晃のつぶやきを

 麻友は聞いて、

 少し間を

 おいてから尋ねた。
「晃君を

 裏切った人なのに

 心配なの…?」
 麻友の声も小さい。

 二人は大きな声で

 話すのが

 怖いようだ。
「うん…

 龍がしたことを

 思い出すと

 まだ腹が立つけど…

 でも…

 血が酷かった。」
 晃は口にしたく

 なかったが、

 もしも龍に

 何かあったら

 刑務所でずっと

 暮らすんじゃないかと
 怖くて

 仕方なかった。
 麻友は俯く。

 少し考え込んで、

 晃に言った。
「わたしが施設に

 電話をして

 龍君の容体を

 聞いてくるわ。」
「え?」
 晃はなんでこんなに

 色々して

 くれるんだろうと

 思いつつ

 頼りになる麻友を

 見直す。
 おどおどして

 大人しくて

 寂しそうな麻友は

 頼もしい

 強い人だった。

 何と言っても

 中学の怒り狂う

 肉食女子たちと

 違って

 いまは女子の中で

 たった一人の
 晃の味方だ。
 麻友は晃から

 施設の電話番号を

 聞いて

 ファミレスを出て、

 さっき

 お金をおろした
 コンビニの

 公衆電話で電話した。
 電話の呼び出しが

 聞こえて

 ドキドキしている

 麻友。

 施設の職員さんが

 電話口に出た。

 麻友は一瞬

 声が出なかったが

 なんとか息を吸って

 声を出した。
「あの、学校の…

 龍君の

 友達ですが…

 龍君の具合は

 良くなりましたか?」

 

 

 

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日本の祭りが今日で終わりかな…と思ってしょんぼりしています。

女子がドイツW杯で優勝した時もGLの3戦目イングランドに完敗して

決勝リーグ初戦がドイツで終わりだなと思ってました。

それが試合の始まる際に勝てるかもしれないと感じて勝って、

(なでしこは集中してとてもいい動きだった。)

あれを勝てないのがそれまでの日本。あれを勝ったのが分岐点になって

優勝したので男子もそうなればいいなと思いつつ、

なんかしょんぼり。

クロアチアも研究してくるだろうから前半に2点を狙うんじゃないかな。

今晩は最初から三苫堂安浅野をいれてほしいです。

スペイン戦、攻撃的選手でもディフェンスが凄く硬くてスペインが攻撃しあぐねてた。

攻撃的手かつ防御も強い。そういうのが出来る選手だと思います。