言っちゃだめと知りつつも | 病弱ママのBeautiful Life

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重症筋無力症の私とマイペースな夫&娘との記録。
2021年1月、巨大な膠芽腫のため危篤状態になりましたが、手術を経てなんとか生還しました。2021年6月、膠芽腫再発。最期まで笑顔で頑張ります!

絶対にかぞくには言わないようにしていたことを、先日言ってしまった。

 

膠芽腫と分かってから、折に触れて思ってきたこと。

 

病室から見える桜、来年も見られるのかな?

眼鏡を新しくした。あとどれくらい使えるのだろう。

杖も新しくした。あとどれくらい歩けるのだろう。

どうせあと何年もいきられるわけじゃないのだから、買わなきゃ良かった。

新しいマットレスを買おうと勧められた。買ってすぐに死んだら、もう使えなくなるから勿体ない。古い布団でちょうどいい。

 

どうせ短い命だから、私にお金を使わないで欲しい。

 

色々考えて生きても、何年も生きられるわけじゃないから、もうどうでもいい。

 

旦那さん、悲しそうな顔をして、

 

「そんなこと言うなよ」

 

と言った。失言したと察し、謝ったが、自己嫌悪。

 

自分が嫌になってきた。

 

そうしたら、胃が痛くなってきた。

 

まるで、私があほなことを考えないように、意識を胃に向けさせているように感じた。

 

体調が安定しているだけで、幸せなことなのに、体調が安定しても先のことを考え落ち込んでしまう。

 

頑張って前向きに生きようと決めるのだけれど、その決意を打ち砕くかのように、麻痺側の手足の痛みが強くなる。頭痛も強くなる。まるで、膠芽腫が、自分の存在を忘れさせないように主張しているかのようだ。

 

症状が強く出ると、腫瘍が大きくなってきたのかな。と不安になってくる。

 

じわじわと、生殺しにされている気分。

 

この先、どう生きるのか、どう死んでいくのか。

 

先が分からないことが希望にもなるし、不安にもなる。

 

日常に感謝して、日常を楽しまないと。

 

家族に心配をかけないように、生きたいな。

 

「大好き。ありがとう」を伝え続ける毎日がこの先も長く続きますように。