「バイバーイ。

 ツアー頑張れよ。」

 駆け出すのと同時に

 腕を振り払い

 奈々を振り向きも

 しない晃に奈々は

 がっかりした。
「晃のばかあ。」

 奈々に全然

 興味を示さない晃の

 背中をしばらく

 目で追って、

 角で曲がって

 見えなくなると

 がっくり項垂れた。

 晃と奈々の様子を

 観察していた

 中学の女子生徒たちは

 奈々がアイドルに

 なっても相変わらず

 子供は恋愛対象外の

 対応の晃を褒めたり、

 自分たちも

 あと10年は

 対象外かとがっかりした。
 

 20分後には晃は

 雄一郎のオフィスに

  来ていた。

 晃は雄一郎だけでなく
 雄一郎の社員にも

 好かれていて

 男性社員も女性社員も

 仲良くしてくれる。

 いつものように

 今日あった出来事、

 今日はアイドルに

 なった奈々が

 俺の周りを

 踊り回ってうざかった、
 ハンバーガーセットと

 引き換えでエッチしたけど

 恋人じゃない

 などという話を
 一方的に話し、

「晃、食べ物や

 服を貰って

 エッチしたらダメだぞ。」
 と、雄一郎を

 困らせ終わると

 雄一郎のデスクに

 座って教科書を

 広げたが

 にこやかに見守る

 女性社員がエロくて、

 このお姉さんたちは

 誰が採用してるのかな?

 と考えた。
 女性社員は3人だが

 みんな頭が良くて

 美人でスタイルがいい。

 女性の趣味の

 良さから雄一郎が

 自ら決めてる気がして

 こっそり雄一郎に

 聞いてみた。
「雄一郎さんが選ぶの?」
 ひそひそ耳元で

 聞いてきた晃に

 雄一郎もこそこそ

 耳元に返す。
「社長だから

 俺の好みで選べる。」
「社長ってすげえ。」
 晃は自分の会社を

 持って好みの

 美人ばかり雇ったら

 気分いいだろうなと

 想像して興奮した。
 

 

 

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