「松山千春 『人生の空から』に思うこと~松山千春 全作品解説28~」S2159
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◇更新履歴
V1.0:2014.02.22 初稿
V1.1:2014.04.01 松山千春選曲ベストアルバムの収録有無の追加
V1.2:2014.10.24 リテイクのレコーディングミュージシャンを追記
V1.3:2015.01.17 文章を追記
V1.5:2015.10.20 所有レコードの追記および歌詞の追加
V1.6:2021.05.03 追記
V1.7:2021.05.04 ラジオでのコメントを掲載
V1.8:2022.12.04 追記及びオフィシャル動画・音源の掲載
V1.9:2024.01.09 追記
■ 「人生(たび)の空から」編曲者:大原茂人(オリジナル&リテイク)但し、リテイクのコンダクターは、夏目一朗。
オリジナル: 1980年9月21日リリースの9枚目のアナログシングル。
ニューズレコード移籍第一弾二枚組みシングルレコード。
リテイク: 2006年5月31日リリースのアルバム『再生』のDISC2の6曲目
◇松山千春選曲ベストアルバム『風景』 DISC-1の6曲目(オリジナル)
◇松山千春選曲ベストアルバム『松山千春の世界』DISC-1の19曲目(オリジナル)
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1981年11月21日リリースのシングルコレクションアルバム『起承転結Ⅱ』A面3曲目(CD10曲目)に収録
◆プロモーションアナログレコード
◆所有アナログ・シングルレコード
◆レコーディングミュージシャン
○ オリジナル:後日、追記予定
○ リテイク
01. ドラム:河合洋
02. ギター(AG):丸山ももたろう
03. ギター(EG):好永立彦
04. ベース:入江太郎
05. パーカッション&フルート&サックス:春名正治
06. ストリングス:RUSH by TAKASHE KATO
07. プログラミング(打ち込み):中西進
08. ローズ・ピアノ&シンセ:夏目一朗
◆2024.1.9 夢野旅人
2024年1月7日放送「松山千春ON THE RADIO」。
放送の冒頭から、2024年1月1日、16時10分頃に発生した能登半島地震に触れ、輪島、石川、富山など北陸への思い、御見舞いなどを語りました。
そして、一曲目に富山県高岡で、書いた「人生の空から」からがかかりました。
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私は、富山の高岡という街がありますが、ここでコンサートをやった。その時の朝にできた曲がありました。
まあ、なんでだろうね。
ギターをその当時はな、自分の部屋に持って来て、いつでも弾けるように・・・なあ。
純粋な頃だよ、純粋な頃。
そんな時に、この曲は富山は、高岡で出来た曲です。
「人生の空から」。
◆2022.12.4 夢野旅人
2022年12月4日放送「松山千春ON THE RADIO」。
2022年秋のツアー、今週は大阪公演、神戸公演ということで、大阪、神戸出身のミュージシャンの曲がかかりました。
そして番組の最後に、来週、富山県・新川公演ということで、富山県で作った「人生の空から」がかかりました。
◆2021.5.3 夢野旅人
2021年5月2日放送「松山千春ON THE RADIO」。
コロナ禍の、4都府県で緊急事態宣言のなか、1年半ぶりのツアー、491日ぶりのステージとなった4月29日、市原公演について語り、「人生の空から」がかかりました。
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01.市原に足を運んでくれたお客さん、本当にありがとうございます。
皆様、お元気でいらしゃいますか。
松山千春です。今回も北海道札幌にありますSTVラジオからお届けさせていだきます。
まずは、春のコンサートツアーの初日、千葉県、市原、市民会館。無事終了いたしました。
こうしてNACK5、STVラジオは、生放送で、各局さんは、ま、約一週間位遅れて流れるわけでありますが、市原に足を運んでくれたお客さん、本当にありがとうございます。
NACK5は、埼玉大宮にあるFM曲なので、なかなか聴きずらいと思うんですが、市原でも、聴いてくれている方がな、何十人かいてくれて、ホントに有り難いなと思いますね。
何せ、4月29日な。
約1年4ヵ月な、全くコンサートやってなかった訳だから、な。
新型コロナウィルス感染症、これがもう拡大していく一方でな、そんななか、一年間な、まるっきりやれなかったから、今年はなんとか、な。
去年のよ、春の初日も市原市市民会館だったんだよ、な。2年も続けてな、市原を飛ばすわけにはいかんべや。ま、そう思って感染対策、あらゆる方法をやりましてね。だってお前、俺がだぞ、楽屋入る時にな、検温と、それと消毒と、な、毎回やらされるんですからね。
そりゃそりゃもうみんなで頑張ったなと思いますよ。
02.幕が開く前からね、皆の手拍子、拍手。有り難いわな。
何と言っても、幕が開く前からね、皆がもう、手拍子、拍手。有り難いわな。
何せ、色んな、ま、規制というかね、我々も気をつけなきゃならないからね。
何せお前、客席が50%だろう。な、普段と違ってお客さんな、半分しか入れないわけだからな。
ちょっとあれだたな、最初、戸惑ったというか、ま、逆に言えば、みんなの顔がよく見えた、ね。
あのぅ、よく見えただけであって、綺麗だったとか、そういう意味じゃないんだぞ、な。
03.換気タイムと、後ろ髪を引かれるアンコールは一回。
ほいで、一部と二部の間に15分、換気をするな、換気タイム、あるわけだよ。
アンコールは1回だけ、な。
普段俺な、調子に乗ってダブルアンコール、とかやってたけどね、1回だけ。あと終演時間をしっかり守る、な。
これはもう会館との約束ですからね。やっぱり、そりゃ皆がねアンコール終わってからさ、もう一回やるんだろう、みたいな感じでね、拍手してくれんのはよく分かったけどさ、ま、その後ろ髪を引かれる、その髪がないんだけど、な。
いや、俺も辛かったですね。もう一回幕開けてね、何か歌いたいなって思う気持ちを、何とかしてね、いや、そんなことやってしまったらな、皆に迷惑がかかるし。またこれ自分だけじゃなくてな、他に色々コンサートやっている奴らにな、迷惑かけなきゃならないからな。そこはじっと我慢してですね。
ま、我々超一流クラスの歌い手になりますとね、どんな規制を設けられてもね、その中で自分を100%以上出せる。
聞いたか?皆、え、聞えた?その自信たるや凄いもんですよ、な。
04.ステージで転んだ。
ほんでお前、調子に乗ってさ。
アンコールの時にな、ま、ほんとに1年4か月振りだからさ。
ま、右や左な、曲にノリながら、動いてみよう、って動いたらよ、マイクのコードによ、足が絡まってよ、転んだんだよ。いや、俺もビックリしたけど、あれは客の方がビックリしたと思うよ。
メンバーもびっくりしてたから、ね。キーボードを弾いている夏目なんかね、「やれますか?大丈夫ですか?やれますか?」みたいな状態だったからね。ま、どんだけ楽しいコンサートをやらせてもらったか。
05.客が、ルールを守ってくれた。気持ちよく、コンサートができた。
~リスナーメールの紹介~
そうやって考えたら、あれたよな。
俺も、守るところは守ったけどさ。
な、客も守ったな。
そりゃ、やっぱり普通のコンサートだったらな、やっぱり、
ちはるぅーーーとかな、いろいろ掛け声もあるだろう。
それとかアンコールとかな、知ってる曲があったら一緒に口ずさむっていう可能性は十分あったんだけどな。
ま、市原のお客さんは自制心がもう強いっていうかさ。ああ、コンサートをこうして楽しむんだ。一人でもな、もし声を出してしまたらな、大変なことになるんだ。
よく分かってるね。素っ晴らしいね。
もう自分も気持ちよくな、後ろ髪は引かれたが気持ちよく、市原のコンサート、やらせていただきました。
06.本当に千葉、市原のみんな感謝してます。
~リスナーメールの紹介~
市原さ。
人口27万。
わが、北海道でいえば函館が26万くらいだな。
それがま、二日間、泊まっただけど、
町の賑わいは、27万を感じさせない。
まるで足寄の6,000人みたいな状態だったわな。
しかし、会館はお客さんは半分だったのに、盛り上げていただきました。本当に千葉、市原の皆、感謝してます。
06.長野と石川公演は、客席は65%
この後は自分、ゴールデンウィーク中、長野ホクト文化ホール、そして7日が本多の森ホール、金沢。
これよ、長野県民会館と本多の森ホールは、客席は65%まで入れてもいいらしい。
これまた50パーセントと違ってちょっと賑わいがあるんじゃないかなぁと思ってね、楽しみにしてますが。
今回の一曲目 松山千春「人生の空から」。
「人生の空から」O.A
◆2015.1.17 夢野旅人
去年、2月初稿で、この曲が作られた日を、スケジュール的に見ると、1980年5月13日に富山入りとして、14日明け方から15日の明け方までに作られたと推測できる」と書いていた。
今朝、出てきた1981年初頭のラジオで、千春本人がこう語っている(すべて要約)。
- - - -
「人生の空から」は富山の駅前のホテルで作った。 コンサートを終え、そろそろ寝ようかなと思ったら寝つかれない。
明日またコンサートなんだから寝なきゃと思うが寝られない。 そして、夜が明けてきた。
白々してきて、ディーゼルカーの音がプーと、鳴ったりした。
近くが駅だから。 そろそろ始発の汽車がてるのかなと。
したら、ガサガサと人の声がしたりする。 「おはよう」のあいさつとか。
そんな日常がきこえたとき。
「俺は、今なんでここにいんだべ」って、感じた。
「俺、歌を歌っているから今ここにいるのか・・・」とか、昔の思い出が蘇った。
どうしたんだろう、急に不安になった。
今、自分の立場が、なぜここに、居るんだろうと不安になってきた。
それでギターを持って、不安をぬぐうために弾いたら、
~深く耳を澄ませば 朝一番の汽笛
街はにわかに ざわめいて~とでてきた。
あの曲は、自分に対する勇気付けの歌なんです。
俺には、やりたいことがいっぱいある。
そこに向いていれば、あれやる、これやると、気力が充実してそっちへ目が行く。
でも、ふとしたとき、急に不安になる。
今、置かれている自分の立場に。
どうして、俺はここに居るんだ、今どこへ行くんだみたいに。
そんな思いで、最後のサビの部分に入る。
~まわり道でも 旅の終わりに
君にもう一度 会えたらいいね~
今は、そんな不安の中で、色んなことをやってるかもしれないけど、
いつか、くたばる前に、もう一度、あそこに到達出来ればいいやみたいな。
そんな感じで、そういう勇気づけの感じで、作った歌で。
そんな感じで、俺の曲っていうのは大体出来てます。
- - - -
ゆえに「人生の空から」は、
5月14日の高岡でのコンサートが終了した日の明け方、5月15日に書き上げたのだと。
そのときの心情も述べられているので追記しました。
◆2014.2.22 夢野旅人
自分が10代前半から半ばのころ。
そのころ松山千春の楽曲の中で、どれが特に好きだったのか、それぞれの曲のファーストインパクトを思い起こそうとするのだが、よく思い出せない。
当時のフェイバリットソングを集めたアナログカセットテープ。
インデックスの曲名を見てもいまいちピンとこない。
やっぱりシングルや代表曲が好きだったのかな、はっきりしない。
ただ、「人生の空から」は発売当時からめちやめちゃ好きだったことは、はっきりと覚えている。
歌詞の意味はさして考えなかったが、レコードのイントロの響きと、あの魔法のような声が大好きだった。
ニューズレコード時代。
レコード会社は、もちろん力を入れてプロモーションを行っていた。
新譜がリリースの際は、テレピCMやラジオCMスポットを流していた。
当時、ラジオをつけると 「人生の空から」のラジオCMスポットが流れた。
4曲入りの2枚組みだったので、タイトルナンバー以外の曲も紹介していて数ヴァージョンあった。
千春もリリース前後は、ラジオやインタビューなどプロモーションに協力していた。
当時、土曜日午後のニッポン放送では、『高島秀武のマンモス歌謡ワイド~オリコン全国ヒット速報ベスト100~』という番組があった。 オリコンの週間チャートのベスト100を紹介する番組である。
土曜の午後はだいたい(地域では規模の大きい本格的な)自転車屋でお手伝いのまねごとをしていた。 いつもニッポン放送が流れていた。 パンク修理をしていると「人生の空から」がランクインしていて、松山千春が電話出演した。 たわいない話だったけど、ラジオから流れてきた「人生の空から」に、純粋にいいな、この曲と思ったものでした。
有名な話ですが、松山千春が北海道以外で作った唯一の曲だという。
ツアー中に富山県でつくられたという。
1980年4月12日新潟県・上越文化会館 14日富山県・高岡市民会館、 15日長野県・上田市民会館。
~深く耳を澄ませば 朝一番の汽笛 街はにわかにざわめいて~
スケジュール的に見ると、13日に富山入りとして、14日明け方から15日の明け方までに作られたと推測できる。
ついこの間まで知らなかったのだが、この曲をスタッフ以外で初めて聞いたのは、おすぎだという。
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1980年7月13日の宵々山コンサートの後、おすぎが千春の足寄の自宅に3週間おしかけたとき出来たばかりの「人生の空から」を聴かせてくれたという。
コンサートでは、80年秋、81年春、81年秋と歌われ、それ以降1年半から4年のインターバルだったが、近年のコンサートでは頻繁に歌われている 。
人生とかいて(たび)と読む。
~まわり道でも 旅の終わりに
君にもう一度 会えたなら いいね~
旅の終わり。
つまり人生の終わり。
ある意味、この歌は松山千春のコンサートツアー=人生のテーマ曲だと思うのです。
◆2013.4.20 夢野旅人
◆歌詞及びオフィシャル動画・音源
深く耳をすませば 朝一番の汽笛 街はにわかに ざわめいて
遠い旅の空から 君に送る便りは 力まかせの なぐり書き
まわり道でも 旅の終りに 君にもう一度 会えたならいいね
いつも怯えていたね 風の音にふるえて はき出す言葉は ぐちばかり
君なら良くわかるね こんな僕の気持が 今なら一から やれるよね
まわり道でも 旅の終りに 君にもう一度 会えたならいいね
まわり道でも 旅の終りに 君にもう一度 会えたならいいね
◆松山千春全作品に思うこと~全作品解説1980-1981 インデックス2
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