築地まぐろ屋３代目　豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

昨日、全然品物が無くて記録的に高かった天然本マグロの競り場ですが、
今日も昨日以上に物がなく、相場は昨日のようでしたがとにかく天然の本マグロが高すぎます。
そこにきて今年は京都の伊根産の短期養殖マグロもかなりの品薄となり入手困難。。
先月まではぼちぼち競り場にも出ていた伊根の養殖ですが、今月に入り競り場には出てこず、
相対で頼んでも現状ではもらえない状況です。
となると他の産地なのですが、今の国産、メキシコ産ともに魚体は比較的小さめで
値段はそれなりに高いです。
もう昔の感覚ではマグロ、買えなくなってます。。
ホント・・・心苦しいです（T0T)

で、マグロはもう冷凍ものしか無くなっちゃってます。
生マグロは国産養殖（高知県産、長崎県産、大分県産、愛媛県産）
にメキシコ産養殖しか無いのが現状です。

週明けには12月分のボストン産の漁獲枠分とカナダ産のジャンボがあると聞いてますので
とりあえず明日までは我慢して・・・ですかね（＾＾；）


これだけ本マグロが高いお得意様にも「どうにかならんのか」と言われるのですが、
私共も仕入れ値が上がってしまっている現状、どうにもすることができず
値の落ち着いているものとしてマカジキをオススメさせて頂いております。



ただこのマカジキ・・・今の時代ではすっかりマイナーな魚となってしまい、
なかなかお使いになっていただけないのが実情。。

味も美味しくて色持ちも良い、焼いても固くならないなど良いことばかりなのですが、
身の白い焼き物用の『メカジキ』と一緒にされてしまい、なかなか
お刺身用と認識していただけないのが悲しいところ・・・

昔は高級魚だったと聞きます。。
今、本マグロがこんなにも高くなってしまったときこそ、もう一度
『復権！？』
して欲しいものです（＾＾；；）