日々、東京の街中を走り回っているアンリモのスタッフが、この日は日本橋に…
たまたま呉服橋の交差点近くで、よく見かけるような絵画を発見
竹久夢二は、化粧水「ヘチマコロン」の新聞広告をはじめ、三越、銀座・千疋屋などの広告デザインを手がけたグラフィックデザイナーであったことは、あまり知られていないようです
彼が創業した会社が「港屋絵草紙店」で、現在、みずほ信託銀行本店の場所だったそうです。その入口にあったのが、「夢二・港屋ゆかりの地」記念碑です。
記念碑には、夢二の描いた「港屋絵草紙店」の絵と、その隣には、彼の詩で大ヒットした「宵待草」の歌詞“待てど暮らせど来ぬ人を…♪”が記されていました。
日本橋には、もう1つ、夢二ゆかりのお店があります。「港屋絵草紙店」跡から、永代通りを隅田川に向かって歩いてすぐ、和紙の老舗「はいばら」です。夢二は、この店のブランドデザイナーとして、便箋、絵葉書、千代紙、うちわなどの図案を提供していたそうです。
この近くは現在、高さ180メートルの高層ビル「東京日本橋タワー」になってしまっています。そして、その向かい側には、「日本橋長崎館」がありました
ところで、夢二は、なぜ日本橋で「港屋」を開店したのでしょう
それは日本橋には銀座同様、東京の最先端をゆくモダンな街並みがあり、しかも江戸庶民の暮らしの賑わいを伝えてきた「お江戸日本橋」の風情をもつこと。つまり江戸と近代とが交差する地ということで、彼は日本橋をとても愛していたそうです
いつの時代も、東京・日本橋は文化の中心地ですね
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