我が家に猫のミチがやってきてからはや2ヶ月が過ぎ、猫と私の距離感は相変わらずである。せいぜい朝、私が別室からミチがいる居間に入ると、朝ごはんが待ち切れない様子で室内をうろうろするようになったくらいか。でも、ごめんね、朝ごはんの用意より猫トイレの掃除を優先させてよ。
と、そこまでそわそわしている割に、私が朝ごはんのカルカンを器にセットしたら猫がすぐ飛びつくということはなく、私が食卓テーブルの後ろまで下がったところでようやく器に近づき食べ始める。そして、大体半分くらい食べたところで満足し、本棚と掲示板の間の隙間に引っ込む。
カルカンの残りは、そのまま夕方まで手付かずだったり、昼近くにはあらかた食べていたりする。今のところ私は朝と夜にカルカン1袋ずつあげているが、朝ごはん用のカルカンの減り方が早い時は別のおやつのパウチを開けて別の小さい器に盛ったりするし、逆に朝に食べたきり夕方近くになっても残りのカルカンが手付かずの時は、胃腸ケアや毛玉ケアのちゅーるをあげてみたりもする。
この他に、ドライフードは常に別の器に入れておいてある。昼間にこのドライフードに手を出すことは滅多になく、ひもじい思いをさせないための用心、に近い。そういうごはんのあげ方をすると、猫によってはごはんを食べすぎてお腹を壊すこともあるようだが、ミチに関してはこの2ヶ月でそういうことは一度も起こらなかった。猫のほうで自分の食べるべき量を自分できちんとわきまえているということか。頼りない飼い主としてはありがたいったらありゃしない。
夕方もしくは夜には朝ごはんのカルカンはすっかりなくなり、そのタイミングで晩ごはんのカルカンを器に入れる。日によっては、私が寝る前にはほとんど食べ尽くしていることもあるし、割と残っていることもある。その時の状況次第で、小さいサイズのウェットフードを追加で別の器に盛ったり、総合栄養食タイプのちゅーるをあげたり、ドライフードを多めに追加しておいたりする——翌朝、このドライフードが完全になくなっていることは稀で、大体少しは残っている。
とりあえず猫トイレでの排泄はそこそこ順調だし、吐き戻しは一度もないし、そんなに大きな間違いはやらかしていないはずだと思う。ということで、当分はこのペースでいいかな、と考えていた矢先、毎日お世話になっているカルカンのパウチがリニューアルされることに気づいた。味のリニューアルはいいとして、パウチの中身が現在の70グラムから60グラムに減るらしい。えええええ!