「1989年12月8日(金) 松山千春コンサートツアー'89 『ishi』 東京厚生年金会館」S4381
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◆更新履歴
V1.0:2017.05.12 初稿
V1.1:2017.05.13 セットリストのMC箇所を追記およびリポートを加筆、修正
V1.2:2020.03.29 是正 チケット画像の差し替え
V1.3:2017.12.08 是正
V1.5:2022.12.09 是正
■1989年12月8日(金) 松山千春コンサートツアー'89 『ishi』 東京厚生年金会館
◇チケット半券画像
◇ミュージシャン
01. ギター(AG):丸山政幸
02. ギター(EG):高村周作
03. ベース:村上聖一
04. ドラムス:小林勝彦
05. キーボード(S):板倉雅一
06. キーボード(P):大石学
07. サックス:園山光博
◆夢野旅人 2017.5.12
前述のように友人が初めて千春のコンサートを観たのが1989年12月2日 。
東京公演5daysの2日目。
その6日後の12月8日、東京最終日。
もうひとり、友人が松山千春のライヴを初めて観ている。
(ライブ会場で配布された東京公演のフライヤー)
友人は、偶然、東京5dayのテレビCMを目にして残席があった最終日のチケットを入手。どの座席位置でみたのだろう。
だって、その友人はコンピュータチケットの半券は捨てるという、自分には理解しがたいことをする。果たして本当に8日だったのだろうか(笑)。
もしも、この5dayに若干の残席もなく、またテレビCMが流れなかったら友人の、松山千春のコンサートはもっと遠のいていただろうという。
それ以来、約28年。
その友人も全コンサートツアーを欠かさず見ていますからね。
きっかけ、そして告知は大事だなと。
そんな東京最終日。
喉のトラブルを抱えながらも東京公演では触れていない。
名古屋は曲数を減らしたが、東京ではコンスタントにフルコーラスで21曲前後。
抑えることなくフルスロットルで歌っていたから、知らなければ、とても喉の調子が悪いなんて気付かない感じでした。
このころは東京公演というと、千春の中で、
物や人、情報、全てが集まる東京に負けられないと気負いがあったように思う。
それが気迫溢れるステージに顕れていた。
本編一部、イレギュラーの「ナイト・エンジェル」。
ベースの演奏だけで歌う、ファーストフレーズをカットせず歌った。
この日から2015年秋の初日・府中まで「ナイト・エンジェル」はファーストフレーズがカットされて歌われる。
この「ナイト・エンジェル」そして「砂の上」 なんかも目茶目茶よかったです。
本編2部。
次に歌うのは「街の灯り」といって曲の話をしたにもかかわらず、最前列中央で手をつないで見ているカップルを見つけて、曲目変更、別れの歌といって「恋」を。
歌い終わって、それじゃお前たちが、可愛そうだからなとイレギュラーの「それだけの愛」を追加。
本編ラストの「凡庸」前のMC。
前日7日同様、2日続いて千春は泣いた。
東京厚生年金会館のステージで千春が泣いたのは1984年12月3日以来。
弟の明人さんが来場していたのな。
俺は進学したかったが貧乏だったから出来なかった。
だから弟には大学に行ってもらいたかった。
その話から、幼少期の話へ。
母親とリヤカー引っ張って金になるものを拾っていた。
それがとても恥ずかしくて嫌だった。
母親のほうが恥ずかしかったに違いないのに、
「オッカァ 恥ずかしい」といってしまったことを今でも後悔している。
といった話をして、
皆が拍手してくれるから俺は歌っていける。
感謝している。
皆には、俺の歌は、
演歌、歌謡曲、ロックと一緒にしてほしくない。
俺の唄は本当の唄、フォークソング、生活の中から生まれてくる唄。
やつらとは違う。
それが俺のブライド。
わかるか。
俺のブライドなんだよ。
貴様らとは違う。
貴様らに俺の唄がわかるはずがない。
それが俺のプライド。
そのプライドを捨てずにこれからもずっと歌い続けたい。
といった内容、似た言い回しで、涙ぐみながらも力強く語っての「凡庸」の壮絶な絶唱。
前日7日もよかったけれど、この日の「凡庸」は忘れられません。
大ラスの「春夏秋冬」の後、終演のアナウンスが流れても5分ほど 、千春コールが続きました。
- ◇演奏曲目表(セットリスト) 松山千春コンサートツアー『ishi』
- <平成元年> 1989年12月8日(金) 東京厚生年金会館
- 01. 季節の中で(ファーストコーラスカット スローテンポ→)
02. 抱きしめたい - <MC01>
- 03. 愛は・・・
<MC02>
04. かざぐるま
<MC03>
05. ナイト・エンジェル(ファーストフレーズあり)
06. 砂の上
<MC04>
07. Say
-衣装替え(後奏延ばし)-
08. SWAY (1)
<MC05>
09. 恋(AG→)(「街の灯り」から曲目変更)
<MC06> - 10. それだけの愛(2)(曲目追加)
<MC07> - 11. 麗 -Rei- (3)
<MC08>
12. ISHI (4)
<MC09>
13. 凡庸 (5)---encore01---
14. MIDNGHT
<MC10>15. BABY
16. どんなふうに
---encore02---
17. SWAY (6)
<MC11> 18-1. 窓
18-2. もう一度
<MC12>
~幸せ~
<MC13>19. 幸せ
~春夏秋冬~
<MC14>20. 春夏秋冬
-
◇1行に複数の曲が明記されているものは、ワンコーラス以上フルコーラス未満。
◇「~曲名~」は、ワンフレーズ
◇「曲名→曲名」は、フルコーラス未満の曲をMCをいれずに続けて歌ったことを示す。
◆アルバム 『ISHI』1989年11月28日
01. 遠い記憶(飛澤宏元)
02. 燃える思い(大石学)
03. MIDNIGHT(飛澤宏元)
04. 麗(大石学)
05. 街の灯り(大石学)
06. センチメンタル(飛澤宏元)
07. ISHI(飛澤宏元)
08. X'mas(大石学)
09. それだけの愛(飛澤宏元)
10. 凡庸(飛澤宏元)◆松山千春コンサートツアー’89 『ISHI』LIVE DATA BASE TOP PAGE
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