糸遊庵 itoyufuan

   糸遊庵 itoyufuan

   書くことが好きです。バラが好きです。自然が好きです。
   穏やかに暮らしたい…

成田山書道美術館へ。


今回は新春特別展でテーマが「書の紙」。

観たい平安•鎌倉期の古筆が勢揃いしていたので、見逃すと後悔しそうと思い、電車を乗り継ぎ片道約2時間?気合いで行ってきた。

夫に連れて行ってと3回くらい頼んだけどフラれた…

なので、一人旅気分でのんびりと。


表参道は三連休で大混雑。

人混みをすり抜けてようやく辿り着いた美術館。







見応えある内容で、書も見たいし、紙のことも知りたいしで情報量が多くて頭がパンクしそうだった。

それに、展示数も多かったので、一つ一つじっくり見ていると時間もかかってけっこう疲れた。


2階の一角には唐紙体験コーナーもあって、雲母を容器に張った綿に塗り、ぽんぽんと板木に付け、ハガキサイズの紙に摺る作業を体験した。

複雑な工程を知り、こんなに手間がかかるんだと、とても勉強になった。


料紙が高価な理由を改めて認識し、紙の良さを生かせるようにもっと研鑽を積まないといけないと身に染みて感じた。


それにしても、関戸、和泉式部、高野切、香紙切など多数の古筆を生で見ることが出来て幸せすぎる時間だった。





ちょうど高木厚人先生の個展も開催中で運良く観ることが出来た。















満開の梅の花も見つけて、春の空気も味わえた。


心新たに、また書いていこう。

銀座まで「現代の書 新春展」を観に行って来た。 

ウィンドウの龍の作品が素敵だった!

金の鱗にそれぞれに辰の字が書かれていて。

日本橋高島屋でも二十人展があっていたのに、
気が付かず寄らずに帰って来てしまって残念。

久しぶりに街に繰り出したらどっと疲れてしまった。

刺激をもらったのでまた書いていこう。















今年は出品しました。


せっかく東京に引っ越して来たので観に行くためにも!


と思っていましたが、行く時間が無いかもしれない…


それか娘も連れて行くか…


そうするとゆっくり観れないからどうしようと悩んでいます。


お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。




明けましておめでとうございます





今年は帰省せず東京で新年を迎えました。


新しい生活にもやっと慣れてきたので、今年は昨年に増して筆を持ちたいと思っています。


毎日展にも出したいし、師範試験も受けたいし、目標をたくさん掲げました。


とはいえ、健康第一なので、無理はせずやれる範囲で頑張りたいです。


年明け元旦から石川で地震、東京もけっこう揺れて驚きました!


皆さま大丈夫でしょうか?


平穏が1番。心からそう思います。


早く普段通りの生活に戻りますようにと願うばかりです。


富岡八幡宮で初詣。








娘とはすごろくや福笑いをして正月遊びを楽しんでいます。

おせちもやれる範囲で作ったけど、普段やらないことをやったから、疲れがどっときました笑


少し休んで、ぼちぼち動き出します。


今年もよろしくお願いいたします。




11月

・調和体

【句】菜畑の霜夜は早し鹿の声(与謝蕪村)

【句意】「霜夜」菜畑の続く田家のさまである。ぐっと冷えこみ霜が強く降る夜は、いつもより早く鹿の声が聞かれる、の意。





•実用の書=ペン字=






•実用の書=毛筆=






12月

•調和体

【句】冬ごもる其夜の膝に竹の月(小林一茶)

【句意】「冬ごもり」寒さをいとい閉じこもっていると、藪ごしに月光が膝の上にさして来たことだ、の意。





• 実用の書=ペン字=





• 実用の書=毛筆=






文化の日の三連休は、成田山書道美術館へ「生誕100年 小山やす子展」を観に!


渋滞していて着くまでにかなり時間がかかったけど、行った甲斐があった!


中でも伊勢物語屏風は圧巻で、こんな風に書きたい!と憧れる箇所が沢山あって心が揺さぶられた。


先生のことばも貴重で、図録にも紹介されていたのでこれから読み込もうと思う。見応え十分の展覧会だった。


古典、古典、古典、古典をもっとやらねば。














8月末から投稿が止まっていました。

Facebookのグループ「いい書我が書」の投稿はなんとか毎日続けています!

数日分書き溜めて投稿することが多いですが…

勉強になっています。

良かったら覗いてください。





9月分


・調和体

◆起きあがる菊ほのか也水のあと(松尾芭蕉)

■句意:「菊」「艸庵雨」の前書きがある。「菊ほのか也」は、菊がほのかに薫る、の意。「水のあと」は出水のひいた後である。深川芭蕉庵の一帯は低地であった。




・規定課題

◆夕影に来鳴くひぐらしここだくも日毎に聞けどあかぬ声かも(作者未詳)

■句意:夕方の光の中に来て鳴くひぐらしは、このようにまいにち聞くけれども、まだ聞き足りないことだ。



・実用の書 毛筆



・実用の書 ペン字

9月は成績がイマイチでした。

確かに今見直すと気になる所が多々あります。

11月は恥ずかしくない作品を出したいと思います。



10月分

・調和体

◆鈴むしは鳴き休むなり虫時雨(松本たかし)

■句意:「虫時雨」虫の声がまるで時雨のように鳴き響く中で、鈴虫がはたと鳴き止んだその瞬間をとらえた句。また鳴き出すだろう鈴虫への細やかな心情が詠まれている。



・実用の書 毛筆



・実用の書 ペン字


10月は調和体と実用の書(毛筆)が昇段昇級していました。


臨書も最近久しぶりにまとまった時間がとれたので取り組むことが出来ました。


やれる時にやっておこうと思います。


和泉式部続集切です。





7月に受けていた笹波会の昇段試験


中字かな部・かな古典臨書部・かな規定部と3部門受けて、全て昇段していた!


これでやっと仮名条幅と合わせて全て7段になった。


本当に安心した!!!


というのも、遡れば7月の締切日前日の話。


ハプニングが発生!!!


締切日の1週間前には余裕を持って提出していたはずなのに、


夕方に編集局から電話。


「中字が1枚足りません!今すぐ書いて出してください!」


え!?え!?どういうこと!?と一瞬パニックに。


よくよく話を聞くと、中字かなは縦横2枚創作して提出しなければならないのに、私は横を1枚しか出していないらしい…


前回昇段試験を受けたのはもう随分前で試験内容をすっかり忘れていた。


要項もよく読んだはずなのに…


終わったと思った。


だって今からなんて16時なんですけど…


幼稚園のお迎えから帰って来て、おやつを食べ終わったところだった。これから夕食の準備をしなければならないのに


今から書いて明日の締切日に間に合わせるなんて無理に決まってる。


しかし編集局の方は


「せっかく出して下さってるから勿体無いと思って!今から書いて宅急便で出したら明日に間に合いますから。」と。


「わ、わかりました。やってみます。」


言ってしまったものの出来るのか?子どももいるのに…


とにかく道具を出して書いてみよう!書けなかったら諦めればいいか。


と集字もせず、ノートに閃いた草稿だけ書いて一発勝負の気持ちで書いた。


郵便局は18時に閉まるので、タイムリミットは17時。全集中して1時間で仕上げた。


幸いにも娘が邪魔せず大人しく遊んでくれていたから助かった。


押印し、急いで発送準備をして娘に「郵便局まで着いて来て!」とお願いし、自転車で爆走して郵便局へ急いだ。


閉店10分前だっただろうか…興奮していて忘れてしまった。


編集局の方は「郵便は翌日に届かないから宅急便で!」と仰っていたけど、


東京から広島へは宅急便も翌日には届かないのにおかしいな?と思いながら速達に変更して送った。


郵便局員さんは明日には届くだろうと言われたので一先ず安心した。


わざわざお電話いただいたことが気になり、帰宅してから編集局に作品が間に合った旨を連絡した。


すると、「え!?もう書いたんですか!?出せて良かったです!」


そう言われて私は内心(だって今すぐ書いて出してって言われたから…)と思ったが、


電話が無かったら没書になって試験すら受けられなかったのだから、親切に電話いただいたことに感謝しなければと思い直した。


お心遣い本当にありがとうございました。


ハプニングありの昇段試験、無事に終わってよかった。


【かな規定部】全壊紙に2首。

みちとせになるてふ桃のことしより花さく春にあふぞうれしき

道しらばたづねもゆかむ紅葉ばをぬさとたむけて秋はいにけり(凡河内躬恒)





【中字かな部】全壊紙に。

ひきうゑし人ははむべこそ老いにけれ松の小高くなりにけるかな(凡河内躬恒)




※こちらが一時間で書きあげたもの↓もっと書き込みたかった!




古典臨書部門は書き溜めていた一条を出した。


規定と臨書は写真版にもなっていて記録に残って良かった!


よくよく競書誌を読んでみると、全部門7段の人は「準師範」になるんだと。


そうなんだ!次はいよいよ師範試験なんだな。


臨書に力を入れなければ。


そして添削依頼もしなければ。


やる事たくさん!






セイコーハウス銀座ホームで開催されていた


三宅相舟先生の書業55周年の個展に行ってきた。


せっかく東京にいるからこれは見逃してはいけないと、夫にしつこく言っていたら車で送ってもらえてラッキー。


先生の個展は初めての鑑賞かな。以前は福山でも開催されたことがあるみたい。


美しい料紙に散らされた仮名が素敵で終始ため息。


銀座のこの場所にピッタリな格調高い作品たち。


自分には無いものを沢山吸収することができた。


私は速書き過ぎるのかな、字形も同じのばかり使っていていけないなと課題が見つかってまたやる気が出てきた。





先生にご指導をお願い出来たらいいけど…

通うのは厳しいし、笹波誌と日本書道院と仮名は2誌購読しているけど、どちらで添削してもらうか悩ましい。


そもそも日本書道院では通信で添削はされていないみたい!





図録も購入して満足。


鑑賞している間夫と娘には別の場所で待っていてもらったので


その後は娘へのサービスで東京駅のプリキュアショップへ。


最近はディズニープリンセスよりプリキュアにハマっています。


グッズがありすぎてキリがないしお金が足りない!







日本書道の競書、書いていたのに発送するのを忘れていた。


こちらの方は今仮名が初段なのだが、こちらは昇段試験を受けなければ上がらないので


どうせ今月も上がらないしと放置気味になっていた。


そういう気持ちが発送忘れに繋がっているのだろう…


こちらもどうして行くか考えなけばな。


⚫️7月分 仮名半紙

歌:村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ(寂蓮)

意:村雨が通り過ぎて、その雨のつゆもまだ乾かない、まきの木の葉に、霧が湧き、立ちのぼる秋の夕暮であるよ。




⚫️8月分 仮名半紙

歌:難波江の蘆のかりねのひとよゆゑ 身を尽くしてや恋ひわたるべき(皇嘉門院別当)


意味:難波の入江に生えている蘆の刈根の一節のように、一夜の契りのためにわが身をつくして、これからずっと貴方を恋い続けなければならないのでしょうか。





日本書道の仮名のお手本を書かれている三宅相舟先生の個展が今銀座で開催中です。


これは観ておかなければ!


やっと止まらなかった咳が落ち着いてきたので今週末には行けたら!