雄一郎は廊下での

 少女の悲鳴を

 聞いて

 目を覚ました。

 かなり揉めてるなあ

 と思い、
 麻友を庇いたかったので

 看護師に頼んで

 関係者に入って

 貰った。
 麻友は雄一郎が

 晃と麻友の

 どちらも悪く

 ならないように

 話をまとめようと

 してくれたのを
 察して感謝し、

 同じように察した

 麻友の母は

 雄一郎の話を

 内心は違うと

 思ったが、
 イケメンパワーに

 やられたので

 悪い印象を

 持たれたくないのと

 実際の被害者である

 雄一郎への
 謝罪の気持ちもあって

 施設の人達に

 したような悪態は

 微塵も出さず、
 雄一郎の前で

 良い母親の

 フリをして

 丁寧な言葉遣いで

 接した。
 警官も入ってきて

 事情を聞かれ、

 雄一郎は事故に

 巻き込まれた

 運転手に同情し、
 自分の保険で

 治療するので

 麻友を訴えないように

 頼んでおいた。
 そうしたことまで

 気遣って

 もらった以上もう

 麻友の母はむしろ

 蒸し返さないようにして
 娘を引っ張って

 帰って行くしかなかった。
 帰り際

 施設の人にも謝って

 責任追及はやめにした。
 しかし今回で

 娘と母親、

 今後の親子関係は

 色々変わっていくだろう。
 

 

 

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