韓国には、お酒を飲む場所がいっぱいあるけれど、通常、お店や食堂に取り揃えてある酒類は本当にごく僅かです。「ビール」「焼酎(チャミスル)」「マッコリ」「ポップンジャ(伝統酒)」等、お酒専用メニュー表があったりする日本と比べて、格段に種類が少ないように思います。
それでも、少ない種類のお酒で十分に味わい、楽しめてしまうのが、韓国料理の魅力かもしれません。
ある日、外食後に友達が「こぷちゃんを食べたい」と言い出した。コプちゃんとは黄牛ホルモン焼き。
韓国といったら焼肉!というイメージが強いけれど、ホルモンを食べる人々も多い。韓国女子だって女同士で、ゾロゾロ店に入って食べている。まさに日本の<ホルモンヌ達>のパイオニアなのだ。
満腹にも関わらず、まだ食べれる肉食女子(私の心のニックネームいしちゃん)に驚きつつ、私たちは韓国在住のホルモンヌとなった。
場所は新村ファンソ コプチャンクイ(チョンノ店)。地元韓国人に大人気なお店です。もちろん、近年日本人観光客も多いようで、日本語メニューもこのとおり。
小腸、大腸、心臓、ミノ・・・盲腸??人間の人体構造を想像してしまいがちですが、牛部位ですよ。
ご飯ライス・・・・ん?・・・ご飯×ご飯??日本語可笑しいです。
韓国では、ホルモンの組みあわせには、チャミスル(焼酎)でございます。脂っこさを、焼酎が洗い流すのか韓国人はお肉とチャミスルの組み合わせが大好きだ。
何でも韓国人の成人1人あたりが年間90本以上のチャミスルを消費している統計があるそうです。
いくら何でも飲みすぎだろ・・・と言いたいところですが、右の韓国ホルモンヌも左のホルモンヌも、チャミスル片手にホルモンをつついていらっしゃいます。
さぁ、日本代表のホルモンヌ達よ、いざ喰べましょう!
その日、偶然にも途中参加した仲間が、このホルモン屋の店長と遠い知り合いだというので、「サービスジュセヨ~(何かサービスして下さい)」と声高らかにホルモンヌ宣言!私たち、夕食食べているんですけど・・・ね?
情に熱い韓国人店長のおかげで、注文した3人分以外に無料追加で3人分がおまけされることになった。空腹なら有難いのに、眼の前にある鍋が片付いたら、もう一度3人分の鍋が運ばれてくるという、タイムマシーンで過去に遡り同じ体験をするような感覚を2回味わうことになります。
<ホルモンヌの戦い~休憩のオカズ~貝のスープ>
この貝のスープが胃袋に染み渡ります。砂漠のオアシスだ~~~☆
<ホルモンヌの戦い~後半戦 無料進呈追加3人前>
佐々木監督、満腹です~☆
佐々木監督 「(課題)ホルモンの量は多いが、臆することはない!」
もう、わたくし、人間ホルモンヌになりました。まな板の上で裁かれたとして、この運命を受け入れようじゃないか。。。満腹ではじけそうな上ミノ(胃袋部分)を押さえつつ、笑顔で店長に御礼の挨拶をした後、私は我先にコンビニに走っていった。
「食べ過ぎたら、一気に飲みほせ 消化剤」 やさこ 心の川柳2013
新村ファンソコプチャンクイ
ソウル市 鍾路区(チョンノグ) 貫鉄洞(クァンチョルトン) 12-18