書道はニュートラルに戻す道具です | 書法家 武田双鳳の「そうほう録」

書法家 武田双鳳の「そうほう録」

「書で人生を豊かにする」をテーマに、日々のオモシロさを探求する書法家・武田双鳳の日記

今月から新たに書道を始めた方に、お名前などの手本を。



高等科師範試験(大人向けの書道教室を開く資格)の最終試験にチャレンジする方に、アドバイスを。

初心者の方もベテランの方も、一堂に会し、それぞれの課題に丁寧に取り組んでくれいます。


書道は、プレッシャーやストレスによる偏りを、「ニュートラル」に戻すものです。

例えば、筆が現す線の凹つきや、線のパサつきが、「無自覚のやりすぎ(やらなさすぎ)」を教えてくれます。

本物の筆墨硯紙をガイドに表現をしてみれば、より心地よい自分のあり方に出会うものです。

現代人にとって、書は優れた良薬のひとつです。これからも、みんなで、その愉しさを共有していこうと思います。