2年ぶりに日本に帰国してきました。

2年も祖国を離れると、
「アタリマエ」だったことが「ヘンナコト」に変わるものですね。

まず思ったのが、電車の中が不気味なぐらい静か。
ほとんどの人が携帯を見て過ごしてる。
自分の携帯ばかり見てないで、入って来たご老人に座席譲ろうよ。
目の前に妊婦がいるの、気付かないの??

そして、エレベーターに乗ると、漂う奇妙な沈黙。
みんな、目線のやり場に困って携帯を見てる。
自分のパーソナルスペースを守るために携帯を使っているのかな。

駅のホームを歩いていても、携帯見ながら歩いているひとたち。
よくあれで他の人にぶつからないなと感心したり。
携帯の何をそんなに必死に見ているの?

facebookに食べたご飯とか愚痴とか呟いている人いるけれど、
誰かに伝える目的を持って発信されない情報って見て楽しいの?

日本に帰ってきて気付いた変化は、
リアルな世界にいる「知らない誰か」には全く興味がないということ。

知らない誰かがいるリアルの世界に、
知り合いだけがいるバーチャルの世界を共存させて、
彼らとの繋がりだけを強めようとしているのかな。

なんかこう日本って狭い島国だし、人目も気にするし、
知り合いでなくても、お互いを思いやる国だったと思ったんですがね。
それはただの思い過ごしだったのかしら。

わたくしごとですが、最近携帯をなくしました。
が、特に困らなかったのでそのまま1週間過ごしました。

携帯がないと不安に駆られる人も多いようだけれど、
私には快適に感じました。

この国は本当に携帯依存症かも。