キャンディ・ミルキィと野村沙知代

今日はとりとめもなくつらつら書くだけです。
ちなみに昨日放送された「ザ・ノンフィクション」を見ておられない方は意味がわからないことが多いと思うので、この記事はここでスルーされた方が時間の無駄がないと思います。

昨日、録画した「ザ・ノンフィクション」を見ていて、キャンディ・ミルキィさんって誰かに似ていると思ったら、野村元監督夫人の野村沙知代さんでした（汗）。

それで長年の疑問をまた思い出したのですが、私の知る限り、野村沙知代さんってどうして色々な悪行をしていたのに、あんなに自分を愛してくれる夫に恵まれ、最後はピンピンコロリの理想の死に方をできたのだろう、ということ。

とにかく私はテレビでみた、野村さん自身がオーナーをつとめる少年野球チームで少年たちを怒鳴り散らしていた動画が忘れられません。
昨今で同じくらいの衝撃でいうなら、豊田真由子氏が議員時代に秘書を怒鳴っていた声ぐらいの衝撃度。
今ならSNSで拡散されて彼女の既得権がもろもろなくなるであろう動画でしたが、あの時代はネットも普及していなかったし、まだ根性論がまかり通る時代だったから野球経験者でないただの「元監督夫人」があんな言動をしても許されたのだろう。

その他、脱税、経歴詐称、タレント殴打事件、など、まさにやりたい放題。
メディア報道やウィキペディアの情報だけですが、少なくとも私にはそう見えました。
野村監督とも略奪婚だったそう。

それなのに！

野村監督は野球界を敵にまわしても、全身全霊で沙知代夫人をかばい、彼女が亡くなるのを見届けて、まるで見届けるまでが自分の役割だったかのごとく、サッチーが亡くなってまもなくこの世を去った。

先日読み終わった手塚治虫さんの漫画「ブッダ」を読み終えてから、輪廻転生とかについて漠然と思いをめぐらしているですが、人間は死んだらまた生まれ変わるのが本当だとすると、野村沙知代さんはよほど前世で徳を積んでいたのだろう。
いや、そう思わなくては世の中やってられない。

そう考えると昨日のキャンディ・ミルキィさんは良かった！
久々にザ・ノンフィクションを見てなんのモヤモヤも感じない良回でした。
しかしこれ、キャンディさんが自己実現を果たすのに誰も否定していないこと、そしてそれを自分の言葉として語ることが上手な人だからこそだろうなぁ。

お世辞にも上手とはいえない女装なのに、見終わった後に清涼感が残ったのは、人々が意外と承認欲求に飢えているということが明るみになった現代だからかもしれないよね。

キャンディ・キャンディ、大好きな漫画でした。
柴又にキャンディ・キャンディ博物館があるなんて知らなかった。
もう少し世の中がおさまったら行ってみたいので、それまでキャンディさん持病に負けずに健康で過ごして欲しいです。