HSPの人は何故深く考え意味づけを行うのか? | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。

 

 

 

「あの人は私を嫌っているに違いない」


「私は本当にダメ人間だ」


「きっと私は見捨てられる」

HSPの人の中で

生き辛くなっておられる方の多くが、上記の様な

 

「他者」「自分」「世の中・世間」に対して
否定的な結論を持っておられると思います。


そしてこの
結論

HSPの人の気質の一つである、「D」(深い処理)
を行った結果であると考えられます。


勿論、
この「深い処理」

 

「私の人生の意味とは?」

とか
「この仕事をする意味とは?」等の

「生きがいや意味の追求」
という方向にも向かう事ができますし、


「この人は信頼できる」

とか「人として世の中に貢献しなきゃ」
等の肯定的な結論を導き出す方向

にも向かう事もできるでしょう。


※生き辛さを抱えたHSPの人がそこから抜け出すには、
 4つの気質のうち、「O」「E」「S」は環境調整等の方法

 に頼らざるを得ないと思いますが、

 

 唯一この「深い処理」の仕方を変える事によって

 結論を変え、今の環境のままでも生き辛さから抜け出す

 可能性を秘めていると思います。



それでは、

何故HSPの人はそうでない人に比べて「深い処理」

を行い、意味づけをし結論を出してゆくのでしょうか?


私見ですが、それはHSPの人の

「S」の感度の鋭さ「O」の刺激に過敏

という気質が関係しているのでは?と思います。


どういう事かと申しますと、


「S」の感度の鋭さを持ってるが故に、

相手の表情や声・話し方、態度・雰囲気等
の微妙な変化や違いといった、

「情報」を大量に得てしまう

 


→それを記憶のフォルダーに整理して納めてゆかないと

 たちまち混乱状態、 即ち「刺激過多」になり

 神経が高ぶり、「強い感情反応」が出てしまい

 圧倒されてしまう

 


→だから、

 「この人は私の事をこう思ってる人だ」

 とか

 「私はこういう人間だ」

 とか

 「世の中はこういうものだ」

 とか

 「私の人生の意味はこうだ」等と
 結論を出しておかないと、

 

 刻々と変化しながらインプットされてくる
 大量の「情報」が整理できなくなる

 のではないでしょうか?

 


→そしてこの結論は、

 言わば録画した映画のDVDのタイトル

 みたいなものなのかも知れません。


 というのも、

 大量の映画を録画して観たとしたら、
 「この映画は動物との心温まる映画」

 とか

 「ハラハラドキドキするが、犯人が猟奇的で
 観終わると怖くなる」

 とか

 「家族愛を描いてるが最後は悲しい結末になる」

 等と、


 ちゃんと内容の要約(=結論)をして

 タイトルをつけておかないと、

 

 後から観返す時に、その時の気分にそぐわないもの

 を観てしまうと、
 刺激過多になって、容易に圧倒されてしまう

 かも知れません。


→それと同様に

 「この人は私を嫌っている」

 とか

 「私はダメ人間だ」

 とか
 「きっと私は見捨てられる」

 等と結論を出しておく事で、

 

 相手の一挙手一投足に圧倒されなくて済む

 のではないでしょうか?

 


 或いは、

 「私の人生の意味は〇〇だ」

 や

 「この人は信頼できる」

 という結論を出しておけば、

 

 イレギュラーな変化や刺激にも圧倒されなくて済む

 のでは?と思います。
 

 


そう考えると、HSPの人は

これらの結論を容易に覆す事は難しいと思います。


何故なら、

結論を書き換えると「情報過多・刺激過多」といった
無秩序な渦の中に再び引き戻されてしまう

からだと思います。

※「この人は信頼できる」という結論を持ったら、
 相手の事を信じ切って騙される事もあると思います。


但し、

結論=DVDのタイトルであるならば、

それを貼り替えてゆく事は可能です。

詳しくは、以前のコラムをお読み頂くか、
お気軽にお問合せ下さい。

 

 

 

それでは今日も良い変化を

 

 


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