3月29日

 

今年の桜は早く開花したな

東京の開花宣言は3月14日、大阪でも19日で例年より8日も早かったのだとか。

夕方のニュースで、岐阜県不破郡垂井町に流れる相川の桜並木が紹介されていた。

今の時期はどこを走っても桜の景色を楽しめるけど、今日の目的地は西美濃にしよう。

 

 

  垂井町 相川鯉のぼり一斉遊泳

 

滋賀県の湖東エリアは、意外と中部圏の文化が濃い。

中日新聞を取ってる家も多いし、岐阜県や愛知県の企業も出店している。

でも、滋賀県と岐阜県を結ぶ幹線道路は、国道21号線(もちろん、自転車は旧道を走るが)しかないので、西美濃エリアへ自走で行くとコースのバリエーションが取りずらいのが残念なんだよな。

 

垂井の相川水辺公園

沿道の桜並木と、伊吹山から吹き下ろす北西の風に向かって泳ぐ鯉のぼり。

350匹の鯉のぼり一斉遊泳のイベントは、3月下旬から5月初旬まで行われるそうだ。

 

テレビクルーが取材をしていた。

今夜のニュースでも紹介されるだろう。

 

  神戸町 大島堤の桜並木

 

小学校の社会で覚えた言葉は、リアス式海岸、扇状地、そして輪中。

西美濃の最大の特徴は、輪中がある事。

揖斐川、長良川、木曽川下流では、低湿地の集落や水田が土塁で囲まれる輪中の風景が残っている。

 

桜並木が輪中堤に桜色のアーチを作っていた。

 

神戸町大島堤の桜並木は、菅野川や平野井川に沿う大垣輪中にある。

養老鉄道東赤坂駅の菅野交差点から岐阜協立大学まで、約8kmの桜並木が続く。

 

 

岐阜県内の旧中山道は、要所に看板が設置されていて親切だ。

 

 

  安八町 中須川の桜並木

 

安八町と言えば、ステンシルアーチストの小川亮さん。

2023年1月に設置された、安八町役場前の『あんぱち夢時計』にも作品が描かれていた。

 

 

 

 

今日のランチはお店より外で食べたい。

それが、コンビニのおにぎりでも。

 

安八町中須川の桜並木のスタートは、安八町立名森小学校前の夫婦桜。

風にひらひらと桜の花びらが舞っている。

 

中須川に沿って南下すると、名神高速に突き当たるまで約3kmの桜並木が続く。

 

 

  輪之内町 本戸輪中堤の桜並木 

 

名神高速道路の南側、安八町と輪之内町の境にある本戸輪中堤の桜並木。

県道220号線から十連坊の切割まで1.6kmの桜並木には輪中の歴史を感じる事ができる。

130年前に作られた輪中だけど、浸水被害軽減地域の指定がされていた。

輪中は今も防水の現役施設なんやね。

 

 

  海津市 大榑(おおぐれ)川堤の桜並木

 

今は流れていないが、かつては長良川の支流だった大榑(おおぐれ)川の輪中堤。

遠くから桜色の靄がかかった様な高い輪中堤に思わず声が出てしまう。

中江川との合流まで約7kmの桜並木が続いた。

 

 

 

  B級スポット 乙姫公園

 

大榑川の桜並木を走っていて発見したのは乙姫公園。

 

魚獲りが達者な若者が、寄りつかないように言われていた川へ投網をしたところ、川から現れた美しい女性に竜宮城に連れていかれたという輪之内町の『大榑川の竜宮伝説』をモチーフにした公園なんだそうだ。

 

乙姫像の対岸には浦島太郎もいる。

 

公園内には乙姫ポストがあって、投函すると輪之内町役場産業課の人が返事を書くそうだ。

地元ゼネコンの日八工業の創業者「牧野柳平」さんが公園を作って、町に寄贈したとの事。B級観光スポットとして、観光客が訪れるのは町としてもいいよね。

 

 

 

そんな乙姫公園の事を説明したくれたのは、名古屋からライドしてきた『Chiaki』さん。

乙姫伝説の様に突然現れて、竜宮城にいる様な楽しいおしゃべりの時間を過ごさせて頂きました。

 

大垣市街地まで杭瀬川の堤防の道を流す。

濃尾平野は空が広いよな。

 

西美濃は、大きな川と広い空と輪中のエリアなんだ。

古い集落には、防水の為に土盛りした敷地に蔵が建っている家がある。貴重品や水害時の避難に使う水屋と呼ばれる建物だ。

 

ゆっくりし過ぎて、自走で帰るのが面倒になってきた。

大垣城を眺めて、大垣駅から彦根までの運賃は770円。

岐阜県に走りに来るときは、輪行するのが正解だな。

 

 

岐阜県大垣市周辺のこの辺りを走りました。

 

 

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