先日
5月25日に
昨年納めました
薬師如来さまの開眼供養会が開かれました。
「 本来ならば全檀信徒を招き、
組寺住職十数名で執行すべきところ、
コロナ禍という状況の中で、
総代、世話人だけを呼び、
特に縁の深い住職四人との法要となりました。」
とのこと。
以下はご住職からのご説明です。
お薬師さまは、
はるか彼方、
東の方角にある浄瑠璃( 瑠璃光 )世界という
仏国土( 浄土 )にいらっしゃる仏さまで、
薬師仏、
薬師如来、
瑠璃光如来、
大医王仏
とも呼ばれています。
そして日光菩薩、
月光菩薩の二人の菩薩、
また護法神として十二神将
( 薬師の分身として活動し、それぞれ七千人の部下がいます )
を従えています。
このお薬師さまは、
薬壺( やくこ )を持ち、
もう一方の手は施無畏または与願という形( 印相 )をとり、
蓮華座とよばれる蓮華の花弁の台座に居るのが普通です。
ただそれが一般化するのは平安末期以降のことで、
それまでは定型はありませんでした。
( たとえばお地蔵さまも古くは錫杖を持っていなかったのです )
そこで当山のお薬師さまは、
わかりやすいように薬壺を持たせるだけにして、
あとは親しみやすいお顔とお姿で造りました。
また本当に古い神仏の像は
岩座に安置されてきたので
( 当山も1000年を過ぎている古刹ですから )
岩座に奉安いたしました。
そして日光、月光のニ菩薩になぞらえて、
二人の童子を従えています。
つまり無量寺オリジナルの薬師仏なのです。
この仏さまにお参り( お願い )するときは、
両手を合わせて
「 オン コロ コロ センダリ マトウギ ソワカ
( 薬師仏のご真言=聖なる言葉 )」
をお唱えください。
このお薬師様は
本当にオリジナルの形なのです。
世界に一体だけの
薬師如来様。
完成写真は
こちらからご覧ください。
↓
ご縁に感謝し、
僕も今、
幸せをかみしめています。
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