Sam Cooke フォロワーズ #19

2015年12月04日 | Sam Cooke フォロワーズ
Sam Cookeの影響はSoul界だけに止まっていなかった。

今まで取り上げて来たシンガーは自分以外は黒人シンガーばかり。

しかし、Rock界にもSam Cookeフォロワーはいた。

Journeyの【Steve Perry】だ。

基本Sam Cooke好きの人はRockなんか聴かないし、RockファンでSam Cookeを知っている人はかなりコアだ。

そんなわけでSteve PerryがSam Cookeフォロワーだということが語られる機会はあまり無かった。


しかし、Steve Perryの歌のアプローチはSam Cookeフォロワー以外の何物でもない。


まず1979年リリースのアルバム【Revolution】から、彼らの代表曲のひとつであるLovin' Touchin' Squeezin'を聴いて欲しい。

Journey Lovin Touchin Squeezin



歌の入り口からまるで『Nothing Can Change This Love...』を彷彿させる歌い回し。


メロディーは違うが、発音や音の繋ぎ方がまるでSam Cookeである。

元親さんのブログで【Rock界のSam Cookeフォロワー四天王】と言う記事があった。

こちらに

『ジャーニーの曲の中でも、もっともサム・クックを感じる曲として、初のトップ20入りを果たした"Lovin' Touchin' Squeezin'"(全米16位)があげられる。
ジャーニーのドラマー、スティーヴ・スミスによると、この曲は初めスティーヴ・ペリーがオールド・スクールなブルースのリズムをベースで弾いているところに、他のメンバーもジャムセッションのように加わり、当時からサム・クックに影響されていたスティーヴ・ペリーは、その曲の中にサムの"Nothing Can Change This Love"の要素を含ませ完成したと言っている。』


と言う記述があった。

だよねえ~!


もう1曲R&B風ナンバー、これは私も好きな曲『Lights』、

Lights (When The Lights Go Down in the City) Journey



これはSteveがJourneyに加入して初のアルバム【Infinity】から。

これもめっちゃSam Cooke節炸裂。


次もバラードナンバー、Open Armsは

Mariah Careyのカバーで有名だが、実はJourney最大のヒットでもある。

Journey - Open Arms




同じアルバム【Escape】の1曲目を飾った『Don't Stop Believin'』は当時もヒットしたが、米国TVシリーズ【Glee】でカバーされてリバイバルヒット、若い人はこちらで知ってるであろう。

これはLiveバージョン。

Journey - Don't Stop Believin' (Live in Houston)




これも思い切りSan Cooke節で歌われている。

Steve Perry、まさにSam Cooke Loveであった。

体調不良によりJourney離脱、脱退のあと引退状態にあるようだが、是非復活してほしいものだ。

Sam CookeのスタイルはGospel/Soulの宗教やジャンルを超えている。RockやJazzのシンガー我影響を受けていても何の不思議でもない。

もちろん人種を超えてもだ。


Sam Cooke Is Greatest!



Sam Cookeフォロワーズ、まだまだ続きます。



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