5月29日に、映画監督・脚本家の新藤兼人さんが100歳で逝去された。
敬愛する監督だった。
私が教える若い学生たちは、新藤さんの名前さえ知らないかも知れない。
ぜひ、学生たちに新藤さんの偉大さを伝えておかねばならないと思った。
新藤さんの映画を、まず観てもらおう。
作品は何にするか?
同時に、私には一つの悩みがあった。
若い学生達に、現実に起こっている原発問題に向き合ってもらいたいとの思いだ。
ただ、私が教えているのは、映像ドラマの脚本創作であって、社会学や政治学などを担当している訳ではない。
担当している科目と原発問題との接点、切り口が掴めず悶々と時間が経過して行った。
だが、新藤作品の中に接点があった。
『第五福竜丸』を上映しよう。
ビキニ環礁での水爆実験で被ばくしたマグロ漁船の乗組員の話だ。
現実社会に生きる人間と、それを取り巻く社会を直視することなく、ドラマを創作することなんかできないという新藤さんの信念を、若い学生たちに伝えることができるか?
課題は重いが、切り口を与えてくださった新藤さんに感謝。
敬愛する監督だった。
私が教える若い学生たちは、新藤さんの名前さえ知らないかも知れない。
ぜひ、学生たちに新藤さんの偉大さを伝えておかねばならないと思った。
新藤さんの映画を、まず観てもらおう。
作品は何にするか?
同時に、私には一つの悩みがあった。
若い学生達に、現実に起こっている原発問題に向き合ってもらいたいとの思いだ。
ただ、私が教えているのは、映像ドラマの脚本創作であって、社会学や政治学などを担当している訳ではない。
担当している科目と原発問題との接点、切り口が掴めず悶々と時間が経過して行った。
だが、新藤作品の中に接点があった。
『第五福竜丸』を上映しよう。
ビキニ環礁での水爆実験で被ばくしたマグロ漁船の乗組員の話だ。
現実社会に生きる人間と、それを取り巻く社会を直視することなく、ドラマを創作することなんかできないという新藤さんの信念を、若い学生たちに伝えることができるか?
課題は重いが、切り口を与えてくださった新藤さんに感謝。