何故他人と比べる事で苦しむのか? | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。

 

 

 

<前回からの続き>


前回、


「他人と比べる事で劣等感や嫉妬心が生まれる」


「それによって、”自分が本当は得たいのに

 今は得られていないもの”を明確にできる」


「それを目標にして努力や試行錯誤する事が、

 成長や自己実現=自分の幸せに繋がってゆく」


といった私の考えをお書きしました。


もしそうだとすれば、

「他人と比べる事」「劣等感や嫉妬心」

は無くすべきものではなく、
むしろ、

自分の幸せに繋がるものとして歓迎すべきもの

と言えるでしょう。

なのに、

何故他人と比べる事で、苦しむ人が

いらっしゃるのでしょうか?

今回は私なりに考えるその理由

をお書きしたいと思います。




<何故他人と比べる事で苦しむのか?>


A.自分と他人との差異に敏感である


 生まれつき、或いはトラウマチックな出来事により、
 ”違い”
(差異)に敏感になり過ぎて圧倒され、
 差異のみに集中し続けてしまう。


  そうなると差異を埋める努力は不可能に思えてしまい
  次々と差異ばかりに目が向き続け、

  そこから先に進めなくなる



B.
思い込みの強さから自分を客観視できていない


(1)「他人は私の事をこう思っているに違いない」

      等といった思い込みの強さから

      自分を客観視できなくなり、
  
劣等感に集中し続け、そこから先に進めない

 


(2)「羨ましい!むかつく!」嫉妬心に集中し過ぎて
  自らを省みる事ができなくなり、先に進めなくなる

 


※これらの状態に陥っている時には、

   最早「他人と自分を正確に比べる事さえ
 できていない」と言えるでしょう




C.自分の努力だけでは実現が難しいものを

     ”目標”としてしまっている


例;「世の中の人皆から愛されたい」

       (=誰も私を嫌わないで!)
  「みんな私の事を認めて!」

     「全ての面で他人に勝ちたい」等々



D.
その”目標”を絞り切れていない


 他人との違い(差異)のみに集中すると、

  「あそこもここも・・・」
 と自分の改善点が沢山見つかり過ぎて、

 

 「どこから手をつけて良いか?」
 
がわからなくなり、結局先へ進めなくなる
 

 


E.その”目標”に至る段取りが組めていない


 ”改善目標”が決まったとしても、
「どうやって改善してゆくか?」

「どこから手を付けてゆくか?」
 の段取りを組む事ができない



F.
いつまでも他人との比較に拘り続けて

    ”理想の他人”⇒”理想の自分”へと

  「内在化」できていない


例:野球のイチロー選手が子供時代に、

      憧れていた選手が何人か居たとして、


  その人達と自分をずっと比べるのではなく、

      憧れの選手達を統合して、
 「自分の中の理想像」として取り込み(内在化してる)


  それに向けて努力し続けるからこそ
  最早他人と比べる必要が無くなったのでは?

     と思います。



私が考えるに、

「他人と自分を比べて苦しんでいる人」
上記の「A」~「F」のいずれか、

または複数の要因の組み合わせによるもの
だと思います。
  


もしそうだとしても、

他人と比べてしまう事で現に苦しんでいる人は
どうすれば良いのでしょうか?


次回からは、

その苦しみから抜け出す為のヒント

をお書きしたいと思います。
 

 

 

<次回へ続く>

 

 

 

 

 

それでは今日も良い変化を

 

 


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