことを心がけている。バットのヘッドをうまく回り込ませて、巻き込むようにスイングした。これ、バットが下から出ているとファールになるんだけど、しっかり上からたたけているから引っ張れる。今季心がけていることが最高の形になった。よかったよな。守備でも安定感は抜群だし、やはりタナキクの二遊間には安心感もある。これからも少ないチャンスをモノにしてね、存在感を見せ続けて欲しいよな。

矢崎課長って頼もしい💛

島内がゲームを引き締めてくれたおかげでターリー⇒矢崎の勝ちパターンに持ち込めた。しかし最後にピンチが訪れた。2死から連打を食らって2死2,3塁のピンチ。ヒット1本で同点、一発出れば逆転といった場面になってしまった。しかし矢崎課長、頼もしいよな。慌てず騒がず長岡を1ゴロに仕留めてゲームセット。見事にセーブをあげた。
矢崎も栗林がいない中でブルペンの心の拠り所になりつつある。独特のムードで群れることもなく、自分の考えを常に具現化することを追求している姿はね、これまでにないプロ野球選手像を見せてくれているよな。
あの長岡の場面はフォークの連投だった。ランナー2,3塁だからな、豪快なワイルドピッチなら下手すりゃ同点になるケースもあるし、悩んでいた時代の矢崎ならやらかす可能性は非常に高かっただろう。そこを恐れずにしっかり投げ込めるようになったのはやはり経験と結果が出ることによっていろいろと整理ができるようになったのだろう。矢崎のイメージ通りの投球ができて、イメージ通り抑えられている気がする。

栗林がファームで実戦登板を始めている。新井監督も栗林がいけるとなれば昇格させると言っているので交流戦には戻ってくるだろう。その栗林の留守を矢崎課長がしっかり守ってくれているし、栗林の調子次第だけど、かなりいい勝ちパターンを構成することができるだろう。楽しみだよな。

相変わらず中継ぎの攻略が出来ない打線

まぁ最後は6-4というスコアで勝つことができたけど、中押し、ダメ押しが出来ていればそれほど難しくないゲームだったように思う。以前にも書いた初回猛攻&九里の好投で連敗脱出!!中村貴のプロ初タイムリーが効いた!?課題は相手中継ぎ陣の攻略か??けど、カープ打線は相手先発は攻略してもどうしても中継ぎ陣に抑えられてしまう。だからいつも「追い上げられる」展開になってしまうよな。もちろん追い上げられながらも逃げ切る勝ち方はそれはそれでいい経験になるし、力も付くだろう。いわゆる「痺れる展開」は佐々岡政権、緒方政権時よりも勝てているように思う。ただ、やはりこの日のように防戦一方で中継ぎを前倒しで使ったりというゲームは避けたいよな。相手が追い上げてきながらも、そこでの中押し点、ダメ押し点というのはしっかり取っていくことが「強さ」につながるんだと思う。
それとヤクルトは序盤からの劣勢ながらもリリーフは2人しか使っていない。先発が3回で降板したら本来であら5,6人使ってもおかしくない。現にカープは6点リードしておきながらもリリーフは5人使っている。それだけヤクルト打線はカープの中継ぎ陣に食らいついてきていたということだよな。
カープ打線は3番手小澤に3イニング抑えられた。連敗中でブルペンが苦しいヤクルトをなんとなく助けてしまっているように思うねぇ。この辺には少々「甘さ」を感じざるを得ない。まぁ今季はベンチ批判は封印しているんで、これ以上は言わんけど、やはりこのゲームのように序盤でゲームが決まったような展開でも手を抜かずにしっかりと点を重ねていく野球ね、これができるようになると一つランクが上がるのは間違いないだろうねぇ。

普通って案外難しい…身についてきた「しぶとさ」

カープは不調のヤクルトから白星をゲットして勝率5割に復帰した。これまでも何度も借金生活に入りながらも、何とか借金を重ねずに5割に戻してくれている。この辺の「しぶとさ」ね、純粋に評価している。
最初に書いたように上にいるチームは順調に白星を重ねて貯金を増やしている。中日、ヤクルトがその餌食になり下位に低迷している。次の餌食候補は順番から言えばカープになるだろう。なんとかその餌食にならないように食らいついていかなきゃいかんよな。そのためには勝率5割をどれだけキープできるか??その中であわよくば貯金ができればAクラスが見えてくる。

勝率5割というのは一言で言えば勝ったり負けたり。貯金を重ねるチームは「強い」し、借金がかさむチームは「弱い」。となれば、勝率5割のチームというのは「普通」なんだろう(笑)。しかし、この「普通」をキープするってのは結構難しいし、「普通」ってどこにでもいそうだけど案外いないものなのよ。
理想の結婚相手なんて「普通」でいいなんて言う人多いけど、顔も年収も性格も「普通」の人って探すの難しいのよ(笑)だから普通と思われがちな勝率5割をキープするってのもかなり大変なことなんだよな。(ちょっと無理がある??)
これから鬼門の交流戦だ。アタクシも何とか5割くらいで…と言いがちなんだけど、この交流戦でカープが勝率5割で切り抜けるのは至難の業だろう。だからこそ、仮に5割で抜けられたらセ・リーグで非常に面白い存在になっているだろう。まだまだ脱落するのは早いしな、この「しぶとさ」ね、交流戦で見せてくれたら期待していいんじゃないかいと思うねぇ。

その前にヤクルトと2試合残っている。ヤクルトファンには申し訳ないけど、もう2試合程度静かにしてもらって何とか貯金をもって交流戦に入りたいよな。今日はまだ未勝利の森下が登板。昨日のゲームのようにしっかり打線が援護して欲しいよな。

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