7月に受けていた笹波会の昇段試験
中字かな部・かな古典臨書部・かな規定部と3部門受けて、全て昇段していた!
これでやっと仮名条幅と合わせて全て7段になった。
本当に安心した!!!
というのも、遡れば7月の締切日前日の話。
ハプニングが発生!!!
締切日の1週間前には余裕を持って提出していたはずなのに、
夕方に編集局から電話。
「中字が1枚足りません!今すぐ書いて出してください!」
え!?え!?どういうこと!?と一瞬パニックに。
よくよく話を聞くと、中字かなは縦横2枚創作して提出しなければならないのに、私は横を1枚しか出していないらしい…
前回昇段試験を受けたのはもう随分前で試験内容をすっかり忘れていた。
要項もよく読んだはずなのに…
終わったと思った。
だって今からなんて16時なんですけど…
幼稚園のお迎えから帰って来て、おやつを食べ終わったところだった。これから夕食の準備をしなければならないのに
今から書いて明日の締切日に間に合わせるなんて無理に決まってる。
しかし編集局の方は
「せっかく出して下さってるから勿体無いと思って!今から書いて宅急便で出したら明日に間に合いますから。」と。
「わ、わかりました。やってみます。」
言ってしまったものの出来るのか?子どももいるのに…
とにかく道具を出して書いてみよう!書けなかったら諦めればいいか。
と集字もせず、ノートに閃いた草稿だけ書いて一発勝負の気持ちで書いた。
郵便局は18時に閉まるので、タイムリミットは17時。全集中して1時間で仕上げた。
幸いにも娘が邪魔せず大人しく遊んでくれていたから助かった。
押印し、急いで発送準備をして娘に「郵便局まで着いて来て!」とお願いし、自転車で爆走して郵便局へ急いだ。
閉店10分前だっただろうか…興奮していて忘れてしまった。
編集局の方は「郵便は翌日に届かないから宅急便で!」と仰っていたけど、
東京から広島へは宅急便も翌日には届かないのにおかしいな?と思いながら速達に変更して送った。
郵便局員さんは明日には届くだろうと言われたので一先ず安心した。
わざわざお電話いただいたことが気になり、帰宅してから編集局に作品が間に合った旨を連絡した。
すると、「え!?もう書いたんですか!?出せて良かったです!」
そう言われて私は内心(だって今すぐ書いて出してって言われたから…)と思ったが、
電話が無かったら没書になって試験すら受けられなかったのだから、親切に電話いただいたことに感謝しなければと思い直した。
お心遣い本当にありがとうございました。
ハプニングありの昇段試験、無事に終わってよかった。
【かな規定部】全壊紙に2首。
みちとせになるてふ桃のことしより花さく春にあふぞうれしき
道しらばたづねもゆかむ紅葉ばをぬさとたむけて秋はいにけり(凡河内躬恒)
【中字かな部】全壊紙に。
ひきうゑし人ははむべこそ老いにけれ松の小高くなりにけるかな(凡河内躬恒)
※こちらが一時間で書きあげたもの↓もっと書き込みたかった!
古典臨書部門は書き溜めていた一条を出した。
規定と臨書は写真版にもなっていて記録に残って良かった!
よくよく競書誌を読んでみると、全部門7段の人は「準師範」になるんだと。
そうなんだ!次はいよいよ師範試験なんだな。
臨書に力を入れなければ。
そして添削依頼もしなければ。
やる事たくさん!