藤沢市民心のふるさと名店ビル [旅行・建築見学]
私の地元、神奈川県の藤沢駅前に立つ藤沢名店ビル
子供の頃からおなじみの商業雑居ビルです。
竣工は1965年で私より半年ほど年上で、大規模開発によって2025年には取り壊される事が決まりました。
元々あった密集商店の地権者達が組合を作って建てたビルであるため、それぞれの思惑もあり、立体迷路のような内部動線となっています。
藤沢駅前で昭和レトロを感じる数少ない建物となってしまいましたので、取り壊し前に一度写真を撮っておこうと思った訳です。
ちなみに、ビルは左側の藤沢名店ビルと右の白いダイヤモンドビルとその裏側に建つプライムビルという3つのビルがエキスパンションジョイントによって連結された複雑な構成です。
ビルの入り口が色々な所にあり、メインの入り口がどこか？が解りづらいのですが、それが又カオスな雰囲気を出しています。
小田急藤沢駅から入るには、この名店ビルとダイヤモンドビルの隙間の通路から。
グレーの梁が名店ビルで白い梁からがダイヤモンドビル。
エキスパンションジョイントにより・・・って書きましたが、ガッツリつながってますね。
巨大地震が来たらアウトだと思われます。それも建て替えの理由の一つです。
通路を進むと中央には3つのビルに囲まれた光庭があります。
普通ならここに向かって窓やテラスを作ると思いますが、ここではいわゆる「できちゃったスペース」と思われます。
JR東海道線藤沢駅からの同線はこちら。
2階に突き刺さる歩道橋ですが、これも後に付けられたもの。
60年代まであった木造の国鉄藤沢駅跡に出来た商業ビルにより、駅と名店ビルの間が分断され、名店ビルへの客足が落ちてしまいました。
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