おはようございます!
木村です。
先週の木曜日は
ボジョレー・ヌーヴォーの
解禁日でしたね。
もう飲みましたか??
『飽きた』と言う人も多いですが、
私はけっこう好きなんです、ヌーヴォー♪
一年に一度のお祭りですし、
普通のワインにはない
むせかえるほどのブドウの味が、
何とも言えず、美味いんですよね。
毎年、解禁日に飲んでいたんですが、
今年は仕事の都合で飲めませんでした。
というよりも、
ヌーヴォーが解禁日されたことすら
忘れていました(笑)
で、先日、
ブラブラ買い物した後に、
フラッと入ったスペイン料理屋さんで
「ヌーヴォーがオススメです♪」
とニッコリ言われて、
「あ、そういえば」と気づく始末・・・・・
せっかくなので、
ヌーヴォーを頂くことにしました。
忘れていただけに、
飲めるのが嬉しくて、
ワクワクしながら待っていました。
生ハムとチーズをつつきながら、
ヌーヴォーの登場を待ちます。
「お待たせしましたーっ」
愛想の良い声とともに、
ヌーヴォーがテーブルに運ばれてきました。
喉が乾いていたのもあり、
ゴクゴクっと飲み干します。
ところが、、、、、、
(あれ、美味しくない・・・・)
自分の味覚が、
この一年で変わったのか、
いや、そんなことはありません。
でも、ヌーヴォーを飲んだ時の、
あのフレッシュ感と心地よい酸味、
何より、むせかえるほどの
果実味が感じられません。
原因は温度でした。
私が飲んだヌーヴォーは、
とても、ぬるかったんです。
その日はけっこう寒かったので、
レストラン内も暖房がガンガン。
そんな中で、
ヌーヴォーがぬるくなってしまったんですね。
ヌーヴォーは、
白ワインと同じくらい冷やす方が、
実は美味しいんです。
ワインほど、
温度に味が左右されるお酒も
珍しいと思います。
せっかくの美味しいワインも、
温度次第で、味が台無しになります。
でも、ソムリエでもないのに、
そのワインの美味しい温度を、
見極めるなんて・・・・・
と思われるかもしれませんね。
でも、安心してください。
温度と味の関係さえ知っていれば、
ワインを一番美味しい温度に
調節することができるんですよ^^
今日は、誰でもできる
ワインの温度設定の秘訣をご紹介します。
ワインを構成する要素には
以下のようなものがあります。
①酸味
②甘味
③渋味
④フレッシュさ
⑤香りの複雑さ
それぞれ、温度を高くした時、
低くした時の変化を見てみましょう。
①酸味
高い⇒ぼやける
低い⇒強くなる
②甘味
高い⇒強くなる
低い⇒抑えられる
③渋味
高い⇒丸くなる
低い⇒強く、ザラザラになる
④フレッシュさ
高い⇒感じられない
低い⇒際立つ
⑤香りの複雑さ
高い⇒複雑になる
低い⇒単調になる
あとは、そのワインが、
どんな特徴のワインなのか、
どんな味を表現してやると、
美味しくなるのか
それを考えてみましょう。
例えば、ヌーヴォー。
なぜ、少し冷やしたほうが
美味しいのかと言いますと、
持ち味であるフレッシュさや、
心地の良い酸味というものが際立って
美味しく感じられるからです。
それに、もともと渋味が少ないので、
冷やしても渋味がザラつかないんですね。
反対に、ボルドーの複雑な、
渋味たっぷりのワインを
なぜ冷やさないほうがいいのかと言うと・・・
複雑さがなくなって、
ただでさえ強い渋味が、
さらに強くザラザラに感じられるからです。
甘口ワインを、なぜ冷やして飲むのか。
温度が高いと、
酸味もぼやけてしまって
甘ったるくなるからです。
味の要素と温度の関係さえ知ってれば、
とても簡単ですね^^
ワインの温度を1~2度変えるだけで、
味は劇的に変化します。
ぜひ、やってみてください!