「特別展 東福寺」 | First Chance to See...

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 東福寺と言われても「どこ?」と首をかしげてしまう、「ほんとに京都生まれかよ」とつっこまれても文句が言えない愚かな私のもとにたまたま無料鑑賞券が回ってきて、これ幸いと東京国立博物館の平成館に行ってきた。

 

 

 東福寺は京都を代表する禅寺とのことだが、禅画も仏像もとことん私の守備範囲外である。当然、どの展示品についても添えられた説明書きを読まなきゃ何が何だかわからないし、「国宝」とか「重要文化財」と書いてもらわないとその値打ちもわからない。わからないがしかし、なぜだか知らんが肖像画の掛け軸も仏像もやたらと巨大で迫力満点なのに加え、今回の展示の目玉である修理後初公開の吉山明兆筆「五百羅漢図」全50幅(ただし会期ごとに1/3ずつ展示されるため、全部観るなら計3回会場に足を運ばなきゃならない)のおもしろさだけはさすがにわかる、っていうかこの「五百羅漢図」に添えられたキャプションがどれもいちいち気が利いていて最高だった。学芸員さん、ブラボー!