すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

バンパイヤの未完

2023年03月27日 | 書籍

2011年8月の記事を
12年ぶりに焼き直し
本日2023年3月27日(月)より
アマゾンダウンロード書籍から読み返す

ブルジャイアントエクスプローラー8巻まで2回目読了したもんで
読むやつがないもんで


(1928年〈昭和3年〉11月3日 - 1989年〈平成元年〉2月9日)



発表期間    1966年 - 1969年
第1部は『週刊少年サンデー』にて1966年第23号から1967年第19号まで連載された。
手塚治虫本人がこれまでになく重要な登場人物となっているという特徴がある。
第2部はテレビドラマ放映開始時にメディアミックスとして、
『少年ブック』にて1968年10月号から1969年4月号まで連載されたが、掲載誌の休刊により未完に終わった。

主人公の少年である立花特平(通称トッペイ)は、月が出ている時に感情が高ぶると狼に変身する「狼男」であった。
木曽の山奥の集落でバンパイヤの「夜泣き一族」として母と弟のチッペイと暮らしていたが、行方不明の父親の探索とアニメーターになりたいという夢を持って村から抜け出し、
手塚治虫の下(虫プロダクション)で働くことになる。
だが、ある夜手塚治虫に正体がばれてしまう。手塚は、親友で怪奇現象の研究家でもあった熱海教授に相談するが、
教授はトッペイを研究しようと無理やり狼に変身させ、逆にトッペイに追われてがけから落ち、事故死してしまった。
悪魔のように知的で冷酷な少年ロック(間久部緑郎)は、その様子を目撃し、世界を支配しようという野望のために事件を楯にトッペイを利用しようとする。


トッペイとロックの確執。さらに、動物に変身するという理由だけで化け物扱いされ、人間たちに迫害され続けてきた一族の復讐を果たし、
新たにバンパイヤの支配する世界を作るため蜂起するバンパイヤたち。そこにロックが絡み、事実上の主人公として描かれていく。


ロックは、3人の老婆の占い師から、「世界の支配者になれる。人間にも動物にも倒されることはない」と予言され、それを信じて悪事を重ねたのである。
トッペイは変身してロックを襲うが、古井戸に落ちてロックに助けられ、いやいやながら命の恩人ロックの命令を聞く羽目になってしまった。
ロックは、なんと孤児であった自分を引き取ってくれた恩人である大富豪大西氏の娘ミカを誘拐して身代金を強奪することを計画、
トッペイにミカの誘拐を手伝わせる。ロックに命令され、警視庁の下田警部の追跡も振り切って身代金を奪い、指示された寺院に逃げ込んだトッペイは、
そこで父とその助手の岩根山ルリ子に出会う。父の立花博士は、世界中のバンパイヤを結束し、人間からの不当な抑圧から解き放つための「バンパイヤ革命」を計画していたのだった。
トッペイを追って来た警官隊の銃撃を受け、父はトッペイの身代わりになって死に、トッペイとルリ子は脱出する。


手塚治虫はロックが山口県の秋吉台で大西ミカを殺害するのを目撃するが、
逆にロックに追われて鍾乳洞に逃げ込み、バンパイヤたちの集会場に迷い込む。
バンパイヤたちが革命のために会議を開いていたのだ。
ちょうどルリ子に連れられてきたトッペイのおかげで手塚は釈放されるが、途中で再びロックに出会い、
自動車に乗せられたまま谷底へ落とされる。さらにロックは、自分が大西家の財産を譲られることを知り、
大西夫婦を交通事故に見せかけて殺害してしまった。その上、彼をバンパイヤだと信じる岩根山ルリ子を通じてバンパイヤたちをも味方に付け、
自分の屋敷を改造して彼らの基地に提供する。トッペイは、そんなバンパイヤたちの行き方に反対し、
ロックを下田警部に告発するが、ロックは警部をも殺してしまった。
警部の死に際にロックのことを聞いたおじのヒゲオヤジは、早速ロックを追い始める。


ロックは、丸薬状で飲み込むと体内で爆発する丸薬爆弾で政府要人を爆殺し、
いよいよ野望の成就に乗り出した。彼の悪事に気付いた唯一無二の親友の西郷は監禁されてしまう。
だがヒゲオヤジはロックを追って海外にまで飛ぶ。一方、死んだと思われた手塚治虫が生還した。
死ぬ直前にバンパイヤに助けられ、「マッドPA(パー)」という、熱海教授が発明した謎の薬品のありかを尋ねられたというのだ。
手塚はトッペイと共に廃屋となった熱海教授の屋敷に行き、マッドPAの資料を探し出した。
そしてテレビでバンパイヤ革命の秘密を明かす。その存在を知られてしまった日本のバンパイヤは、ついにバンパイヤ革命を開始した。


バンパイヤ革命で日本全土がバンパイヤの支配下に落ちたある日、
手塚治虫はトッペイらの協力で極秘にマッドPAを完成する。それは、変身したバンパイヤを本物の動物に変えてしまう作用があった。
本心ではバンパイヤを支配して世界の王者になろうともくろんでいたロックは、
手塚たちからマッドPAを奪おうとするが、ヒゲオヤジとの戦いに敗れて捕らえられる。ヒゲオヤジはバンパイヤの幹部たちをマッドPAで全滅させた。
計画が挫折したロックは脱走し、監禁していた西郷の下に走るが、西郷の諫言にカッとなり西郷を射殺、
彼に変装して逃げようとするが、トッペイたちに追われ、さらに無数の幽霊や妖怪の幻覚に襲われて海に飛び込み、
姿を消した。そして全ては終わる。


第2部
第1部で姿を消したと思われていたロックがウェコ(人間に変身する猫のような姿をした動物)を利用し、
再び世界征服をたくらむ。
江戸時代に現れた化け猫(ウェコ)の逸話やトッペイとウェコの出会い、
インドの山猫少年(正体は人間の姿になったウェコ)などのエピソードを織り込みながら展開する。
ロックはウェコを大富豪の檜山家の跡取り息子・ハヤトに変身させ、本物とすり替えて財産を乗っ取ろうとする。
しかし、ウェコはハヤトを殺そうとして返り討ちに遭い、手当てをしてもらったことで恩義を感じ、正義感に目覚める。
その後、二人が繋がっていることに気づいたロックはウェコの振りをしたハヤトを洞窟の奥まで連れていき、地底湖へと突き落とす。
しかしそれはハヤトではなく、本物のウェコであった。
いつの間に入れ替わったのかと驚愕するロックに怒ったウェコが掴みかかろうとするところで物語は未完に終わる。


以下2011年の記事



手塚治虫先生の「バンパイヤ」
昔 夢中になって読んだ秋田書店のやつ 話の途中で終わっとるのですが
も~続きが気になって 気になって

あと未完で気になっていたのが石森章太郎先生の「サイボーグ009」の天使篇
「大人はなんで途中で止めてヤキモキさせるんやぁ~」と思ってました

バンパイヤ(1) (手塚治虫文庫全集 BT 82)
クリエーター情報なし
講談社


バンパイヤ(2) (手塚治虫文庫全集 BT 83)
クリエーター情報なし
講談社



バンパイヤ Complete BOX [DVD]
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日本コロムビア


でもね でもね 
カプコンのヴァンパイアも名作ですよね!
ほんと
ヴァンパイア ダークストーカーズ コレクション カプコレ
クリエーター情報なし
カプコン

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2 コメント

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Unknown (onoji)
2011-09-02 15:33:54
手塚作品の中でも僕は「バンパイヤ」はかなり上位にランクしている作品です。ストーリーもええんですが、この時代の絵がめっちゃ好きなんです。特に足のデフォルメのしかたがなんとも好き。1部は完結してるけど、2部が未完でしたっけ。いつか描く描くと言うて、ついにあの世に行かれてしまって、まことに残念無念です。
Unknown (よしはら)
2011-09-02 21:11:26
僕は手塚本ではバンパイヤが多分1位だったと思います
話がよくできている
絵もイイです
足は太いのね 女子の足が
あれイイね

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