早いものでもう十一月...
黄色く輝いていたセイタカアワダチソウが
霜に打たれて色を失っていきます♪
青々と茂っていた道端の雑草たちも、
少しずつ冬枯れの衣に様変わり...
植物たちは月が移ったこと
知っているかのようですね~
“霜月”は、霜がしきりに降る月であったことから十一月の異称。
霜月(しもつき)は、そんな様子を語っています。
霜降月(しもふりづき)と呼ばれていたものが変化した名前。
その他に、露に濡れる植物たちの様子を語る
露ごもりの葉月(つゆごもりのまづき)、
冬を待つ様子を表す雪見月(ゆきみづき)、
雪待月(ゆきまちづき)などの異名も知られています。
どれをとっても,なかなか風情溢れる名前ですね...
十一月になると陽の気が戻ってくるとされていたことから、
また、陰暦十一月は一陽来復(いちようらいふく)と呼ぶこともあり、
これは凶事(陰)が去って、再び吉事(陽)が訪れるという意味です。
易学の世界では十月は陰が極まる月であり、
こう呼ばれました。“一陽来復”は冬至や新年を表す言葉でもあり、
春の訪れを告げる意味を持っています。
陽の訪れを神の岩戸を開いて神を招くことに例え、
神楽を奏し、神帰りの式を行うことから、
十一月を神帰月(しんきづき)とか
神楽月(かぐらづき)と呼ぶこともあります。
さて、木枯らしの音を聞きながら、
霜を愛で、雪を待ち、心静かに
冬の訪れに耳を傾けてみましょうか...
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