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4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

ディストピアへようこそ 中国という国 人類の覚醒と真実

中国での本当のコロナ死者数は何人なのか。アメリカの研究は、実際の死者数は政府発表の366倍(17000%)であると結論する

投稿日:




 

17000%

アメリカのエポックタイムズが、以下のようなタイトルの記事を出していました。

「中国の真のコロナ死者数は公式の数字より366倍高いとアナリストは言う」

 

上の「 366倍」という数字は、エコノミスト誌が、世界各国の「超過死亡」を計算し、それぞれの政府が発表したコロナ死者数が「どの程度低く公表されているか、あるいは高く公表されているか」を非常に緻密な計算で算出したもので、エポックタイムズの記事は、その数値を根拠としています。

エコノミストの記事は以下にあります。

The pandemic’s true death toll
このパンデミックの真の死者数

エコノミストの分析では、以下のように、実際には世界の死者数は中央値が 1870万人となっていると結論付けています。


The pandemic’s true death toll

そして、政府当局による公式発表より「過剰死が多い」国は、以下のようになったとエコノミストは算定しています。

推定過剰死亡があると計算される上位の国とその数値

・アメリカ  公式 82万5816   推定死亡数 100-110万 過剰死亡率 + 30%
・ロシア   公式 30万3496  推定死亡数 100-110万 過剰死亡率 + 300%
・インド   公式 48万1770  推定死亡数 110-750万 過剰死亡率 + 900%
・パキスタン 公式 2万8941    推定死亡数  31-97万  過剰死亡率 + 2600%
・中国    公式   4,636    推定死亡数 15-180万   過剰死亡率 + 17,000%

The pandemic’s true death toll

なお、このエコノミストの「過剰死」というのは、文字通り過剰死であり、コロナが直接的な原因で亡くなったという件数ではなく、以下のように書かれてあります。

 

(エコノミストより)
> エコノミストのアプローチは、死の種類を区別しようとするのではなく、すべての死を数えることだ。総死亡率の変化を追跡する標準的な方法は「過剰死亡」だ。

> この数は、原因に関係なく、特定の地域で特定の期間に死亡した人の数と、特定の状況(自然災害や病気の発生など)が発生しなかった場合に予想された死亡数とのギャップから計算する。

> Covid-19による公式の死亡者数は現在 540万人だが、私たちの最善の見積もりでは、実際の犠牲者は 1870万人だ。死者数は 1170万から 2170万の間にある可能性が 95%ある。
The pandemic’s true death toll

 

このエコノミストの計算では、中国が世界で最も「実際より過小に報告している」としており、その過小報告率は、

「 1万7000パーセント」

と記されています。

これは、「中国の実際の死者数は、当局発表の 366倍にあたる」ということを示しています(最大で死者 180万人と記されています)

 

まあ……中国で起きている真実は、特に「過ぎてしまったこと」については、ほとんどの場合わかりようがないのですが、中国のコロナ死者数に関しては、この2年、やや不自然な部分も感じてはいます。

たとえば、以下はジョンスホプキンス大学の集計による過去 2年間の中国の「新型コロナによる死者数の累計」です。累積ですので、死者が増え続けている時はグラフは上昇し続けますし、死亡事例が止まって「そこから増えなければ」グラフは平らになります。

以下のように 1年9ヶ月ほど前から「真っ平ら」です。この期間の新たなコロナ死者数は 4人だけです。


ourworldindata.org

中国の死者数を、他の国の累積死者数と比較してみますと……その対象の国にもよりますが、先日の米ゼロヘッジの記事によれば、アメリカ、中国、日本、ドイツの 4か国だけで名目ベースで現在の世界の経済生産の半分以上を占めているということですので、その 4か国で比較してみます。

人口 100万人あたりの累積死者数です。


ourworldindata.org

 

人口100万人あたり
 アメリカ 2550人
 ドイツ  1377人
 日本    146人
 中国      3人

 

こうなってくると、中国の数値には、やや不自然な感じはあるのですが、もともと 2020年の時点において、中国の統計には怪しい部分はありました。

今から約 2年ほど前の以下の記事では、2020年3月10日頃までに死亡した共産党員のリストに関する資料を取り上げていまして、317人分の死亡事例が記載されており、そこには「死因」も書かれているのですが、

「死亡したほとんどが過労死と記載されていた」

のでした。

中国発の終末感 : 習近平主席賞賛本の発売と共に「武漢での新型コロナウイルスの新たな感染者がゼロ」になった話を聞いて、90%以上の死因が「過労死」のデータを改めて眺める
投稿日:2020年3月19日

下が、この記事に載せたものです。

流出した中国共産党員の死亡者のリストより

NTD

中国語メディアの NTD の以下の記事にすべてのリストが掲載されています。

多数の共産党メンバーの死亡リストの死因は驚くほど一致している
中共党员大量死亡名单曝光 死因惊人一致

こういう「過労死」と報告されて亡くなった人が当時の中国には数多くいたとも考えられます。

 

あるいは、2020年1月から 2月の短い期間に、

「中国の携帯電話の解約数が 1400万件以上に達した」

というデータも示されていました。

以下の記事でご紹介しています。

今年1月と2月に「中国の携帯電話の解約数が1400万件以上に達した」理由は誰にもわからないながらも…
投稿日:2020年3月23日

その時までの過去 5年間では見られたことのないような劇的な携帯契約者数の減少をデータは示していました。

2016年2月から2020年2月までの中国の携帯契約者数の推移

epochtimes.jp

中国の当局による公式な死者数は、約 2年前から 4600人ほどのままですが、ここまで取り上げましたような様々な点からは、「さまざまなことが起きていたかもしれない」というように推測はできますが、わかりようがないことでもあります。

いずれにしましても、エポックタイムズ、そしてエコノミストは、

「中国のコロナ関連死者数は、公式の 366倍」

と計算したようです。

エポックタイムズの記事をご紹介して締めさせていただきます。




 


中国の真のコロナ死者数は公式の数字より366倍高いとアナリストは言う

China’s True COVID-19 Death Toll 366 Times Higher Than Official Figure, Analyst Says
theepochtimes.com 2022/01/13

米国のアナリストによると、中国の政権は、その政治的イメージを維持するための体系的なデータ抑制キャンペーンで、中国での COVID-19 の死亡率を 17,000パーセントも過小評価している可能性がある。

これにより、中国での COVID-19 による死亡者数は、中国当局が帳簿上で維持している 2年間の累積死亡者数である 4,636人ではなく、約 170万人となる。

これは公式の数値の366倍だ。

スティーブンス工科大学の定量的ファイナンスプログラムのディレクターであるジョージ・カルホーン (George Calhoun)氏が行った調査結果は、エコノミストが開発したモデルによって生成された 1月のデータに基づいている。

中国で公式に記録された死の大部分は、パンデミックの最初の 3か月の間の武漢でのものであり、中国の他の地域ではさらに数百人しか報告されていない。

中国の政権は 2020年4月1日以降、さらに 2人の死亡だけを報告し、中国の COVID-19 死亡率は世界で最も低いとランク付けされた。

その驚異的な数値は、アメリカの数百分の一であり、カルホーン氏は以下のように述べる。

「これは無理です。医学的に不可能な数値であり、統計的にも不可能です」

公共記録と以前の研究報告、そして、中国政権のパターンを分析した結果、カルホーン氏は、中国が、「ゼロコロナ」政策を政治的目的とし、体系的に数値を改ざんしているという結論に達した。

 

異常

カルホーン氏によると、最初のポイントは、2020年4月以降、中国本土の COVID による死亡者数が「感染が猛威を振るう」中で突然減少したことだ。

ジョンズホプキンス大学のデータによると、2020年4月1日から 2022年1月8日まで中国本土で 22,102件を超える症例が報告されているが、同じ期間に記録された死亡は 2人だけだった。

比較すると、この期間中に COVID 感染がこの約半分を数えた香港は 213人の死亡を報告した。

パンデミックの最初の 3か月間の武漢の致死率(感染者の死亡率)は平均で約 7.7%であり、米国の 5倍以上、世界平均の 4倍を示していた。

その後の 20か月間、中国からの COVID データは一貫して不足している。ワシントン大学の調査によると、9月の時点で、中国は超過死亡率に関する完全なデータを提供していない世界で唯一の国になっている。

エコノミスト誌のモデルは、そのデータギャップを埋め合わせようとした。

このモデルに基づいて、カルホーン氏は、中国の超過死亡率の過小率は、約 17,000パーセントだと述べた。これは、リビア、イラク、アフガニスタン、ベネズエラなど、大規模な市民不安に悩まされている国々の過小報告率を上回っていると彼は付け加えた。ベネズエラの 推定過剰 COVID 死亡率は 1,100パーセントだ。

中国当局は、何が起こったのかについての手がかりをほとんど提供していない。

カルホーン氏の推定は、地元住民からの事例証拠、エポックタイムズが入手した、流出した内部文書の数々、そして中国でのウイルスの影響に関する調査研究と一致しており、これらはすべて公式の数字が大幅に過小評価されていることを示す。

中国の武漢でパンデミックが最初に発生した初期の数か月間、市内の葬儀場労働者の何人かは、火葬するためにノンストップで働いているとエポックタイムズに語った。3月に公式の死亡者数が 2,000人を超えたとき、数千の灰壷が火葬場の 1つに配達された。当局は、1か月後に死亡者数を 50%引き上げ、行政の非効率性にギャップをもたらした。

昨年 3月に医学誌ランセットに発表された研究によると、武漢では 2020年4月までに 968,800人もの人々が抗体を持っていた。これは、感染後にウイルスに対する免疫が発達したことを意味する。

データの不整合は武漢だけに限定されない。2020年2月の 2週間の間に、山東省の保健当局から流出した内部文書は、2,000人近くがウイルスに対して陽性であるという検査結果が出たが、755件の感染だけが公に記録されたことを示した。漏洩したこの文書は、ウイルス対策を政治的任務と見なし続けていることを示唆している。

最近ウイルスに襲われた西安から入手した最高幹部の文書は、ウイルスが西安から広がるのを防ぐために「最も厳しい措置」を講じるよう命じている。北京オリンピックが開催されると、波及はシステミックリスクを生み出し「国民的イメージを汚す」と内部文書には記されている。

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