F1~あの先にある栄光~魔の正体#4 | F1~あの先にある栄光~

F1~あの先にある栄光~

F1~あの先にある栄光~は、1994年サンマリノGPで発生した事故の真相を追及するものです。

小説風に書いていきます。更新は2か月1回のペースでやっていきたいと思います。
タイトル写真:BigTallGuy

レースペースでは明らかにベネトンのほうが速かったのだ。


それは岡山のようなサーキットでは顕著にあらわれた。


できる限り前のポジションでフィニッシュすること。

それがこのレースの目標だったにちがいない。


しかしそれは蜃気楼のようにすぐきえてしまう結果となった。


スタート直後の1コーナー進入で後方からミカ・ハッキネンに追突されてしまうのだ。


コースの外に押し出されてリタイアとなる。


開幕から2戦連続ノーポイントでシーズンをスタートするのはアイルトン・セナがF1デビューして以来初めて経験したことだった。


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