今回の記事によって、軍事同盟の NATO をエホバ神がどのようにご覧になるのか、武器に頼ることをエホバがどうごらんになるのかを、聖書からご説明したいと思います。
私はヨハネのブログの作者の片平雅子です。
今回の記事は、ウクライナのぜレンスキー大統領に是非、読んでいただきたいと希望しています。
ロシアが、ウクライナに侵攻した理由のひとつは、ウクライナがNATOに加盟するならば、それが、ロシアにとって、大きな軍事的な脅威となるからです。
NATÓに頼るのは、聖書が勧めていることと、調和しません。
私は一度、このことをゼレンスキー大統領に、手紙で書いて、アルメニアのウクライナ大使館のスタッフにFAX をお願いしました。
以前も、読んでいただいたとは思いますが、もう一度、今回は、私のヨハネのブログに記事を投稿致します。
(1)神と諸国家との関係は夫と妻の結婚関係のようなもの
神は、ご自分と、昔のイスラエルとの関係を結婚している夫と妻の関係になぞらえられました。
それは、エゼキエル16章にあります。アブラハム、イサク、ヤコブの子孫が増えてイスラエル人になりました。彼らの子孫がエジプトで、国家を形成できる程に人口が増えました。
それで、神はイスラエル人をエジプトから連れ出し、神は、荒野で、イスラエル人に、モーセの律法を与えられました。神はイスラエル人と契約関係に入りました。
イスラエル人は、あたかも、神との結婚関係に入りました。
エゼキエル書によると、「あなたの時は愛の表現の時であつた。そこで、私は私のすそをあなたの上に広げて•••あなたに誓いの言葉を述べ、あなたとの契約に入った。」と述べられています。(エゼキエル16:8)
神にとって、イスラエルとの関係は、妻であるイスラエルの夫となったようなものでした。(イザヤ54:5)
神は、イスラエルに対するご自分の感情を、妻に対する夫の感情のようなものであることを説明されています。
普通、夫は妻を物質的に養い必要物を備えます。夫は、妻が自分だけを愛し頼ることを期待します。
エホバ神は、イスラエルに物質的な必要物を備えたのでイスラエルは、ソロモンの時代には経済的に物質的に豊かになり、諸国家の間での評判や名声も高くなりました。
エホバは、イスラエルが、自分の目に見える近隣の軍事強国に頼るのではなく、祈りによってご自分に頼るように望まれました。
例えば、ヒゼキヤが祈りによってご自分に頼った時には、エホバはアッシリアの軍事攻撃からユダを奇跡的に守られました。エホバは、御使いを遣わして、アッシリアの兵士十八万五千人が倒れるよう取り計らわらました。(イザヤ37:36)
ヒゼキヤの時や、エホファシヤト王の時なども、エホバはユダが戦わなくても、ユタを奇跡的に助けられました。
そのように神だけに頼り、他の軍事強国に頼らないことをエホバは望まれます。エホバ神は、諸国家が、ご自分だけに頼る時、驚くべき仕方で応じられることもあります。
(2)エホバは馬に頼らないようにと勧められた
エホバは、イスラエルがエジプトから馬を買い過ぎないように戒められました。(申命記17:16)
古代の戦争において、馬は戦争の装備品でした。しかし、イスラエルは、エジプトからの馬に頼りました。
とりわけ、ソロモン王はエジブトかエジプトから、たくさんの馬を購入しました。ソロモンは信頼の置き所を間違えました。
ウクライナは、米国の提供する武器に頼っています。これは、イスラエルが、昔のエジプトの提供する馬に頼ったのと同じです。
「援助を求めてエジプトに下る者、単なる馬に頼る者、…それが多いからという理由で乗用馬に信頼を置き、•••エホバご自身を尋ね求める事もしなかった者たちは災いだ。」(イザヤ31:1)
イスラエル人は戦争の装備品である馬にたよりました。それは、ウクライナが、欧米にロケットHIMARS や、爆撃機などの供与を欧米に頼るようなものです。
さらに、イスラエルは、神に頼るのではなく、諸国家に、使者を送っておくり物を持っていき、軍事的な援助を求めました。(エゼキエル17:15)
それは、エホバ神ではなく、周辺軍事諸国家が、イスラエルにとって愛人か、情夫のようになることを意味しました。
それは、神にとってイスラエルという妻が他の男と淫行したり、売春したりするようなものでした。(エゼキエル16:15)
昔イスラエルが、エジプトやバビロンに頼ったことは、エホバの怒りを招きました。
それで、最後には、エホバのイスラエルに対する愛は冷えてゆきました。とうとう、エホバは、バビロンの手にイスラエルを任されました。
イスラエルの最後の王国、南の二部族王国のユダは、バビロンの軍勢がやってきて荒廃させました。エホバの神殿は壊されました。
同じようにウクライナがNATOに加盟することは、米国の軍事力に頼る事を意味します。つまり、イスラエルが、エジプトからの馬に頼るのと同じです。
これは、エホバ神の見地からすると、諸国家が、淫行や売春をしているのと同じです。これは、いわば、諸国家の夫であるエホバの怒りを招きます。
それは、妻が他の男と淫行を行なうならば、夫が妻に対して激怒を抱くのと同じです。
それで、淫行や売春を行なう妻を、その情夫の手に渡し、その諸国家が、不忠実なイスラエルを攻撃して、滅ぼすようにされます。
エゼキエル書はこのように述べます。「今、私は、あなたを熱愛し、またあなたが喜ばせた者たちすべて、そしてあなたが愛した者たちすぺてを、あなたが憎んだ者たち全てと共に集める。
私は彼らを集めて、周囲からあなたを攻めさせる。...
彼らは必ずあなたに向かって会衆を連れて上り、あなたを石撃ちにし、彼らの剣であなたをほふる。」(エゼキエル16:37,40)
諸国民の馬に頼ってはならないという戒めを、ユダはないがしろにしました。
ですから、ウクライナのゼレンスキー大統領は、聖書の神がウクライナがNATO のような軍事同盟に頼ることをどのようにみなされるかを考えられるようにお勧め致します。
イスラエルは、霊的な売春のために、西暦八世紀の初めにバビロンから攻撃されました。
イスラエルのダビデの子孫による王政は倒されてしまいました。また、エホバの神殿も破壊されました。
それで、神はご自分ではなく、NATOなど米国の軍事力や軍事同盟に頼ることは、喜ばれないという事を聖書の中で示されています。
それは、ウクライナに聖書の神エホバからの是認と祝福をもたらしません。
かえって、エホバは軍事強国に頼ったウクライナが、その頼った諸国家から攻撃される結果になるように取り計らわれるでしょう。
ウクライナのぜレンスキー大統領に、NATO などの軍事同盟に頼ったり加盟したりすることをやめるようにお勧め致します。