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先週末の東京市場は日経平均が3日続落の大幅安となった。その間の下げ幅は1000円を超えたものの、日中足でリバウンド場面すらないひたすらじり安の低調な相場つきであった。

様々なものが値上げの夏である。少し前からネット上では流れていたが7月入りで気分も新たな朝、日経朝刊で「iPhone大幅値上げ、最大4万円」と記事になれば、周囲の経済環境を立ち止まって確認する号令的アナウンス効果は大である。

これもようやく表れ始めた円安効果のひとつだ。かつて日本企業が超円高に苦しめられても、輸出先で販売価格を据え置き、シェア維持に懸命になったことの不合理が痛覚を刺激する。コストアップをその他のところでやせ我慢することで、結局割を食ってきたのが国内の労働者だった。

世界各国と比べ、日本人勤労者の給与水準の低さは異常値とも映る。30年間、モノの値段が上がらない、時間が経てば型落ちして半値で買えると学習した消費者はいまだその思考を堅持したまま値段が下がるのを待ち続ける。「高いから買えない」のと「高いから買わない」のとでは全然違う。現在の日本経済は圧倒的に多い後者に属するタイプがいよいよ我慢できなくなるのを待つ時間との闘いだ。
(4194)ビジョナル・・・・6000円以下のゾーンは拾い場だろう。
(5381)MIPOX・・・・前期利益拡大が重しになる気の毒な展開。それでもEPS60円超ならば600円の株価は安い。