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【物価上昇の最大要因はエネルギー価格の高騰…】ついに現れた「アベノミクス」の亡霊、天使か?それとも退治すべきか?②

2022-10-05 22:56:45 | 日本
前回からの続き)

 安倍晋三元首相の殺害とタイミングを合わせたかのようにとうとう現れた「アベノミクス」の亡霊・・・ともいえる「インフレ年率2%超」という現局面。これ歓迎しますか?それともお引き取り願いたいですか?・・・

 ・・・って、こんなの退治したいに決まっています・・・って、より強く、そしてより豊かになりたい、という、ごく当たり前の方向性からすれば。その理由は、前述した、この8月の消費者物価指数(CPI)の前年同月比2.8%上昇の具体的な中身を見れば、はっきりと分かるわけです。それがどんなものかというと・・・

 日経新聞等によれば、この物価上昇にいちばん寄与したのが「エネルギーです。同関連が16.9%上がり、2桁の上昇率が続いたとの由。燃料費の高騰のせいで電気代は21.5%(!)と7月の19.6%を上回って上昇しました。都市ガスは26.4%と、じつに41年5か月ぶり(!!)もの上昇率をマーク。ガソリン代は7月の8.3%から上げ幅が小さくなって6.9%になりました・・・が、これ国の補助金、つまり、わたしたちの血税が投入された結果だから、これを含めたトータルのガソリン代の国民負担は増えこそすれ減ってはいないはず。なので「電気代などと比べてガソリン代の値上がりは緩やかだね、政府のおかげだね」なんてありがたがっている場合ではありませんよ・・・

 エネルギーのほかに値上がりぶりが目に付くのが食料で、8月は4.7%上昇し、7月の4.4%を上回りました。生鮮食品を除いた食料は4.1%、食パン15.0%、チョコレート9.3%などなどと、軒並み上がっています。そのあたりは日々の買い物で誰もが痛感しているところでしょう。個人的には、価格もそうですが、同じ価格で買える量(個数やグラム数など)が減った食品等がずいぶん多くなったな、と感じています。

 このように「アベノミクス」の亡霊―――インフレ年率2%―――は、エネルギーや食料などの原材料インフレの姿をとって、わたしたちの日々の経済生活を本格的に脅かしつつあります。もっとも、生活コストが上がっても給料や賃金がそれ以上に増えれば差し引きの利益も増えるからOK・・・ですが、実際にはまったくそうなっていない様子も上記から明白です。というのも、もし、社会全体で賃上げ等が拡大しているのなら、原材料価格が上がる中でも、インフレ寄与の項目に労働者の賃上げ分が(上記のエネルギー・・・とまではいかなくても、せめて食料と同じくらいの率で)登場してくるはず。当然、出てくるはずはありませんし、現に出てきていませんよね。だってどの企業等も、経営効率化等で得たせっかくの賃上げ原資を電気代やガス代の値上がりでどんどん失っているでしょうから・・・

 こうして、原材料価格は上がるいっぽう・・・で収入はその上昇率にまったくついていってくれない、となって、じり貧に陥った多くの国民は「アベノミクス」の亡霊にホントに破局に導かれていってしまいそう・・・だからこの亡霊、断固退治だ!となるべきでしょう・・・

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