12月某日の、ちゅんちゅんの誕生日をお祝いしよう、ということで
2つ星のフレンチ、"ESqUISSE"を再訪しました
HERMESの裏口みたいなところから入って、エレベーターで9Fへ。
今回は、15,400円のランチコースです。
グラスシャンパン、
料理6品、
パン、ミネラルウォーター、
プレデセール、デセール、コーヒー&小菓子、
お土産
相変わらず、本日のお品書きからは何が出てくるのか
わかりませんが、"食べれないわけではないが出来れば
避けたい食材"が、ちらほら。
とりあえず、乾杯
【浸透】 鯖、中島菜、柚子
フランス人が考えた〆鯖。(お酢は使っていないとのこと。)
【紡ぐ】 烏賊、柑橘、イクラ
ぱっと見、イカとイクラとミカンしか見えませんが、下に葉っぱ的な
ものが仕込んであるのですよ。
甲イカ、お店で漬け込んだイクラ、温州みかん。
イクラが今まで食べたことがない弾力でびっくり。
【諷示】 白子、カリフラワー、ベルガモット
焼き色がつくまでソテーした白子に、謎のカリカリ、カリフラワーの
ピュレ、バターの泡。アチアチでいただきました。
香ばしくて超美味しかった
※しかし、脳みそタイプの白子だったら厳しかったかも。
◆自家製パン(かぼちゃとくるみ)
【親密】 蕪、レフォール
蕪の上のソースが西洋わさび、下のソースが鳥の旨み
バルミールソース。
バルミールって何?と聞こうと思ったけど、聞けずじまい。
茹でた蕪を1度乾燥させてソテー・・とかなんとか。
振りかけられている粉は、ミモレットチーズ。
【明暗】 イトヨリ、甲州、カロテン
これは、甲イカのワタと甲州ワインのソースがバランスを崩して
しまっているように感じました
あくまで個人の好みの問題なのかもしれんけど、ソースの
生臭さから逃げようと、人参のピュレなどで味変しようとしても、
どうしても逃げ切ることが出来なかったので
◆自家製パン(カンパーニュ)
【海流】 鮑、セロリ
隠し包丁は見てわかるんだけど、蒸して焼いてるのか、とても
やわらかかった。
味付けもしっかりしてて、美味しかったです
【43.2°N/142.8°E】 蝦夷鹿、プリュンヌ、舞茸
「げ、レバーが来た!」と心の中で悲鳴を上げ、震えた一品。
※もちろん、レバーではなかった。モモ肉よねぇ???
ピンク色。
肉質がきめ細やかで、しっとりしています。(臭みはまったくなし!)
プラムとの相性がよくて、奥行きのある味わいに。
◆もみの木のオイルとエゾシカのコンソメスープ
【直感】 ココナッツ、パースニップ
【愉しみ】 洋梨、ラム酒、ヴァニラ
デザートプレートの後は小菓子とコーヒーをいただき、コース終了
なぜか、いつも端っこギリギリにセッティングされてくる小菓子・・。
(空いてるスペースはいくらでもあるじゃないか!)
【お土産】
帰りにスタッフが勢揃いでお見送りをしてくれるんですが、
フランス人シェフ(リオネル・ベカ氏)に向かって、ちゅんちゅんが
「私の好きな海の食材が多くて嬉しかったです。〆鯖なんか特に」と
料理の感想を述べていました。
このお店で体験する新しい食感、新しい味の発見は、
よくわからぬ絵や音楽の感想を求められている感覚に近いです。
素材が生きているのに、それでいて複雑。
リオネル氏をぼんやりと見つめながら、普段から物事をややこしく
考えるタイプかしら?などと思った私でした。
人は、多分、誰でも、自分を大切にしてもらいたい願望があって。
柔らかく暖かい雰囲気で落ち着いて過ごせる素敵な空間に、
行き届いたサービス、私だけの一皿、その至福の時間を共有する
ちゅんちゅん。
私は特別扱いをされている!という実感とともに、何故か、
ちゅんちゅんが好きだ!という気持ちが沸き上がってきました。
好きだ、ちゅんちゅん!!
【銀座三越】
珍しいチーズを購入
人んちのクリスマスのオブジェ。