「おいど」?
あたかも「まいど」のような言い方で、「おいど」とおっしゃる京都人。今月で、熊本から京都に来て30年、あぁ、意味が分からんとです・・・。
そう、今月の「書かない書道の稽古」(身体編)のテーマは「おいど」(御居処)。「おいど」は「おしり」の京都弁(御所言葉)。からだの「居処」(いどころ)ということで、「おしり」ということでしょうか。
おしりを起点に「居処」を整えてみると、硬くなりがちな太ももやお腹がリラックスしていき、足腰と手指の連動がスムーズになっていきます。足腰の力が手指に伝わるようになれば、筆墨の出力も向上し、美しい線が表れるようになっていきます。
今月の「からだの清書」は、「おいどバランス」!
腹筋や大腿四頭筋などをプルプルと過緊張させることなく、いかに心地よく「おどい」でバランスをとっていくかー。自分にとっての「おどいの在りか」が分かってくると、座り姿勢でも立ち姿勢でも足腰背中の力が筆先に透りやすくなっていきます。
3分以上できる生徒もいますが、まずは10秒程度から。もちろん、タイムを競うものではなく、あくまでも、自分の身体と対話する機会なのですが、ゲーム(遊び)を取り入れてみると、より楽しく身体とおしゃべりできたりします。
道場展の会場では、アメリカ人やイタリア人など、いろんな外国人の来場者ともやってみましたが、「おいどバランス」、国籍のカベを超えて楽しいものです。
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