先日朝から不快な気持ちになるニュースを目にし、ふと過去に「疑惑のデパート」と呼ばれた人がいたことを思い出しました。
あれは誰のことだったか・・・
数時間、ちょくちょくと考えていてやっと思い出しました。
記事を書く前に念のためにネットでも調べましたが、思いだしたとおり、政治家の鈴木宗男さんでした。
あれは誰だったか?あのキャラクターは何と言う名前だったか?
と思うことって、年を経るごとに増えていきますが、そういう時は思いだせないまま諦めないことが認知症予防になると聞きました。
ある程度一生懸命考えて、どうしても思い出せなかったら調べて解決するのが一番良いのだそうです。
疑惑の総合デパートのような母を持つ方との結婚決定が報道された秋篠宮眞子さま。
秋篠宮さまも宮内庁も、そうさせるしかもはや着地点がないのであろうとは思いつつ、それでも全然スッキリしないです。
しかしですね。
少し前に読み終えた手塚治虫さんの『ブッダ』(全12巻)の中に、このようなモヤモヤへの対処法へのヒントがあったことを思いだしました。
それは「慈悲」についての箇所です。
ブッダは説教の中で「慈悲」についてこのように説きます。
お金を持っている人は苦しんでいる人にあたえ
ちからのある人は苦しんでいる人をささえてやりなさい
よぶんなお金も力もない人は・・・
せめて相手の気持ちをくみとって
かわいそうに・・・と同情してあげなさい
それだけでもいいのです
それであなたはあのたとえ話のうさぎ(※)のように
相手のために苦しんだことになる
この心のことを「慈悲」と呼びましょう
慈悲
どんな心の人にも宿っているはずです
だから
あなたがだれか
苦しんでいる人のことをあわれんだとき
おなじように
別の人がきっと
あなたについて
あわれんでくれているはずです
・・そうだよね。
考えてみれば、あわれな親子だよなあと思う。
そう思う理由は様々あるけれど、やっぱり一番は、あの人たちは、多くの市民が持つ「良心」という温かい気持ちを持てずに生きていることが最もあわれなのではないだろうか。
お金も力もある眞子さまが慈悲の心で彼と彼の家族を支える決心をしたのだとしたら、お金も力もない私たち庶民は、相手の心を汲み取って、かわいそうに、と同情してあげるのが祝福なのかもしれません。
※うさぎのたとえ話
ある老人が砂漠に行き倒れになっていた。そこに熊とキツネとうさぎが通りかかった。
熊は老人のために川から魚を取ってきた。キツネは穴を掘って木の根っこを集めてきた。
うさぎは一生懸命に探したけれど、何も老人のために取ってきてあげることができなかった。
うさぎは老人に、手元の火打石で木の根っこに火をつけるように頼んだ。
そして、点火した火の中にみずから飛び込んで丸焼けになり、老人の食事となった
追)ちなみに漫画のブッダは、手塚治虫さんのあとがきを読むと、経典やブッダの一生を忠実に再現した漫画ではありません。登場人物も架空の人が多いそうです。
でもだからこそ、ブッダの教えと手塚治虫さんの人生哲学が融合して非常に面白く、読み応えのある作品になっているのだと感じます
*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・*
6月にABEMAPrimeに出演させていただいた時。
「悲劇のヒロイン症候群」と「幸せ恐怖症」という心理状態についてお話させていただいています。
こちらから動画を見れますのでよろしければぜひご覧ください!
▼番組公式YouTube(放送を少し縮めて公開されています)
<悲劇のヒロイン症候群>
https://www.youtube.com/watch?v=0f08FsD3HRM&t=318s
<幸せ恐怖症>
https://www.youtube.com/watch?v=Bzf4t--rfy0&t=113s
▼ABEMA内でアーカイブ化されたもの(1年程度保存予定だそうです)
https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p2952
★お知らせ★
マイナビウーマンでも恋愛・心理コラムを書かせていただいています。私の記事はこちらから。
よくYahoo!ニュースにも配信される「オトナンサー」にも記事を執筆させていただいております。
★9月のお休み★
3日(金)、7日(火)、16日(木)、17日(金)、21日(火)
★過去に「教えて!goo」に回答した回答集★
●Facebook 小日向るり子(心理カウンセラー)
●相談員として登録しているサイト
小日向るり子Twitter:@ruriyakko1107
ハートストレングスTwitter: @heartstrengthj
専門家プロファイルのページはこちら
*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・*