涙が溢れて

 止まらない晃の

 顔はなんだか

 5歳くらいの

 子供の顔に見えて、
 雄一郎は

 おとぎ話を話す

 ように持論を

 教えた。
「今回の幸運は

 お前を見つけられて、

 お前と女の子を

 助けられて、

 丁度良く色々

 うやむやのまま
 再会出来て、

 なんとなくお前に

 謝るチャンスも

 出来て、

 おまけにお前に

 カッコイイって

 思って貰えた。

 どうだ?

 俺は最高に

 運がいいだろう?

 最高にイイ男は

 全部いい方に

 転ぶように

 できてるんだ。
 覚えておけよ晃?」
「カッコイイよおおおおお…

 最高だよおおおお、

 雄一郎さああああああああああああああん。」
 えんえん泣いてる晃。

 その後ろから

 麻友と母親が

 顔を出す。
 雄一郎は助けた

 少女の顔色が

 真っ青なのが

 可哀想に思った。

 隣の母親は顔が赤い。
 娘を助けて

 くれた男性の

 素敵すぎる顔に

 ときめき、

 雄一郎と

 目が合うと

 ドギマギして

 自分の感情の

 異変を

 この素敵な男性に

 見破られるのが

 恥ずかしくて
 誤魔化すように

 麻友の母は頭を

 下げた。

 

 

 

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